Trail run, 2017 MSIG Singapore Action Asia 50

 まだ訪れたことの無かったシンガポール、大きな都市のど真ん中で開催されるレースはどのような感じなのか気になり時期も良かったのでエントリィしてみました。山が無いという事は分かっていたので、カンボジアでのレースと同じ雰囲気を想像していたのですが、こちらは自然公園の中のシングルトラックを走る、かなり走れるトレイルレースでした。
 ただ、レース開始から1時間程度経ったところで降り始めた雨と雷で警報が出たらしく、レースは50km走らずに終わってしまいました。予定通りのペースで順調に進めていたので、とても残念だったのですが、仕方ありません。周回コースでコース自体は一通り走れましたし、とても楽しく走れたのは良かったです。

大会概要

  • 大会・・MSIG Singapore Action Asia 50
  • 場所・・Hindhede Nature Park(シンガポール)
  • 日時・・2017/07/15
  • 距離・・21km(獲得標高 360m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:28℃(スタート時)
  • 結果・・3時間00分54秒 大会短縮 179位(345人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start 〜 CP1(5km地点)5km0:41:080:41:08
CP1(5km地点) 〜 CP2(7km地点)2km0:16:170:57:56
Refreshment CP2(7km地点)0:01:050:58:30
CP2(7km地点) 〜 CP3(15.5km地点)8.5km1:12:432:11:13
Refreshment CP3(15.5km地点)0:01:352:12:48
CP3(15.5km地点) 〜 スタート地点(21km地点)5.5km0:48:053:00:54
合計21km3:00:54

使用機材

 暑くなる前の前半に出来るだけ進み、後半は暑さとの勝負になると考えていたので、サンバイザーではなく帽子にしたのですが、雨が降ったので全く関係なし。5時半と真っ暗な内にスタートしますし、スタートしてから1時間半は暗いのでライトが必須でした。今回はとてもコンパクトなものを使用しましたが、短時間の使用なのでこれで十分かなと思います。
 そして、この所少し痩せたので、ザックやハーフパンツが少し大きく感じて困りました。特にハーフパンツはポケットに使い終わったヘッドライトを入れて走っていると下がってきて走りにくい。体重が減って嬉しいのですが、装備が変更になるのは少し困ります。ザックは高いのに。

  • シューズ・・Inov-8「TRAILTALON 250 MS(26cm)」
  • シューレース・・Nathan「LOCK LACES」
  • バックパック・・Ultimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」
  • GPSロガー・GARMIN「Foreathlete 35J」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・BUFF「Pack Run Cap」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ライト・・Black Diamond「ION」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・PowerBar「PowerGel Shots」5個
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」

レース展開

 コース全体を通しての標高差が50m程度しかないので、とにかく走れる半分はクロスカントリーの様なコースです。コース図を見ていると林道や舗装路が多いのかと思っていたのですが、意外とジャングルっぽいシングルトラックや鬱蒼としているトレイルも多く、とにかく走っていて楽しいコースでした。スタートはなんとなくぞろぞろ集合して、なんとなくスタート。ほぼ最後尾からゆっくり走り始めました。

 スタートから300mはロードを走りますが、いきなり1人しか通れないシングルトラックを通って林道へ出るので、渋滞が発生。とはいえ、ほぼ最後尾にいて4分程度しかかかっていないので、あまり大した渋滞ではありません。

 この入口渋滞さえ抜ければ後は林道のようなところを走っていけるので、ストレスなく先へ。照明が設置されている場所もあり、ライトを頼らずに進める場所も多かったです。CP1はスタートして5kmですし、2km進むとCP2があるので素通り、コースの都合でエイドが配置されているので間隔が適当ですが、たくさんエイドがあるので困りません。

 CP1からCP2は公園の中の舗装路を走っていく感じ。時間的にも16分ですし、すぐに到着です。この辺りから少しずつ暑くなってきたような感じがあり、省エネ走行を心がけるようになりました。この日の気温は高くなかったのですが、湿度が高くて汗が出てきます。

 CP2だけではなく、エイドで補給できるものはほぼ全て水・バナナ・オレンジの3つだけ、徹底しています。エネルギィはジェルで補給すると決めていたので、籔は水だけ補給していきましたが、ザックにバナナが刺さっている人多数。これだけあれば補給には困りませんね。

 CP2を出ると、次のエイドまで8kmと少し長い区間。まずはクロスカントリィのような道幅が広くてアップダウンが続く区間ですが、前日の雨で田んぼの様になっていました。ところどころ埋まりながら、無理せず先へ。窪んでいるところも多かったので、ライト必須で地面をよく見て走った区間です。

