今回は途中でGPSのアプリがフリーズしてしまったので、琴石山山頂から三ヶ岳の麓までGPSデータを取る事が出来ず、距離と平均速度は推定です。地図もその区間は直線で描かれてしまいました。
時間:約1:45:00 距離:約9km 平均速度:約5.2km/h 獲得標高:750m以上
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今回は父が途中まで送ってくれたので、登山口手前の水車がスタート地点。琴石山に登るときはJRの柳井港駅からが一般的らしいので、700m程度楽をしています。
ここから少し舗装路を進み、林道(舗装路)と登山道(地道)の分岐で「道幅狭く急登あり ミニアルプスの感あり」と書かれた「地道」へ。どうやら最も初期の登山道らしく、これが山頂まで最も距離が長く最もキツイ様です。近くで草刈りをしていたおじさんに「これ通れますか?」と尋ねると「大丈夫、大丈夫」と軽い感じで返事が返ってきたのですが、これが間違いでした。
今回通った「ミニアルプスの感あり」の登山道(地道)、勾配もそれなりにあるのですが、それよりも蜘蛛の巣が大きな問題でした。このコースだと琴石山の見所「桜の木」や「琴石」などを見る事が出来ませんし、単純にあまり整備されていないので通る人もいないのでしょう。もう随分と誰も通っていないらしく、数メートルおきに枝で蜘蛛の巣を落とさないと進めないので、常に腕を振り回している状態。走るどころではなく、少し速い「登山」状態でした。蜘蛛の巣が無い時期なら、単に勾配のきつい道なので、所々走る事も出来そうです。「ミニアルプス」感があったのかどうか分かりませんが、このコースは「トレイルラン」には向きません。
山頂では大島なども見え、良い景色。一番下にデジカメのパノラマ機能で撮った写真を載せておきます。
ここからは三ヶ岳の山頂へ向かう為、尾根沿いを進みます。ここも人が通っていないらしく、腕を振り回して蜘蛛の巣と戦いながらの走行。あまり勾配がきつくないので、走る事も出来ますし、下りはほぼ階段でした。なんだかこの辺りから冒険をしているような気分に。
三ヶ岳は順に東岳、中岳、西岳と3つのピークが有るので、降りたり登ったりですが、東岳まで来れば後の中岳と西岳はそれぞれ少し進むだけです。初めの「東岳」が山頂らしく、ここからは山方面を綺麗に見る事が出来ました。
中岳はどこかよく分からなかったのですが、西岳からは柳井市街を綺麗に見る事が出来ました。写真の場所はかなり急な岩場の下りなので、きっと腰が引けた状態で写真を撮っています。水平が取れていませんね。
後は柳井市内の金剛寺を目指して三ヶ岳と大師山をひたすら下っていきます。やはり山口だと広島と違い、あまり登山・トレイルランの習慣が無いのか、この先もそれ程整備されている訳では無く、相変わらず棒を振り回しながら下っていきました。草もかなり伸びているので、何か出てきそうな雰囲気満点。出来るだけ早く金剛寺まで駆け下ります。
少し距離が長かったのですが、一気に金剛寺境内まで出た所で手を洗わせて頂きました。籔があまりに息を切らせながら走ってきたので、掃除をしている人から「大丈夫ですか!?」と声をかけられる始末。どうやら何かに噛まれたと思われた様です、山を走って下りてくる人とかいないのでしょうね。
かなり疲れていましたし、トレイルランシューズのアウトソールが削れてもいけないので、金剛寺から家までは歩いたりゆっくり走ったりと、ぼちぼち帰りました。少し前に「金魚提灯祭り」があったので、市内には金魚の提灯が沢山泳いでいます。
今回のコースは走れない場所(急勾配、蜘蛛の巣)が多いので、トレイルランをするなら籔はお勧めしません。登山ももう少し綺麗なルートがありそうですし、同じルートを通るとしても蜘蛛の巣の無い秋以降が良さそうです。
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