そういえばシャモニーでの観光について全く書いていなかったと思い出し、せっかくなのでまとめておきます。今回行ったのは「Chemin de fer du Montenvers」という氷河を見に行く登山鉄道と、「Aiguille du Midi」というモンブラン付近まで登れるケーブルカーの2つ。街全体が観光地のようなものですし、トレイルランナーはどうせなら足で山に登った方が楽しい気がしますし、かなり高いケーブルカーや電車の料金も安く済みそうです。
「Chemin de fer du Montenvers」、通称「モンタンヴェール鉄道」・「メール・ド・グラス氷河」は「TDS」の受付をする前に乗りに行きました。1,913mまで登るので、ちょっとした高度順応を兼ねてという感じでしょうか?赤い登山鉄道が2台続けて走るので、予約無しでも乗る事ができます。
乗客数をコントロールしてくれているのか、それほど混まずにユッタリとした車内で、行きは進行方向向かって左側に座った方が景色が綺麗だと思います。特にUTMB・CCCに出る人はシャモニーへ降りてくるルートが見えるので、レース前に乗っても楽しいかもしれません。
降りてくる電車とのすれ違いで少し止まるのですが、ここからはUTMB・CCCのコース終盤がしっかりと見えます。
電車を降りると身近なロープウェイを乗り継ぎ、階段を少し歩いて氷河を見に行く事ができました。ここは電車を降りたところで写真を撮っている人が多いのですが、写真は後回しでロープウェイへ行く事をお勧め。階段で渋滞します。
氷河は涼しくて気持ちいいなという感じでしょうか、氷河によって削られた渓谷美の方が見応えありました。ゆっくりと登山電車に乗る事を楽しめる観光地でしょうか。チケットは片道と往復が選べるのですが、トレイルランナーなら片道を購入し、帰りは走って下山しても面白いと思います。標高差1,000m以上あるので、レース前にはお勧めしませんが。
「Aiguille du Midi」、通称ミディはケーブルカーを乗り継いで3,842mまで一気に登ります。シャモニーで最も人気がある観光地で、到着した日に翌日のチケットを予約しようとしたら売り切れでした。当日券も朝の6時半に並ぶと帰るようですが、毎朝行列なので、数日後の予約をするのが良いかもしれません。
ここはとにかく景色が最高で、目の前にはモンブランが見え、本格的な登山へ出発する人なども間近に見ることができます。籔は登山はしませんが、旅立っている人を見ていると登山がしたくなってくるから不思議。
スイスのユングフラウヨッホと比べると、片側は雪山で、もう片側には街が見えるという点が違いでしょうか?午後に上ると街にも日が差して更に綺麗な景色が見えそうでした。
こちらはケーブルカーの中継点「Buvette du Plan de l’Aiguille」から走ったり、ここまで走って登っても楽しそうでした。ロバもいましたし、付近のトレイルは少し岩っぽくてテクニカル。こちらもまたゆっくり走りに来たい場所です。
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