 この後は草が鬱蒼としたスリッピーなトレイルを抜けて、10km地点からようやく走りやすいトレイルへ。ここからCP3までの5kmが森の中を抜けていく楽しいトレイル。マウンテンバイクとハイキングのコースが分けられていたりと、安全に走れる工夫のされているトレイルでした。この辺りで後ろから普段はトラックで走っていそうな集団に抜かされたのですが、あまりの速さに驚きました。後から聞くところによるとケニア勢だったらしいですが、すごいスピードでトレイルを抜けていきます。

 直射日光に苦しむコースかと考えていたのですが、森の中を抜けていく区間が多いので、意外と太陽にはあたりません。雨が降ってきても、直接体にはかからない程度で、涼しくて気持ちいいほど。ただ、雷が鳴り出したのは少し危ないなと。雷に注意という看板も所々設置されていますし、高い木には近寄らないようにして淡々と前へ。雨もあまり酷くありませんし、この時点では中止になるとか全く予想していませんでした。

 CP3近くのロードまで出ると、コースを逆走して来る選手がチラホラと。どうしたのか聞いてみると、レースが中止になったのでロードで帰ると。雨も弱くなっており、中止の理由が分かりませんでしたし、とりあえずCP3までは行ってみることに。

 CP3でスタッフに確認しても、やはりレースは中止になったと。ただ、理由は分からず、とりあえずロードで帰っても良いし、トレイルを通っても帰れるとのこと。折角なのでトレイルを走って帰ることにし、レース中止記念の写真を撮ってもらい、スタート地点へ向けて出発。

 CP4までの2kmは再びクロスカントリィのようなコースですが、雨が降って更に田んぼ感が強くなっており、しっかりと埋まりながら先へ。レースも終わっていますし、この辺りは埋まるのが面白く、周りのみんなと笑いながら進んでいました。

 最後CP5までの3kmは雨でドロドロになっていましたが、走って楽しいシングルトラック。10kmや21kmコースの参加者も入り乱れてコース上は選手が沢山いたのですが、ストレスを感じるほどではなく、楽しく走って行けました。普段はトレイルを走らないのかなという雰囲気の人が滑りながらとてもユックリと進んでいたり、大転倒していたりと、なかなか凄い状況になっていました。

 川も増水して溢れたりしていたのですが、酷い場所はちゃんと整備してあるので、あまり気にせず渡れました。自然公園の中ですが、よく人の手が入っているトレイルでした。

 スタート地点まで帰ってきたので、早々に帰ろうとしていると、何やらゴールゲートへ誘導が。レースは中止になったはずですし、どうしてゴールゲートを通るのだろうと思っていたのですが、どうやら中止ではなく距離が21kmに短縮されただけだったようです。50km走るつもりで21kmしか走れなかったので不完全燃焼ですが、短縮コースは一応完走したという事で良いのでしょうか?

まとめ

 コースも走れてとても楽しかったですし、運営もしっかりしていてとても良いレースだったのですが、コース短縮になった事を大会中止と伝えていた事だけが残念でした。籔がコース上で出会ったスタッフはみんな「中止」と言っていましたし、周りの選手も中止だと思っていました。コース短縮になったと知ったのも、大会終了後に記事を見てから。コース上でのアナウンスは徹底して欲しいです。
 土曜日にレースがありますし、会場も街中から近く、観光ついでに気軽に走りに来れるレースでとても良かったと思います。コースは短縮されましたが、とりあえず一通り走ることができて、シンガポールのトレイルを満喫しました。

 こちらはレース結果をまとめた記事なのですが、籔が写っている写真を使ってもらえていました。レースが中止になったと聞いた後で、周りの人と遊びながらスタート地点へ向かっている所だったのですが、写真だと真面目に走っている様に見えるので凄いです。

Trail run

 昨年は大雨の為に途中で中止となってしまった大会なので、今年こそ最後まで走りたいと思って出場したのですが、どうも体が動かずに4時間程度経った頃から熱中症のような症状でフラフラし始め、後半は歩き通すことになりました。何とかウォーターステーションまでたどり着きましたが、それ以上は危なかったのでリタイア。「Yading Skyrun」後はなかなか気持ちの切り替えができずに練習をしていなかったので、単純に練習不足で走れなかった気がします。

