2017 MSIG Singapore Action Asia 50, 移動・宿泊まとめ

 シンガポールで開催された「MSIG Singapore Action Asia 50」へ出場した際にかかった費用をまとめました。レース参加費なども全て含めて99,434円。大都会シンガポールは宿泊費なども高く、便利そうで安いところを探したのですが、なかなか費用を抑えられませんでした。この価格なら中国本土の大会とかの方がいいかなと思いますが、シンガポールの良いところは英語が通じること。籔が話した人はみんな英語を話せましたし、大会のアナウンスも全て英語。特に今回は途中でレースが中止となったので、英語でのアナウンスでとても助かりました。

交通費

 飛行機は広島空港から上海を経由してシンガポールへ。出場が確定したのが3月末でしたし、夏休み期間だからかそこまで安くなっておらず、飛行機代高いなと思いながらの予約。ですが、乗継時間も最低限でスムーズでしたし、ルートは良かったかなと。7月から中国は夏休みらしく、上海の空港は混雑していました。

 空港からホテルのある街中まではエアポート・シャトルバスを利用、相乗りタクシーみたいな感じですが、ホテルまで連れて行ってくれるので楽でした。また、チケットの購入も券売機でホテル名を選択するだけですし、クレジットカードで決済することができました。これでSGD9(約800円)なら良いのかなと。
 帰りはエアポート・シャトルバスを予約し忘れていたので、空港までタクシー。行きに往復ともエアポート・シャトルバスを予約しておけば安いようです。空港まで3車線あり、約25分。スムーズに進んでくれるので速いです。

広島 〜 シンガポール(飛行機) 往復中国東方航空48,500円
空港 〜 ホテルエアポート・シャトルバスSGD9(約800円)
ホテル 〜 空港タクシーSGD29(約2,580円)
合計51,880円

宿泊費

 宿泊は街中の便利なところで、出来るだけ費用を抑えようと探しました。ただ、全体的に宿泊費の高いシンガポールですし、今回はホテル滞在も長いので安過ぎるところは除外。バランスが良かった「Peninsula Excelsior Hotel」にしてみました。3泊で39,804円ですが、地下鉄の駅まで近くてレース後もすぐに帰れましたし、主要な観光地も徒歩で回れるところが多かったです。
 ショッピングセンターやコンビニも近くにあってとても便利でしたが、ちょうど横の区画が工事をしており、夜遅くまで工事の音が聞こえていました。籔は少々うるさくても眠れるので大丈夫でしたが、音が気になる人はここ数年やめておいた方がいいかなと。

Peninsula Excelsior Hotel3泊39,804円

その他

 参加費は50kmの大会で5,300円なので、かなり安いかなと思います。この価格に参加賞のTシャツやサンバイザー、ゴール後のご飯やアイスキャンディーも含まれているので、お得感がありました。ただ、エイドは最低限で水とバナナ・オレンジのみ。コーラがあると嬉しかったですが、エイドでの滞在時間が短くて良かったかなと。コースが楽しいのでエイドで楽しまなくても、コース上で十分楽しむことができました。

MSIG Singapore Action Asia 50 エントリィ費SGD655,300円
海外旅行保険4日間2,450円
合計7,750円

Trail run, 2017 MSIG Singapore Action Asia 50

 まだ訪れたことの無かったシンガポール、大きな都市のど真ん中で開催されるレースはどのような感じなのか気になり時期も良かったのでエントリィしてみました。山が無いという事は分かっていたので、カンボジアでのレースと同じ雰囲気を想像していたのですが、こちらは自然公園の中のシングルトラックを走る、かなり走れるトレイルレースでした。
 ただ、レース開始から1時間程度経ったところで降り始めた雨と雷で警報が出たらしく、レースは50km走らずに終わってしまいました。予定通りのペースで順調に進めていたので、とても残念だったのですが、仕方ありません。周回コースでコース自体は一通り走れましたし、とても楽しく走れたのは良かったです。

大会概要

  • 大会・・MSIG Singapore Action Asia 50
  • 場所・・Hindhede Nature Park(シンガポール)
  • 日時・・2017/07/15
  • 距離・・21km(獲得標高 360m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:28℃(スタート時)
  • 結果・・3時間00分54秒 大会短縮 179位(345人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start 〜 CP1(5km地点)5km0:41:080:41:08
CP1(5km地点) 〜 CP2(7km地点)2km0:16:170:57:56
Refreshment CP2(7km地点)0:01:050:58:30
CP2(7km地点) 〜 CP3(15.5km地点)8.5km1:12:432:11:13
Refreshment CP3(15.5km地点)0:01:352:12:48
CP3(15.5km地点) 〜 スタート地点(21km地点)5.5km0:48:053:00:54
合計21km3:00:54

使用機材

 暑くなる前の前半に出来るだけ進み、後半は暑さとの勝負になると考えていたので、サンバイザーではなく帽子にしたのですが、雨が降ったので全く関係なし。5時半と真っ暗な内にスタートしますし、スタートしてから1時間半は暗いのでライトが必須でした。今回はとてもコンパクトなものを使用しましたが、短時間の使用なのでこれで十分かなと思います。
 そして、この所少し痩せたので、ザックやハーフパンツが少し大きく感じて困りました。特にハーフパンツはポケットに使い終わったヘッドライトを入れて走っていると下がってきて走りにくい。体重が減って嬉しいのですが、装備が変更になるのは少し困ります。ザックは高いのに。

  • シューズ・・Inov-8「TRAILTALON 250 MS(26cm)」
  • シューレース・・Nathan「LOCK LACES」
  • バックパック・・Ultimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」
  • GPSロガー・GARMIN「Foreathlete 35J」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・BUFF「Pack Run Cap」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ライト・・Black Diamond「ION」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・PowerBar「PowerGel Shots」5個
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」

レース展開

 コース全体を通しての標高差が50m程度しかないので、とにかく走れる半分はクロスカントリーの様なコースです。コース図を見ていると林道や舗装路が多いのかと思っていたのですが、意外とジャングルっぽいシングルトラックや鬱蒼としているトレイルも多く、とにかく走っていて楽しいコースでした。スタートはなんとなくぞろぞろ集合して、なんとなくスタート。ほぼ最後尾からゆっくり走り始めました。

 スタートから300mはロードを走りますが、いきなり1人しか通れないシングルトラックを通って林道へ出るので、渋滞が発生。とはいえ、ほぼ最後尾にいて4分程度しかかかっていないので、あまり大した渋滞ではありません。

 この入口渋滞さえ抜ければ後は林道のようなところを走っていけるので、ストレスなく先へ。照明が設置されている場所もあり、ライトを頼らずに進める場所も多かったです。CP1はスタートして5kmですし、2km進むとCP2があるので素通り、コースの都合でエイドが配置されているので間隔が適当ですが、たくさんエイドがあるので困りません。

 CP1からCP2は公園の中の舗装路を走っていく感じ。時間的にも16分ですし、すぐに到着です。この辺りから少しずつ暑くなってきたような感じがあり、省エネ走行を心がけるようになりました。この日の気温は高くなかったのですが、湿度が高くて汗が出てきます。

 CP2だけではなく、エイドで補給できるものはほぼ全て水・バナナ・オレンジの3つだけ、徹底しています。エネルギィはジェルで補給すると決めていたので、籔は水だけ補給していきましたが、ザックにバナナが刺さっている人多数。これだけあれば補給には困りませんね。

 CP2を出ると、次のエイドまで8kmと少し長い区間。まずはクロスカントリィのような道幅が広くてアップダウンが続く区間ですが、前日の雨で田んぼの様になっていました。ところどころ埋まりながら、無理せず先へ。窪んでいるところも多かったので、ライト必須で地面をよく見て走った区間です。

