笠戸島トレイル被害状況調査

 笠戸島の登山道が災害で被害を受けていないか、調査のために気を付けながら笠戸島を縦走してきました。入山はいつもの「国民宿舎 大城」前の登山口と考えていましたが、ここもがけ崩れの危険性で通行止めでした。

 島の一番奥まで続いている県道が通行止めのため、島の公共交通は船。何かあった時の救護にも時間がかかりますし、いつもより更に気を付けて進みました。「国民宿舎 大城」や「笠戸島ハイツ」へは問題なく車で行けるのですが、いつもより人が少なかったような気がします。もしかして今が狙い目?

 トレイル自体は被害のない所も多く、笠戸島の夏らしいトレイルを楽しむことができました。ただ、草は随分と伸びており、掻き分けて入る所もあります。暑さを避けて日の出の5時過ぎにスタートしましたが、それでも水の消費量が凄い。どこに被害があるか分からないので多めに2L持って行ったので、遠慮なく飲みました。

 こんなところから海が見えたっけ?と思ったら、先ががけ崩れして景色が開けていたり、やはり島の全域に渡って被害はありました。それでもスカイの名前がついているトレイルは防火帯として整備されているだけあり、ほぼ被害無し。流石です。何かあると止まって写真を撮るを繰り返しながら先へ進んでいきます。

 戦争の遺跡も被害を受けているかと思っていましたが、意外とどこにも被害なし。やはり頑丈に作られているのでしょうか?

 被害が酷かったのは深浦周辺。尻高山登山口から深浦の集落までの林道はがけ崩れで完全に塞がれていますし、深浦から入山して北へ縦走していくという事はできません。逆にこの登山口へ尻高山から下山してくると、再び尻高山へ登り返して戻る事になるので、かなり距離が伸びてしまいます。

 また、深浦の集落から伸びている観音道も塞がれていて通れませんでした。ここは大規模に崩れて酷い状況。みかん畑があったのですが、見る影もなくなっていました。集落まで土砂が流れなかったのが救いでしょうか。

 全体的にはメインの県道が通行止めなのでエスケープが出来ませんし、島の一番奥にある深浦への下り口は全て崩れて通れないので、島の奥まで行っても集落へ降りられずに戻らなければなりません。他のトレイルも倒木やがけ崩れなど被害があるので、少しの間は島のトレイルに入らない方がいいかなと感じました。また、復旧されてきたらここでお知らせしようと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アバター画像

本州の端っこ在住。 長閑な非都市部でフルート、ピアノ、作曲を勉強中。競技でパワーリフティングにも取り組んでいます。色々としているおかげで、常に新しい課題だらけ。飽きる暇もなく、楽しめています。