大会概要

  • 大会・・第2回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田(エキスパートコース)
  • 場所・・恐羅漢山周辺
  • 日時・・2017/5/28
  • 距離・・65km(獲得標高 3,720m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:10℃(スタート時)
  • 結果・・7時間12分40秒 横川口 Water Station(35km地点)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start(恐羅漢スノーパーク) 〜 A1 聖湖16km2:25:492:25:49
休憩 A1 聖湖16km地点0:02:262:26:15
A1 聖湖 〜 A2 恐羅漢スノーパーク11km2:03:284:29:43
休憩 A2 恐羅漢スノーパーク27km地点0:04:174:34:00
A2 恐羅漢スノーパーク 〜 Water Station 横川口8.5km2:38:407:12:40
TOTAL65km7:12:40

使用機材

 このコースは3つのループに別れているのですが、毎回同じところに帰ってくるので、そこにドロップバッグを置いておく事ができ、荷物はできるだけ身軽にしていきました。ヒンヤリと冷たい風が時折吹きますが、動いていれば寒さは感じません。Aループはかなり走らされるのでポールは持たずに行ったのですが、Bループからは有った方が楽かなと。来年は持っていくと思います。

  • シューズ・・Inov-8「TERRACLAW 220 MS(IVT2551M1/BLB 26cm)」
  • シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
  • バックパック・・ULTIMATE DIRECTION「AK MOUNTAIN VEST 3.0(MD)」
  • ハイドレーション・・ULTIMATE DIRECTION「BODY BOTTLE PLUS」2個
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500B」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • グローブ・・SALOMON「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
  • レインウェア・・モンベル「トレントフライヤー ジャケット(S)」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・Power Bar「Power Gel」 6個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 熊鈴

Start(恐羅漢スノーパーク) 〜 A1 聖湖

 色々とご挨拶をしているといつの間にかスタート、気づくとほぼ最前列から走り始めていました。スタート直後はロードで一旦降り、スキー場を登る様になっているので、ここで随分と知り合いに挨拶をすることができました。5時スタートですが、もうライトは必要のない明るさです。

 ここから気持ちの良い九十九折トレイルを下ると5kmの林道ですが、今回は林道があるということを知っていたので心折れず。苦手なのでユックリですが、着実に走っていきます。ここもユックリ走っていたので、後ろからたくさん声をかけていただきました。広島のレースは知り合いばかりで新鮮です。

 高岳へ続くロードは少し詰まったりもしていましたが、籔には良いペース。この辺りから風がないと暑く感じ始めました。思い返してみると、この暑く感じたところで水をかぶって冷ませば良かったのかなと思います。あまりペースは上がりませんが、小さなアップダウンが続く楽しいトレイルです。

 高岳の山頂まで来るととても良い天気、これから降りていく聖湖が綺麗に見えましたし、日差しが痛いほどでした。それほど急でないトレイルのくだりを降り、ロードを走って聖湖の第1エイドへ到着。昨年は歩いたロードも何とか走ります。

A1 聖湖 〜 A2 恐羅漢スノーパーク

 エイドからは林道とロードを通り、牛小屋谷のトレイルへ。昨年はしっかり歩いたところも少し走ったりしながら、前半は出来るだけ前へ。林道から林道のようなトレイルを通ってロードへ出るのですが、意外と長く感じるのでロードへ出るまでに疲れていました。

 牛小屋谷の川沿いトレイルは昨年よりも格段に頑丈な橋がかけられており、よくこんなに整備してもらったなという感じ。今年は雨が少なかったので水も少なく、なんとなく走っている内に水に浸かる機会を逃していました。この辺り、水に浸かりたいとずっと考えていたので、浸かれるポイントがなくなったことに気づいてショック。思えばここからトボトボ歩きが始まったような。

 泳げなかったショックを引きずりつつ、何とかエイドに帰りトイレへ行って次のBループへ。随分と体調が悪くなっていたのですが、時間は十分にありましたし、歩いていたら治るかなと考えて気楽にスタート。

A2 恐羅漢スノーパーク 〜 Water Station 横川口

 台所原へ向かう林道は太陽が当たるところだけ走り、日陰は歩くと決めて前へ。体調が悪くて恐羅漢山へ登り切れるかなと心配でしたが、とにかく足を動かすことだけ考えていたら、いつの間にか山頂に着いていました。ペースは遅いですが、淡々と。高所での呼吸法を実践していたのですが、普通の登りでも随分と楽な気がします。昨年は虫に襲われて大変でしたが、今年は雨があまり降らなかったからか虫も少なくて快適でした。