 この後は草が鬱蒼としたスリッピーなトレイルを抜けて、10km地点からようやく走りやすいトレイルへ。ここからCP3までの5kmが森の中を抜けていく楽しいトレイル。マウンテンバイクとハイキングのコースが分けられていたりと、安全に走れる工夫のされているトレイルでした。この辺りで後ろから普段はトラックで走っていそうな集団に抜かされたのですが、あまりの速さに驚きました。後から聞くところによるとケニア勢だったらしいですが、すごいスピードでトレイルを抜けていきます。

 直射日光に苦しむコースかと考えていたのですが、森の中を抜けていく区間が多いので、意外と太陽にはあたりません。雨が降ってきても、直接体にはかからない程度で、涼しくて気持ちいいほど。ただ、雷が鳴り出したのは少し危ないなと。雷に注意という看板も所々設置されていますし、高い木には近寄らないようにして淡々と前へ。雨もあまり酷くありませんし、この時点では中止になるとか全く予想していませんでした。

 CP3近くのロードまで出ると、コースを逆走して来る選手がチラホラと。どうしたのか聞いてみると、レースが中止になったのでロードで帰ると。雨も弱くなっており、中止の理由が分かりませんでしたし、とりあえずCP3までは行ってみることに。

 CP3でスタッフに確認しても、やはりレースは中止になったと。ただ、理由は分からず、とりあえずロードで帰っても良いし、トレイルを通っても帰れるとのこと。折角なのでトレイルを走って帰ることにし、レース中止記念の写真を撮ってもらい、スタート地点へ向けて出発。

 CP4までの2kmは再びクロスカントリィのようなコースですが、雨が降って更に田んぼ感が強くなっており、しっかりと埋まりながら先へ。レースも終わっていますし、この辺りは埋まるのが面白く、周りのみんなと笑いながら進んでいました。

 最後CP5までの3kmは雨でドロドロになっていましたが、走って楽しいシングルトラック。10kmや21kmコースの参加者も入り乱れてコース上は選手が沢山いたのですが、ストレスを感じるほどではなく、楽しく走って行けました。普段はトレイルを走らないのかなという雰囲気の人が滑りながらとてもユックリと進んでいたり、大転倒していたりと、なかなか凄い状況になっていました。

 川も増水して溢れたりしていたのですが、酷い場所はちゃんと整備してあるので、あまり気にせず渡れました。自然公園の中ですが、よく人の手が入っているトレイルでした。

 スタート地点まで帰ってきたので、早々に帰ろうとしていると、何やらゴールゲートへ誘導が。レースは中止になったはずですし、どうしてゴールゲートを通るのだろうと思っていたのですが、どうやら中止ではなく距離が21kmに短縮されただけだったようです。50km走るつもりで21kmしか走れなかったので不完全燃焼ですが、短縮コースは一応完走したという事で良いのでしょうか?

まとめ

 コースも走れてとても楽しかったですし、運営もしっかりしていてとても良いレースだったのですが、コース短縮になった事を大会中止と伝えていた事だけが残念でした。籔がコース上で出会ったスタッフはみんな「中止」と言っていましたし、周りの選手も中止だと思っていました。コース短縮になったと知ったのも、大会終了後に記事を見てから。コース上でのアナウンスは徹底して欲しいです。
 土曜日にレースがありますし、会場も街中から近く、観光ついでに気軽に走りに来れるレースでとても良かったと思います。コースは短縮されましたが、とりあえず一通り走ることができて、シンガポールのトレイルを満喫しました。

 こちらはレース結果をまとめた記事なのですが、籔が写っている写真を使ってもらえていました。レースが中止になったと聞いた後で、周りの人と遊びながらスタート地点へ向かっている所だったのですが、写真だと真面目に走っている様に見えるので凄いです。

Trail run

 昨年は大雨の為に途中で中止となってしまった大会なので、今年こそ最後まで走りたいと思って出場したのですが、どうも体が動かずに4時間程度経った頃から熱中症のような症状でフラフラし始め、後半は歩き通すことになりました。何とかウォーターステーションまでたどり着きましたが、それ以上は危なかったのでリタイア。「Yading Skyrun」後はなかなか気持ちの切り替えができずに練習をしていなかったので、単純に練習不足で走れなかった気がします。

大会概要

  • 大会・・第2回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田(エキスパートコース)
  • 場所・・恐羅漢山周辺
  • 日時・・2017/5/28
  • 距離・・65km(獲得標高 3,720m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:10℃(スタート時)
  • 結果・・7時間12分40秒 横川口 Water Station(35km地点)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start(恐羅漢スノーパーク) 〜 A1 聖湖16km2:25:492:25:49
休憩 A1 聖湖16km地点0:02:262:26:15
A1 聖湖 〜 A2 恐羅漢スノーパーク11km2:03:284:29:43
休憩 A2 恐羅漢スノーパーク27km地点0:04:174:34:00
A2 恐羅漢スノーパーク 〜 Water Station 横川口8.5km2:38:407:12:40
TOTAL65km7:12:40

使用機材

 このコースは3つのループに別れているのですが、毎回同じところに帰ってくるので、そこにドロップバッグを置いておく事ができ、荷物はできるだけ身軽にしていきました。ヒンヤリと冷たい風が時折吹きますが、動いていれば寒さは感じません。Aループはかなり走らされるのでポールは持たずに行ったのですが、Bループからは有った方が楽かなと。来年は持っていくと思います。

  • シューズ・・Inov-8「TERRACLAW 220 MS(IVT2551M1/BLB 26cm)」
  • シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
  • バックパック・・ULTIMATE DIRECTION「AK MOUNTAIN VEST 3.0(MD)」
  • ハイドレーション・・ULTIMATE DIRECTION「BODY BOTTLE PLUS」2個
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500B」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • グローブ・・SALOMON「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
  • レインウェア・・モンベル「トレントフライヤー ジャケット(S)」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・Power Bar「Power Gel」 6個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 熊鈴

Start(恐羅漢スノーパーク) 〜 A1 聖湖

 色々とご挨拶をしているといつの間にかスタート、気づくとほぼ最前列から走り始めていました。スタート直後はロードで一旦降り、スキー場を登る様になっているので、ここで随分と知り合いに挨拶をすることができました。5時スタートですが、もうライトは必要のない明るさです。

 ここから気持ちの良い九十九折トレイルを下ると5kmの林道ですが、今回は林道があるということを知っていたので心折れず。苦手なのでユックリですが、着実に走っていきます。ここもユックリ走っていたので、後ろからたくさん声をかけていただきました。広島のレースは知り合いばかりで新鮮です。

 高岳へ続くロードは少し詰まったりもしていましたが、籔には良いペース。この辺りから風がないと暑く感じ始めました。思い返してみると、この暑く感じたところで水をかぶって冷ませば良かったのかなと思います。あまりペースは上がりませんが、小さなアップダウンが続く楽しいトレイルです。

 高岳の山頂まで来るととても良い天気、これから降りていく聖湖が綺麗に見えましたし、日差しが痛いほどでした。それほど急でないトレイルのくだりを降り、ロードを走って聖湖の第1エイドへ到着。昨年は歩いたロードも何とか走ります。

A1 聖湖 〜 A2 恐羅漢スノーパーク

 エイドからは林道とロードを通り、牛小屋谷のトレイルへ。昨年はしっかり歩いたところも少し走ったりしながら、前半は出来るだけ前へ。林道から林道のようなトレイルを通ってロードへ出るのですが、意外と長く感じるのでロードへ出るまでに疲れていました。

 牛小屋谷の川沿いトレイルは昨年よりも格段に頑丈な橋がかけられており、よくこんなに整備してもらったなという感じ。今年は雨が少なかったので水も少なく、なんとなく走っている内に水に浸かる機会を逃していました。この辺り、水に浸かりたいとずっと考えていたので、浸かれるポイントがなくなったことに気づいてショック。思えばここからトボトボ歩きが始まったような。

 泳げなかったショックを引きずりつつ、何とかエイドに帰りトイレへ行って次のBループへ。随分と体調が悪くなっていたのですが、時間は十分にありましたし、歩いていたら治るかなと考えて気楽にスタート。

A2 恐羅漢スノーパーク 〜 Water Station 横川口

 台所原へ向かう林道は太陽が当たるところだけ走り、日陰は歩くと決めて前へ。体調が悪くて恐羅漢山へ登り切れるかなと心配でしたが、とにかく足を動かすことだけ考えていたら、いつの間にか山頂に着いていました。ペースは遅いですが、淡々と。高所での呼吸法を実践していたのですが、普通の登りでも随分と楽な気がします。昨年は虫に襲われて大変でしたが、今年は雨があまり降らなかったからか虫も少なくて快適でした。

 恐羅漢山から旧羅漢までは歩行区間なのですが、影があまりない場所も多く、ついに歩くのもキツくなってしまいました。それほどアップダウンもありませんし、いつも泥濘んでいる場所も乾いていたりと歩きやすいはずなのですが、全く進まず。この辺り、写真を撮ることも忘れているので、なかなか体調が悪かったのかなと。

 旧羅漢から横川口までは楽しい下りなのですが、ここも悲しいほど走れず。みんなが楽しそうに走っていくのを見ながらトボトボと下山しました。走れたら楽しいと分かっているところで歩くしかないのは、なかなか精神的に良くないです。

 なんとかWater Station 横川口までたどり着いて、迷わずリタイアを選択。スタート地点へ連れて帰ってもらった車を待つ間も、色んな人とチョコチョコ会話をさせてもらい、全く飽きずに待っていることができました。次は待たずに最後まで走れるように練習しておかないと。

Trail run, 2017 Yading Skyrun

 「Yading Skyrun」についてのレポートを書きました。レース2つと成都・亜丁観光が出来たので、かなり充実した大会参加・旅行です。最も大変だったのは、移動やらの時間で睡眠・回復時間を確保できなかったこと。もう少し早く走れるとしっかり休めるのでしょうが、籔のペースだと少し眠たいままレースや移動をする事になりました。

 心配していた高山病の症状ですが、籔はあまり低酸素に強くなかったのですが、それでもある程度の対策をして行けばあまり問題ありませんでした。恐らくランナーで、あまり張り切ったりしなければ問題ないかなと。籔は低酸素ルームなどで呼吸法を習ったのですが、高地では走っている時は常に、普段も意識して呼吸をしていました。呼吸法の習得は必須かなと思います。

 全体的な日程は以下のようになっています。VKとUltraの両方に参加するならこの日程が最低限で、これより短いとかなりキツイです。飛行機などはいつも通りですが、現地でのシャトルバスや大会のスタート・ゴールへの移動など、シャトルバスに乗る機会が多く、なかなか大変だったかなと。

  • 4/29 広島→上海→成都 成都宿泊
  • 4/30 成都→稲城→(シャトルバス)→亜丁 亜丁宿泊 前日受付
  • 5/01 Yading VK 7km
  • 5/02 Yading Kora Ultra 46km
  • 5/03 亜丁→(シャトルバス)→稲城→成都 成都宿泊
  • 5/04 成都→上海→広島

 個別のレポートはこちら。

Trail run, 2017 Yading Skyrun

 前日のバーティカルレース「YADING VK」に続いて2日連続のレース。2日連続の大会は初めてだったので走れるか不安でしたが、前日にとても抑えて走っていたのが良かったのか、高地ではそもそもあまり走れない状態だったのか、あまり前日の影響なくレースを進める事ができました。
 このレースはコースの約6割が標高4,000m以上で、標高4,700m程度まで2回登るというもの。下りは殆どなく、ほぼ登りっぱなしのコースです。登りはゆっくり、下りで頑張るといういつものパターンが使えませんし、高地での天候や体調の変化に対応できるかと、直前までかなり心配してスタートしました。
 結果的には制限時間ギリギリですが、最後の下りを飛ばして何とか完走。やはり1つ目の4,700mへ登る途中で高山病の症状が出始め、最後までそれを引きずりながらのレースとなりました。

大会概要

  • 大会・・Yading Skyrun(YADING KORA ULTRA 46KM)
  • 場所・・稲城亜丁(中国)
  • 日時・・2017/05/02
  • 距離・・46km(獲得標高 3,051m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:10℃(スタート時)
  • 結果・・13時間34分01秒 81位(完走94人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start 〜 CP1(4km地点)4km0:26:120:26:12
CP1(4km地点) 〜 CP2(12km地点)8km1:33:471:59:59
CP2(12km地点) 〜 CP3(18km地点)6km1:33:023:33:01
CP3(18km地点) 〜 CP4(21km地点)3km0:42:504:15:51
Refreshment CP4(21km地点)0:02:474:18:38
CP4(21km地点) 〜 CP5(25km地点)4km1:36:015:54:39
Refreshment CP5(25km地点)0:10:466:05:25
CP5(25km地点) 〜 CP6(33km地点)8km2:20:058:25:30
CP6(33km地点) 〜 CP7(38km地点)5km1:54:0910:19:39
CP7(38km地点) 〜 CP8(41km地点)3km2:04:0112:23:40
CP8(41km地点) 〜 GOAL5km1:10:2113:34:01
合計46km13:34:01

使用機材

 前日に過ごした感じだと日中は暑いので、そこまでの装備は必要ないかと必須装備だけを持って走りました。それでも、必須装備にダウンジャケットやレインウェアなどは入っていますし、ザックはパンパン。レース中は天気が崩れずにこの装備で大丈夫でしたが、天候が崩れると雪も降りますし、かなり寒くなるので対策が難しくなりそうです。
 地面が岩のところも多いので、もう少し底の厚いシューズにしようかと思っていたのですが、軽さを優先して選びました。これは結果的に大正解。標高が高くてあまり走れないので、路面が固くてもあまり痛くなりません。水もペットボトルで提供されるので、このザックで良かったなと。ハイドレーションにしていると給水にとても時間がかかるところでした。

 また、装備に入っているイブプロフェンは必須装備。籔は嘔吐したらリタイアしようと決めていましたし、薬は飲みませんでしたが、コース的にも薬を飲まなければいけないくらいならリタイアした方がいいと思いました。

  • シューズ・・Inov-8「TRAILTALON 250 MS(26cm)」
  • シューレース・・Nathan「LOCK LACES」
  • バックパック・・Ultimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・SALOMON「XA+CAP」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」、GENTOS「SG-325」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • ミッドレイヤー・・Haglöfs「SHIELD JACKET(XS)」
  • ミッドレイヤー・・UNIQLO「Ultra Light Down Jacket(M)」
  • レインウェア・・mont-bell「トレントフライヤー 上(S)」
  • 補給・・PowerBar「PowerGel Shots」4個
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • テーピング・・New-HALE「AKT 5m×7.5cm(1m分)」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」
  • イブプロフェン

レース展開

Start 〜 CP5(25km地点)