 恐羅漢山から旧羅漢までは歩行区間なのですが、影があまりない場所も多く、ついに歩くのもキツくなってしまいました。それほどアップダウンもありませんし、いつも泥濘んでいる場所も乾いていたりと歩きやすいはずなのですが、全く進まず。この辺り、写真を撮ることも忘れているので、なかなか体調が悪かったのかなと。

 旧羅漢から横川口までは楽しい下りなのですが、ここも悲しいほど走れず。みんなが楽しそうに走っていくのを見ながらトボトボと下山しました。走れたら楽しいと分かっているところで歩くしかないのは、なかなか精神的に良くないです。

 なんとかWater Station 横川口までたどり着いて、迷わずリタイアを選択。スタート地点へ連れて帰ってもらった車を待つ間も、色んな人とチョコチョコ会話をさせてもらい、全く飽きずに待っていることができました。次は待たずに最後まで走れるように練習しておかないと。

Trail run, 2017 Yading Skyrun

 「Yading Skyrun」についてのレポートを書きました。レース2つと成都・亜丁観光が出来たので、かなり充実した大会参加・旅行です。最も大変だったのは、移動やらの時間で睡眠・回復時間を確保できなかったこと。もう少し早く走れるとしっかり休めるのでしょうが、籔のペースだと少し眠たいままレースや移動をする事になりました。

 心配していた高山病の症状ですが、籔はあまり低酸素に強くなかったのですが、それでもある程度の対策をして行けばあまり問題ありませんでした。恐らくランナーで、あまり張り切ったりしなければ問題ないかなと。籔は低酸素ルームなどで呼吸法を習ったのですが、高地では走っている時は常に、普段も意識して呼吸をしていました。呼吸法の習得は必須かなと思います。

 全体的な日程は以下のようになっています。VKとUltraの両方に参加するならこの日程が最低限で、これより短いとかなりキツイです。飛行機などはいつも通りですが、現地でのシャトルバスや大会のスタート・ゴールへの移動など、シャトルバスに乗る機会が多く、なかなか大変だったかなと。

  • 4/29 広島→上海→成都 成都宿泊
  • 4/30 成都→稲城→(シャトルバス)→亜丁 亜丁宿泊 前日受付
  • 5/01 Yading VK 7km
  • 5/02 Yading Kora Ultra 46km
  • 5/03 亜丁→(シャトルバス)→稲城→成都 成都宿泊
  • 5/04 成都→上海→広島

 個別のレポートはこちら。

Trail run, 2017 Yading Skyrun

 前日のバーティカルレース「YADING VK」に続いて2日連続のレース。2日連続の大会は初めてだったので走れるか不安でしたが、前日にとても抑えて走っていたのが良かったのか、高地ではそもそもあまり走れない状態だったのか、あまり前日の影響なくレースを進める事ができました。
 このレースはコースの約6割が標高4,000m以上で、標高4,700m程度まで2回登るというもの。下りは殆どなく、ほぼ登りっぱなしのコースです。登りはゆっくり、下りで頑張るといういつものパターンが使えませんし、高地での天候や体調の変化に対応できるかと、直前までかなり心配してスタートしました。
 結果的には制限時間ギリギリですが、最後の下りを飛ばして何とか完走。やはり1つ目の4,700mへ登る途中で高山病の症状が出始め、最後までそれを引きずりながらのレースとなりました。

大会概要

  • 大会・・Yading Skyrun(YADING KORA ULTRA 46KM)
  • 場所・・稲城亜丁(中国)
  • 日時・・2017/05/02
  • 距離・・46km(獲得標高 3,051m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:10℃(スタート時)
  • 結果・・13時間34分01秒 81位(完走94人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start 〜 CP1(4km地点)4km0:26:120:26:12
CP1(4km地点) 〜 CP2(12km地点)8km1:33:471:59:59
CP2(12km地点) 〜 CP3(18km地点)6km1:33:023:33:01
CP3(18km地点) 〜 CP4(21km地点)3km0:42:504:15:51
Refreshment CP4(21km地点)0:02:474:18:38
CP4(21km地点) 〜 CP5(25km地点)4km1:36:015:54:39
Refreshment CP5(25km地点)0:10:466:05:25
CP5(25km地点) 〜 CP6(33km地点)8km2:20:058:25:30
CP6(33km地点) 〜 CP7(38km地点)5km1:54:0910:19:39
CP7(38km地点) 〜 CP8(41km地点)3km2:04:0112:23:40
CP8(41km地点) 〜 GOAL5km1:10:2113:34:01
合計46km13:34:01