 レースの前半部CP5までは川沿いの緩い登りをとにかく登っていく区間。標高3,000mをスタートして4,100mまで、適度なアップダウンはありますがどんどん標高を上げていきます。スタートは「Yading Yizhan Hotel」の目の前。スタートとゴール地点が違うので、ゴールへ送る荷物を預けないといけませんが、他には何もする事がないのでゆっくりです。

 スタートして初めの1kmは街中を抜けるロード、みんな勢い良く走り始めますが、標高3,000mあるのでかなり抑えてスタートしました。そこから先はダブルトラック、工事用の道路みたいなところをゆっくり走っていきます。このような道がCP1まで続くので、すぐに到着。ただ、すでにこの時点でフラフラしている人もいましたし、標高が高いことを忘れてはいけません。

 エイドで目立つのは酸素ボンベ。吸っている人も多かったですが、やはり濃度の高い酸素を吸うと回復するのでしょうか?水、スポーツドリンク、コーラ、レッドブルなどは有り、食べ物もクッキーやバナナなどが置いてありました。

 CP1を出ると、CP3(18km地点)まではずっと川の横を通るシングルトラック。谷になっているので日差しが届かず、渋滞していてあまり動けないと肌寒く感じます。所々広くなっているところがあるので、少しずつ追い抜きながら早歩きで先へ。CP1からCP2はスタートダッシュで疲れて人が道を塞いでいる事がちょこちょこ。

 CP2(12km地点)から先はかなりバラけて前後に人がいないこともしばしば。もう標高3,500m以上なのですが、景色は日本の低山と変わりません。違っているのは馬で荷物を運ぶ為に、馬の糞がたくさん落ちていること。下を見ながら進まないと踏んでしまいます。

 一度ロードに出た所がCP3(18km地点)、ここから2kmのロード区間と1kmのロードを抜けるとすぐにCP4(21km地点)へ到着です。観光バスがたくさん走っているので、ひかれないようにだけ注意。

 CP4では初めて少しだけ補給しました。ペースも抑えていますし、あまりキツくないコースなので補給もそれほど必要ありません。水はペットボトルで提供されるので、入れ物もいらなかったかなと。向こうにはこれからぐるりと回る山が見えており、テンション上がるポイントです。

 平坦気味区間もラスト4km。亜丁自然保護区の木や鉄でできた遊歩道の上をCP5まで。初めて開けたところに出ると、山から吹き降ろしてきた風が冷たく感じます。少し冷えそうだったのでウィンドブレーカだけ着て、綺麗な景色を楽しみながらゆっくり先へ。この観光地、歩ける人ならトレッキングに来るととても楽しめそうです。

 ちょうどレースとしても中間地点のCP5(25km地点)で少しゆっくり休憩しました。この時点の標高が4,200mで、これからゴールまでは4,700m程度まで2回登るコース。この時点ではすこぶる元気だったので、クッキーやグミ等を補給して、日焼け止めをしっかりと塗り直して出発。標高が高くて乾燥しているので、日焼けは酷いです。帽子も首を覆うものにしていて正解でした。

CP5(25km地点) 〜 GOAL(46km地点)

 後半は標高4,690mと標高4,660mの2つ峠を越え、「仙乃日(チェンレースイ)」の周りを一周します。この山はチベット仏教の聖地となっており、一周するとご利益があるとか?標高4,000m以上の高地で20km以上あり一周するのはなかなか大変ですが、途中には「牛奶海(Milk Lake)」という湖などもあり、飽きずに進む事ができます。

 初めの峠へ向かう途中から少し高山病らしき頭痛が出始め、あとはユックリと進むのみ。何とか制限時間には間に合いそうだったので、本当に少しずつ進みました。ちょっとしたエイドが設営されている「牛奶海(Milk Lake)」までは観光客も多いので、観光客や馬を避けながらのハイクアップ。観光地というのもあるでしょうが、チベット仏教の聖地なので「タルチョ」が頻繁に飾られています。標高が高いので、緩い傾斜も少し苦しいです。

 ほぼ平坦のようなところも走れずに歩くのみ。高地ですがよく整備されており、ここまでは条件が良ければ普段着で来れそう。しっかり高度を稼ぐところと、ほとんど登らない所が交互に出てくるような印象です。

 光がとても強いからか「牛奶海(Milk Lake)」は青くて綺麗、聖地なので泳いだりすると怒られるようです。標高4,500mまで上がっていますが、こんな高地にもエイドを用意してくれています。ササッと水だけ補給して先へ。

 CP6(33km地点)になっている4,690mの峠が近づくと向かい風がとても強く、タルチョがもの凄い速さで揺れ、ヘリコプタのような音を立てていました。標高が高い上に、向かい風も強くて体が前に進みません。後ろから来た馬に追突されたりしながら、何とか前へ。寒くなって来たのでダウンを着ようかなとも思いましたが、着ると暑そうな微妙な気温。とりあえず我慢できている内はウインドブレーカだけで様子を見ることに。

 CP7(38km地点)までは標高差400mをひたすら下るのですが、雪の上やかなり泥濘んでいるところを通るので、下りなのになかなか進みませんでした。そして、とにかく風が強い。これまで体験したことのない風の強さで、籔の体も流されそうなほど。この時点で16時頃でしたので、これから日が沈むと危ないなとちょっと焦ります。「牛奶海(Milk Lake)」以降は観光客が来れるような感じではなく、一気に人も減り、全く人に会わない時間も多くなります。聖地一周も後半が修行のメインですね。

 エイドに置いてあるものはどこもほぼ同じなのですが、後半へ行くほど英語が通じなくなりました。CP7(38km地点)もこれだけ人がいるのに一切通じず。何時頃まで明るいか聞いておきたかったのですが、そこまでのコミュニケーションは出来ませんでした。

 CP7(38km地点)まで来ると、あとは1つ山を越えるだけ。下りは得意ですし、ササっと登って日が沈むまでにゴールできると考えていたのですが、そう甘くはありませんでした。山を巻いて少しずつ登っていくと、前方に壁のようになっている稜線が。方角的にはあの壁の向こうがゴールなのですが、遠くから見ても簡単に登れそうなところはありませんし、どうするのかなと思いながら先へ。登りに入りって更にペースが落ち、寒くなったのでここでダウンを着込みました。

 いざ近づいてみると最後の登りは壁。すでに酸欠で頭が痛いですし、何層にも重なる壁に完全に心が折れていましたが、ちょうど後ろから来たA氏に励まされ、何とか4,660mの峠まで。今回のコースは馬で運ぶ仕事をしている人がコースの所々におり、お金さえ出せば登りも下りも運んでもらえます。ちょうどゾンビの様になって登っているところで、馬に乗ったランナーに抜かれたのでイラッと。そのイラっとしたお陰で少し頑張れたような気もしますし、怒りの感情も大切ですね。最後の峠はタルチョがたくさん飾られていて綺麗だったのですが、制限時間を1時間早く間違えて急いでいたので写真なし。

 最後のエイドCP8(41km地点)に到着したのは19時半近く。ここからは5km下るだけですし、山の上の方にはまだ日が残っていたので、何とかライトを使わずにゴールできるかなと、残りの距離を聞いただけで出発。夜暗くなっても標高の高いところでエイド業務を続けてくれるとは感謝です。

 最後下りなので標高が低くなっていきますし、頭が痛いのも気にせず飛ばしました。それ程テクニカルではなく、気持ちよく走っていける下り。この日唯一しっかり走れた区間です。5kmですし、このペースなら真っ暗になる前にゴールへ到着できると思っていたのですが、途中で馬に乗った選手が道を塞ぐという自体に遭遇。細いトレイルなので抜けませんし、英語は通じませんしで、仕方なくペースを落として後ろを付いていくことに。馬もそれなりの速度で下っていくのですが、日没に追いかけられている籔の方が速いみたいです。

 最後の10分程度は真っ暗になってしまったので、仕方なくハンドライトを出してライトを点灯してゴールへ。最後は幅の広い階段状の下りですが、制限時間が近づいてマーキングが一部無くなっていたようで、コースが分かりずらかったです。何とかコースを教えてもらいながらゴールへたどり着きました。制限時間ギリギリな人達は体調が悪いと思われているのか、ゴールすると気分は悪くないか、寒くないかと甲斐甲斐しく世話を焼いてくださいます。酸素吸入なども用意してありますし、高地のレース対策はしっかりとされている印象でした。

 これまでのレースと違い、コース全てが高地・高高地に属し、気候などもよく分からない中でのレースはとても不安が大きかったです。途中から吹いて来た風や、高山病による頭痛など、どう対応していいか不安を促進させるものもチョコチョコ。そのような中でも、コースの景色は素晴らしいですし、登りごたえも十分。ここまで走りに来て良かったと思えるだけのレースとなりました。
 後は、前半部分に変化がなくて少し間延びする気がしたのと、登りだけでなく、下りも走りごたえのある区間を作ってもらえると最高。それでも、このコースは海外トレイルランレースに何度か出場した人には、ぜひ走ってもらいたいコースです。

Trail run, 2017 Yading Skyrun

 初めてのバーティカルトレイルランレースが、世界で最も標高の高い場所で行われる「YADING VK」になりました。7kmで標高差約1,000mを登るレースで、標高5,000mまで登ったのも初めて。何とか最後まで登り切る事ができました。コースは標高3,992mの「Chonggu Temple」をスタートし、標高5,000m地点までひたすら登るというもの。走れたのはスタート直後と他は少しだけなので、約8割は歩き通し、トレイルウォーキングと言えるようなレースでした。

大会概要

  • 大会・・Yading Skyrun(YADING VK)
  • 場所・・稲城亜丁(中国)
  • 日時・・2017/05/01
  • 距離・・7km(獲得標高 1,072m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:13℃(スタート時)
  • 結果・・2時間25分50秒 34位(完走56人中)

使用機材

 とにかく高くまで登るので、装備は軽く。5,000mまで登った時の体感温度を想定できなかったのでウィンドブレーカーだけ持ち、後はポールでしっかりと体を押して登りました。3時間以内にゴールする予定だったので、補給食も無しです。
 シューズも出来るだけ軽いものを選びましたが、これは正解。7kmと短いでもっと軽いものでも良かったかなと思います。登って行くと酸素が薄くなって、体を動かしにくくなる事を実感したので、少しでも身軽にしておいた方が楽です。ザックもバーティカルにはちょうど良いサイズでした。

  • シューズ・・Inov-8「TRAILTALON 250 MS(26cm)」
  • シューレース・・Nathan「LOCK LACES」
  • バックパック・・MOUNTAIN HARDWEAR「Fluid Race Vest」
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ポール・・Black Diamond「Ultra Distance(110cm)」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • ホイッスル・・不明
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」
  • ミッドレイヤー・・Haglöfs「SHIELD JACKET(XS)」

レース展開

 スタート地点は標高3,992mのChonggu Temple。目の前に6,000m峰がそびえ立っており、とにかく景色がいい場所にゲートが設置されています。綺麗なトイレが沢山設置されていますし、スタート前の水分なども補給できるようになっていて至れり尽くせり。この日は太陽が出ていて暑いくらいだったのですが、影があまりないので日焼け対策は必須。標高が高くて光が強いですし、乾燥しているのでよく焼けます。

 スタートして700m程度は舗装路。みんな勢いよく走り出しますが、スタート時点ですでに酸素濃度は平地の60%程度まで下がっているので、息が上がらないようユックリ走り始めました。ここで走らなくて正解だったかなと。
 700m走った後はシングルトラックへ。あまり斜度のきつく無い登りから始めるのですが、列ができているので同じペースで進んでいきます。日本の低山と同じような感じで4,000m以上にいる気はしませんが、木の間からは見たことのない景色が見え、ここが高地だという事を思い出します。

 途中は山を巻いているところも多く、それほど傾斜がきつい感じはありません。低山なら走って登っていますが、苦しくてとても走れるような状態ではなく、ひたすら歩いて登ります。

 本当に傾斜がキツいのは4.5kmからの300mと、最後の1km。この2つは空に昇って行く感じで、心が折れそうでした。地面は乾燥した土か石。滑りはしませんが、砂埃が立ちますし、石は浮いているものも多いので少しだけ注意が必要です。

 最後の登りは酸素も平地の半分程度ですし、少し頭痛も出始めていました。少し前に選手がいたので、その人だけは抜こうと、なんとか気力を持ち続けた感じです。誰もいなければ確実に座り込んでいました。

 ゴールの5,000m地点では完走メダルをもらい、中国特有の写真撮影タイム。沢山写真を撮っていると寒くなったので、ウインドブレーカを着て下山開始。レースは登りだけなので、下りはどうするのかと思っていたのですが、当然のように同じコースを歩いて下山でした。

 トップ選手とすれ違いで話せますし、後から来る人も応援できるので、これはこれで面白いなと思いますが、少し頭痛が出ていましたし、次の日もレースがあるので、とても抑えて下山。往復で14kmとちょうどいい距離で、楽しいと思ううちに終わりました。

 前日におそらく高山病の症状で嘔吐をしていたので、出場できるかどうか・5,000mまでたどり着けるか心配だったのですが、何とか最後まで楽しむ事ができて本当に良かった。初めてのバーティカルレースでしたが、はまりそうです。
 そして、このレースで最も衝撃的だったのは、標高4,700mの6km地点にエイドが用意されていた事。おそらくエイドは無いだろうと考えていたのですが、飲み物やちょっとした食べ物まで用意してありました。最後のきつい登り前に、とても良い気分転換となりました。

移動・宿泊まとめ, 2017 Yading Skyrun

 中国の奥地「稲城亜丁(Daocheng Yading)」で行われた「Yading Skyrun」に出場した際にかかった費用をまとめました。レース参加費なども全て含めて103,500円。とにかく移動に時間がかかりますし乗り継ぎでの宿泊があったりと、中国の奥地へ行くのはなかなか大変でした。
 中国のこれから発展していくであろう観光地を巡れて、辛くて美味しいものをたくさん食べられるので、食べ物が好きな人にはとても良いルートでした。

交通費

 飛行機は広島空港から上海を経由して成都で乗り継ぎ待ちの一泊、そして稲城(Daocheng)へもう一度乗らないといけません。家を出発してから27時間、なかなか時間がかかりました。稲城空港は世界で最も標高の高い民間空港で標高4,411mにあり、ここ自体が一つの観光名所です。いつもお安い中国東方航空で、往復58,740円でした。飛行機に6回も乗ったと考えると安い方でしょうか?「稲城」への航空券はなかなか購入できるサイトが無く、中国東方航空の日本語版オフィシャルサイトでもチケットが表示されなかったりと苦労しました。
 また、稲城の空港では航空券に紐付けしていたマイレージの番号をパスポート番号と間違えたらしく、もう少しで飛行機に乗れないところでした。何度も説明したのですが分かってもらえず、最終的には事務所のようなところで説明して何とか飛行機へ。標高の高い空港で慌てて走ったので、これが最も苦しかったような。小さな空港では、思いもよらぬ事が起こるのだなと再確認。特に中国の内陸部は英語が全く通じない人も多く、中国語が分からないとスムーズには進みません。

 空港からホテルのある「稲城亜丁」までは大会の用意してくれたシャトルバス。あまり便数の多くない空港なので、選手が来そうな日程は全ての便にシャトルバスが用意されており、料金もエントリー費に含まれていました。同行者も乗車OK。個人で移動を手配したり、公共バスでの移動は大変だと思っていたので助かりました。ただ、事前の情報では1時間半で到着するとのことだったのですが、約3時間かかりました。道も曲がりくねっていますし、標高4,800m程度まで上がるので、乗り物に弱い人は注意です。帰りはバスの故障で飛行機に遅れるかと思ったほどで、少し信頼性にはかけました。

広島 〜 稲城(飛行機) 往復中国東方航空58,740円
SHA 〜 PVG空港間シャトルバスCNY30(500円)

宿泊費

 「稲城亜丁」では、大会本部やレースのスタート地点に近い「Yading Yizhan Hotel」に宿泊。この地域のホテルがどのようなレベルか分からないので、運営オススメのホテルで、そこまで高く無いところを選びました。3泊でCNY1,068(約17,000円)。
 お湯の温度が安定しませんでしたが、設備には不満無し。早い時間からチェックインもさせて貰えました。何よりもホテルの目の前からスタートするのが最高、徒歩数分以内にスーパーマーケットや飲食店もたくさんありますし、不便はありませんでした。ただ、横を川が流れているので、水の音が気になる人は他のホテルの方が良いかもしれません。

 成都では乗り換えのために行き帰りで1泊ずつ、「成都川港国际酒店」に合計2泊しました。予約サイトの地図では空港に隣接していたのですが、実際は全く違う場所にあり、空港から5km程度離れていました。歩くのは考えたくない距離ですが、往復ともシャトルバスを運行してくれるので助かります。空港からホテルへは連絡をするとすぐに迎えに来てくれます。

Yading Yizhan Hotel3泊17,000円
成都川港国际酒店2泊7,500円
合計5泊24,500円

その他

 参加費は半額のクーポンが適用され、2つのレースに出てHKD1,165(16,500円)。この値段に空港からレース会場への往復のシャトルバスや、スタート・ゴール地点へのシャトルバス(片道1時間)が含まれていますし、環境を考えるとかなり安いと思います。保険はいつもと変わらず。場所が場所ですし、しっかりと保険はかけて行きました。

Yading Skyrun(2レース) エントリィ費HKD1,16516,500円
海外旅行保険6日間3,260円
合計19,760円

観光

 レース以外については全く調べていなかったので、観光は行き当たりばったり。成都では「陳麻婆豆腐」という麻婆豆腐発祥のお店で麻婆豆腐をいただき、成都武侯祠と錦里歩行街を散策。劉備のお墓が有るという事で、とても雰囲気のある良い場所でした。無料区間は市民の憩いの場ですね。

 「陳麻婆豆腐」の麻婆豆腐はしっかりと山椒の味が効いていて美味しい、日本でもこんな四川料理が食べられるところが沢山あれば良いのにというほどでした。

Trail run, 2017 Ultra-Trail d'Angkor(Bayon Trail Angkor)

 2017年は籔の中で勝手に「アジアシリーズ」、その第一戦として「Ultra-Trail d’Angkor(Bayon Trail Angkor)」に出場してきました。レース中ほとんどの時間で気温が30℃を超え、最高気温は32℃。それでも湿度が低いからか、暑さは想像していたよりも楽に感じました。辛かったのは日差し、直射日光が続く区間は倒れそうな程でした。
 山は「Phnom Bok」という標高221mと低い山が1つしかなく、更に地上の標高が40m程度あるので、実質的には180m程度しか登りません。他はほぼ平坦ですが、62kmで制限時間が12時間のレースなので、最低でも5.17km/hの平均速度で走らなければなりません。平坦ですし、ロードや林道の多いレースかと思っていたのですが、実際には草が体に触れるほどのシングルトラックも多いですし、飛び道具的な渡渉などもあり、山を登るだけがトレイルランでは無いと思い出させてくれたレースになりました。
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大会概要

  • 大会・・Ultra-Trail d’Angkor(Bayon Trail Angkor)
  • 場所・・Terrace of the Elephants, Angkor Thom(カンボジア)
  • 日時・・2017/01/21
  • 距離・・62km(獲得標高 330m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:29℃(スタート時)
  • 結果・・11時間41分56秒 71位(86人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start 〜 8.5km地点8.5km1:06:031:06:03
8.5km地点 〜 17.5km地点9km1:12:502:18:54
17.5km 〜 Phnom Bok(30km)12.5km2:40:374:59:31
Phnom Bok(30km) 〜 Banteay Samre(37km)7km1:23:106:22:41
Banteay Samre(37km) 〜 Eastern Mebon(43km)6km1:19:177:41:58
Eastern Mebon(43km) 〜 Prasat Kravan(51km)8km1:43:399:25:37
Prasat Kravan(51km) 〜 French Bridge(57km)6km1:22:5310:48:30
French Bridge(57km) 〜Goal(62km)5km0:53:2611:41:56
合計62km11:41:56

使用機材

 平均気温が30℃を超えるようなレースは初めてでしたので、何を持っておけば良いのかよく分からず。日差しが強いので、できるだけ体を隠すような装備で臨みましたが、これは棘や虫に対しても有効だったかなと。グローブで守られていない指先に2回棘が刺さりましたが、虫さされは無し。走っているときは蚊も含めて、ほとんど虫を見ませんでした。

 ザックは3Lの小さいもので行こうと思っていたのですが、前日に暑さを体感し、1L以上水分が必要だと判断して、11.5LのUltimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」に変更。いざという時に背中にペットボトルを入れられるようにしておいたのですが、水を購入できるところが多いので必要ありませんでした。フロントのボトルポケットにはエイドで支給されるVittelの500mlペットボトルを入れ、エイドではそれを新しいものに交換するだけ。7箇所あったエイドですが、滞在時間は合計で2分くらいかなと。500mlペットボトルで飲み物が支給される大会では、こういったペットボトルが使えるザックが便利です。

 シューズはasics「TARTHERZEAL TS 3-wide(26cm)」というロード用の物で走りました。滑るようなコースではないので、軽さの利点が生きて良かったです。ただ、耐久性には問題あり。40km程度走ったところでソールとアッパーの間が剥がれてしまい、砂が入り放題に。やはりトレイルシューズは耐久性も向上されているのかなと思いました。水に足が浸かる場所も何箇所かありますし、次に出るなら出来るだけ軽いトレイルシューズで走ると思います。

  • シューズ・・asics「TARTHERZEAL TS 3-wide(26cm)」
  • シューレース・・ツインズ「キャタピラン 75cm」
  • バックパック・・Ultimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・SALOMON「XA+CAP」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ライト・・Black Diamond「Ion LED Headlamp」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・wiggle nutrition「energy gel」12個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」18粒
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • テーピング・・New-HALE「AKT 5m×7.5cm(1m分)」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」
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レース展開

Terrace of the Elephants(スタート) 〜 17.5km地点

 前日に観光しながら体感気温を気にしていたのですが、太陽が出る7時からは既に暑く、9時には走れない状態になるだろう。逆に、日差しが弱くなる16時からは再び走れるだろうと予想。スタートからの2時間で行けるところまで距離を伸ばしておこうと、スタートから少し無理をして進みました。
 スタート前には地図の前に選手を集めてのブリーフィングがあったのですが、みんな背が高いので地図が見えません。ちょっとお腹が痛い気がしたので、トイレへ行ってからスタート。トイレまで往復500mあったので、スタートに遅れそうでした。スタート前にトイレダッシュをしたので、心拍数180bpmとかなり高めのスタートとなりました。
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 スタート後は少しだけロードを走りますが、すぐにシングルトラックへ。前半はオーバーペースなのは分かっていますが、少しでも進んでおきたいので180bpmに届かない程度で前について行きます。今回はBlack Diamond「Ion LED Headlamp」という小さくて軽いヘッドライト1つで行ったのですが、1時間程度しか使わないので十分でした。ただ、一人になるとマーキングを見落としそうなところも多かったですし、ジャングルに入って行くような場所も少しだけあったので、それもあってのオーバーペース。
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 約11kmにあるシェムリアップ川を渡るところで日の出に。スタートから1時間半の6時半、ちょうど日の出時間でした。周囲に山がないのですぐに明るくなります。ここでライトを片付け、サングラスに変更。ザックを下ろしたのはこの1回だけでした。日が昇るとすぐに眩しくなります。
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 ここからは日本でいう林道のような感じでしょうか、まっすぐな道が続きます。硬い地面だったり、砂浜のようにフカフカした感じだったり、色々な路面状態があるので、なかなか走りにくい。こういう所は苦手ですし、何より暑くなってきたので、少しペースを落として進みます。暑くなってきて疲れてきたところで2つ目のエイドへ。どこも水とバナナだけかと思っていましたが、ドライフルーツ(レーズン?)が追加されていました。
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17.5km地点 〜 Eastern Mebon(43km)

 全体的に砂浜のようなトレイルを抜けて先へ。足が取られて重いのと、9時頃になり気温が上がってきたのもあり、かなり歩きを交えて進むことに。嬉しくないことに、走れなくなる時間もだいたい予想通りでした。マーキングは全コースを通してしっかりと付けられており、ボーッとしていなければほぼ迷うことは無さそう。このコースにこれだけのマーキングをして行くのは大変だろうなという感じでした。
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 道も分岐が悪いトレイルを進んでいると川を渡るポイントに。周囲の状況からしてもこの大会のために作った橋では無さそうなので、普段から使われているのでしょうか?渡り始めるとよくしなるのですが、途中で折れそう。カンボジアの危険動物について一応は調べていたのですが、実際のところはよく分からないので、ワニとかいないよねと心配に。後ろから来た選手に写真を撮るから止まってと言われ、怖い時間が倍増しました。
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 トレイルを抜けると街へ。曲がらないといけないところでコースマークを見失ってまっすぐ行ってしまったのですが、横にあった小学校らしき所から、子供達が大声で道を教えてくれました。一クラスほぼ全員が窓から身を乗り出して教えてくれたのですが、授業は良かったのでしょうか?この辺りから赤土の場所が増え始め、車などが通ると砂埃を巻き上げて行きます。
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 村を抜けるとこの日唯一の山「Phnom Bok」が目の前に。標高200m程度なので丘という雰囲気ですが、この日初めて見る背の高いものなので新鮮。田園地帯を抜け、回り込むように近づいて行きます。
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 山登りは階段での直登、約180m登ります。時間的にも10時前でかなりフラフラ、少しずつ階段を登って行きました。籔と同じように季節が冬の国から来た人達はゆっくり、年中夏な国から来た人達は元気と、完全に分かれている感じでした。登りの様に負荷がかかるところでは、暑さ耐性の差が顕著に出て来ます。
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 山頂では観光地価格のUSD1で冷たい飲み物を売っていました。もうヘロヘロで、このレース中で唯一座って休んだポイントです。見渡す限り何もなく、地平線が見えます。
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 山からの下りはなだらかなトレイル、下り切ったところにエイドがありますが、水だけ貰って先へ。ここから次のエイド(Banteay Samre 37km地点)までの7km区間はほぼ写真のような林道が続きます。とても走りやすいのですが、暑くてよたよた走ったり歩いたりの繰り返し。生活道路らしくて、たまに自転車やバイクに乗った人とすれ違うくらいでした。
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 ようやくエイドを見つけたと思ったら、先に遺跡(Banteay Samre)をぐるっと回ってこいとの事で再スタート。遺跡だらけなので、ちょっと寄り道して遺跡を一周というコースが多かったように思います。ちょうどフランスからの観光客団体がいて、写真を撮っていると囲まれてしまいました。どのくらい走るのかとか、どんな大会なのかとか、ちょこちょこ走っていく人がいるので気になっていたようです。
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 遺跡を一周してたどり着いたエイドには、Vittelとバナナの他にスイカが。苦手なので、もちろん水だけ貰ってスタート。「次のエイドまで6kmだから余裕余裕」と言われて出発したのですが、次の区間が最もキツかったです。
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 ここからは一気に田園風景。少しロードを走ると、ヤシの木の間を通るコースへ。ヤシの木は涼しそうなイメージがあったのですが、影が出来なくてとても暑いです。周囲に気も無くなって、完全な日向に。
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 次の田園地帯では用水路のようなところにコースマークが、なかなか挑戦的なコースです。本当にここを通るのかと思いましたが、前後に誰もいないので確かめようが無く、覚悟を決めてバシャバシャと。
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 後は林道をつないでいくとEastern Mebon(43km)のエイドへ。大型観光地なので人がたくさんいて賑やかでした。残りは21kmですが、4時間ちょっとしか残っていなかったので、ここからはかなり焦り気味。常に時計を見ながら動くことになります。
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Eastern Mebon(43km) 〜 Goal(62km)

 道路は基本的に舗装されていないのですが、ここは大きな観光地なので舗装されていました。トゥクトゥクもたくさん通るのですが、涼しそうで良いな・楽そうで良いなと思いながら、出来るだけ早歩きで前へ。
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 細いトレイルや田んぼの中を走ったり、林道になったり、川を飛び越えたりと、かなりバラエティーに富んだコースに。トレイルも草をかき分けながら進むところもありますし、なかなかペースが上がりません。そういえばカンボジアにはコブラが生息していたよなとか思い出しながら、いつもより足元注意です。
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 そうこうしていると目の前に川が出現。後から地図を見てみると「Prasat Bat Chum」という遺跡のお堀だったようです。川に出たのでコースを間違えたかと思って見回すと、対岸にマーキングを見つけてがっかり。諦めてザブザブ行きましたが、腰まで水深がありました。
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 川さえ超えてしまえばもう凄いところは無く、集落を抜けてPrasat Kravan(51km)のエイドへ。このあたりの家は高床式になっているところが多く、新築されているところも同じ作りでした。一家揃って家の下にいるところが多いので、沿道では応援を受け放題です。
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 Prasat Kravan(51km地点)のエイドで残り距離を聞くと次のエイドまで6km、そこからゴールまで6kmという事で、残り時間2時間半だとギリギリいけそうな感じ。もう少ししたら気温が下がって走れるようになると思い、無理しない程度に前へ。まだ発掘されていない遺跡の横を通るトレイルや、遺跡自体をぐるっと回ったりと、意外と時間がかかるルートで焦りました。また、途中で足を攣って転けてしまったのですが、近くにいたトゥクトゥクの運転手さんが「タイガーバーム」を塗ってくれようとしました。籔が接した範囲では基本的にみんな親切で、しっかり対応してくれるなという印象。後ろから来たランナーが足を伸ばしてくれ、なんとかリスタートです。
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 最後のエイド「French Bridge(57km)」に着いたのは制限時間の1時間前。ここから6kmを1時間で走るのは難しいだろうと思ったのですが、行けるだけ行ってみようとすぐにスタート。周りのランナーは諦めている人・行く人が半々という感じでしょうか。エイドの椅子がちゃんとしたもので座ってみたかったのですが、最後まで座れませんでした。
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 最後のエイドからはとにかくペースアップ。脚はもちろん、腹筋や背筋など全身が攣りそうだったのですが、とにかくペースを上げるしかないので、なんとか走るという状態。赤土のまっすぐな道を、手元の時計を見ながら少しでもペースが上がるようにプッシュして行きました。ちょうど時間的にも16時になっていましたし、最後の区間が全て影になっていたのも助かりました。
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 ゴールであるアンコール・トムの敷地に入るところにある門を抜けると残り2km。どうやら最後が6kmという情報は嘘で、コース変更によって5kmになっていたようでした。45分で2km進めばいいので余裕。観光していた人と少し会話をすると、この門は「死者の門」だと教えてくれました。確かに、籔は今にも倒れそうな感じでしたが、なんだか縁起が悪い。すぐ近くに「勝利の門」もあるらしいので、どうせならそちらから帰って来たかったなと。
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 せっかくなので最後まで頑張ろうと、最後の区間も出来るだけ走ってゴール。ゴール前は今にも全身攣りそうだったのですが、ちょこちょこ一緒に走っていたタイ人K氏が体を支えてくれ、なんとか歩かずゴールできました。
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 通常のトレイルレースのように山が無い代わりに、ゆっくりとしていられないレースなので違う大変さがありました。また、暑さも大変で、数日いたからといって慣れるようなものでは無いでしょう。そんな過酷なレースでしたし、平坦なところが多いのでウルトラマラソン的な要素もあるのですが、運営もしっかりとしていますし、コースも変化に富んでいて、確実に楽しいトレイルレースでした。
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その他の写真はこちら UltraTrail d’Angkor(Bayon Trail Angkor) 写真

移動・宿泊まとめ, 2017 Ultra-Trail d'Angkor(Bayon Trail Angkor)

 シェムリアップ(カンボジア)で行われた「Ultra-Trail d’Angkor(Bayon Trail Angkor)」に出場した際にかかった費用をまとめました。レース費用なども全て含めて78,966円。いつもながらホテルはそれなりの所ですが、もともと物価が安いので、ある程度抑える事が出来ました。64kmのトレイルレースですが、ほぼフラットなので制限時間も12時間と短かったですし、2泊4日で行く事が出来ました。
 全体的にはアンコール・ワット遺跡群の観光ができて、とても良いコースのトレイルレースが出来るなら良いかなという感じ。日程も比較的短い期間で行く事が出来ますし、日本からは参加しやすいレースだと感じました。
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交通費

 飛行機は福岡空港から上海を経由してシェムリアップへ。いつもお安い中国東方航空で、往復35,010円でした。この値段ですが、帰りはビジネスクラスに無料アップグレードしてもらい、楽々帰る事が出来ました。食事や座席がのびのびしていた事も良かったのですが、レース後で疲れていたので、周りが静かだった事がもっとも嬉しかったです。
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 空港からシェムリアップ市内まではタクシーカウンタでチケットを購入するようになっており、USD7の共通料金でした。帰りはホテルでタクシーを手配してもらい、こちらはUSD10。また、スタート地点であるアンコール・トムの「terrace of the elephants」へはトゥクトゥクで往復10ドル。全体的に交通費は安いので助かります。
 ちなみにペットボトルで入れているのはガソリン、路上でペットボトル入りのガソリンを販売しています。お客が乗っていても構わず給油、走れなくなるより良いですね。
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福岡 〜 シェムリアップ(飛行機) 往復中国東方航空35,010円
空港 〜 シェムリアップ市内(往復)タクシーUSD17(約2,000円)
ホテル 〜 アンコール・トム(往復)トゥクトゥクUSD10(約1,200円)
合計約38,210円

宿泊費

 前日受付が「Angkor Paradise Hotel 」でしたので、近くにある「Angkor Century Resort & Spa」に宿泊。3泊でUSD197(約23,000円)でした。アンコールワット遺跡群へも行きやすいですし、街中にも出やすい立地。昔からあるリゾートホテルという感じで、不自由はありません。ただ、Wi-Fiの電波が弱くてなかなか繋がらないのと、ホテルの至近距離(3分以内)にお店が無い事が不満でした。次に行く事があれば、もう少し街中へ近いところに泊まると思います。
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Angkor Century Resort & Spa3泊23,000円

その他

 参加費や保険はいつもと変わりませんが、カンボジアはビザが必要なので、その費用がいつもより上乗せされてしまいました。入国手続き時にもビザの申請は出来ますが、かなり手間取っていたのであらかじめ取得しておくと早く入国できます。

Ultra-Trail d’Angkor(Bayon Trail Angkor) エントリィ費EUR9010,406円
カンボジア e-VisaUSD404,900円
海外旅行保険4日間2,450円
合計17,756円
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第31回市民駅伝競走大会, Ekiden

 今日は朝から「第31回市民駅伝競走大会」へ。朝8時集合だったので、比較的ユックリと家を出たのですが、車のフロントガラスは凍っていました。部屋の室温も16℃まで下がっていましたし、どちらもこの冬初めてです。この時点で駅伝の待ち時間が辛いかなという予感が。
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 8時に集合して、バスでスタート地点へ移動。3区が実際に走るのは10:20頃なので、ゆっくりと準備というかお喋りです。駅伝は初めてだったので、タスキの掛け方やスタート前の注意事項などを教えてもらい、緊張しながら準備しました。普段はレースのスタート前にウォーミングアップをしたりせず、スタートしてから徐々にペースを上げていくので、なんだかスタート前に体温を上げているのが不思議な感じ。どの程度すればいいのかも分かりませんし、控えめに疲れない程度にしておきました。
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 駅伝の練習を始めた頃は4:00/kmで5km走る事が目標だったのですが、それは無理だと悟り、4:10/kmで走ろうという作戦に変更。始めの3kmは3:51-4:07-4:06と予定通りのペースで進めたのですが、4km目から急減速。全くペースを保てずに4:26-4:24と落ちてしまい、結局は4.9kmを20:45、4:15/kmというペースになってしまいました。
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 やはり短距離の練習を始めて1ヶ月、15回(98km)の練習で4:00/kmは無理でした。いつもよりスピードを上げて走るだけで精一杯。練習を始めて3週目が最も調子が良かったので、この調子の良さを本番に合わせる事が出来れば良いのでしょうね。レース前2週間くらい負荷をかけて、しっかり休むのが良いのか?
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大会概要

  • 大会・・第31回市民駅伝競走大会 3区
  • 場所・・柳井西中学校
  • 日時・・2016/12/11
  • 距離・・4.9km
  • 天候・・天気:晴れ 気温:11℃(スタート時)
  • 結果・・20分45秒

使用機材

 寒いと思っていましたが、日差しがしっかりと有って走るときはあまり寒くなりませんでした。始めの1kmを過ぎると気温とか関係ない感じでしたし、あまり装備は関係無いのかも。シューズは買ったばかりだったのですが、とても良い感じ。シューレースの具合も問題なく、快適に走れました。

  • シューズ・・asics「TARTHERZEAL TS 3-wide(26cm)」
  • シューレース・・ツインズ「キャタピラン 75cm」
  • GPSロガー・・Garmin「Forerunner10」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・MIZUNO「A67RM-330」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・UTMB参加賞Tシャツ
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・Buff「HK100参加賞」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」

 打ち上げは柳井市古開作の「ぽっかぽか」という居酒屋さんで。家の近くにあるのにいく機会がなく、初めて行きました。程良いセルフ感で気持ちよく過ごせるお店、ある程度の人数で行くには良さそうでした。
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