使用機材

 前日に過ごした感じだと日中は暑いので、そこまでの装備は必要ないかと必須装備だけを持って走りました。それでも、必須装備にダウンジャケットやレインウェアなどは入っていますし、ザックはパンパン。レース中は天気が崩れずにこの装備で大丈夫でしたが、天候が崩れると雪も降りますし、かなり寒くなるので対策が難しくなりそうです。
 地面が岩のところも多いので、もう少し底の厚いシューズにしようかと思っていたのですが、軽さを優先して選びました。これは結果的に大正解。標高が高くてあまり走れないので、路面が固くてもあまり痛くなりません。水もペットボトルで提供されるので、このザックで良かったなと。ハイドレーションにしていると給水にとても時間がかかるところでした。

 また、装備に入っているイブプロフェンは必須装備。籔は嘔吐したらリタイアしようと決めていましたし、薬は飲みませんでしたが、コース的にも薬を飲まなければいけないくらいならリタイアした方がいいと思いました。

  • シューズ・・Inov-8「TRAILTALON 250 MS(26cm)」
  • シューレース・・Nathan「LOCK LACES」
  • バックパック・・Ultimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・SALOMON「XA+CAP」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」、GENTOS「SG-325」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • ミッドレイヤー・・Haglöfs「SHIELD JACKET(XS)」
  • ミッドレイヤー・・UNIQLO「Ultra Light Down Jacket(M)」
  • レインウェア・・mont-bell「トレントフライヤー 上(S)」
  • 補給・・PowerBar「PowerGel Shots」4個
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • テーピング・・New-HALE「AKT 5m×7.5cm(1m分)」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」
  • イブプロフェン

レース展開

Start 〜 CP5(25km地点)

 レースの前半部CP5までは川沿いの緩い登りをとにかく登っていく区間。標高3,000mをスタートして4,100mまで、適度なアップダウンはありますがどんどん標高を上げていきます。スタートは「Yading Yizhan Hotel」の目の前。スタートとゴール地点が違うので、ゴールへ送る荷物を預けないといけませんが、他には何もする事がないのでゆっくりです。

 スタートして初めの1kmは街中を抜けるロード、みんな勢い良く走り始めますが、標高3,000mあるのでかなり抑えてスタートしました。そこから先はダブルトラック、工事用の道路みたいなところをゆっくり走っていきます。このような道がCP1まで続くので、すぐに到着。ただ、すでにこの時点でフラフラしている人もいましたし、標高が高いことを忘れてはいけません。

 エイドで目立つのは酸素ボンベ。吸っている人も多かったですが、やはり濃度の高い酸素を吸うと回復するのでしょうか?水、スポーツドリンク、コーラ、レッドブルなどは有り、食べ物もクッキーやバナナなどが置いてありました。

 CP1を出ると、CP3(18km地点)まではずっと川の横を通るシングルトラック。谷になっているので日差しが届かず、渋滞していてあまり動けないと肌寒く感じます。所々広くなっているところがあるので、少しずつ追い抜きながら早歩きで先へ。CP1からCP2はスタートダッシュで疲れて人が道を塞いでいる事がちょこちょこ。

 CP2(12km地点)から先はかなりバラけて前後に人がいないこともしばしば。もう標高3,500m以上なのですが、景色は日本の低山と変わりません。違っているのは馬で荷物を運ぶ為に、馬の糞がたくさん落ちていること。下を見ながら進まないと踏んでしまいます。

 一度ロードに出た所がCP3(18km地点)、ここから2kmのロード区間と1kmのロードを抜けるとすぐにCP4(21km地点)へ到着です。観光バスがたくさん走っているので、ひかれないようにだけ注意。

 CP4では初めて少しだけ補給しました。ペースも抑えていますし、あまりキツくないコースなので補給もそれほど必要ありません。水はペットボトルで提供されるので、入れ物もいらなかったかなと。向こうにはこれからぐるりと回る山が見えており、テンション上がるポイントです。

 平坦気味区間もラスト4km。亜丁自然保護区の木や鉄でできた遊歩道の上をCP5まで。初めて開けたところに出ると、山から吹き降ろしてきた風が冷たく感じます。少し冷えそうだったのでウィンドブレーカだけ着て、綺麗な景色を楽しみながらゆっくり先へ。この観光地、歩ける人ならトレッキングに来るととても楽しめそうです。

 ちょうどレースとしても中間地点のCP5(25km地点)で少しゆっくり休憩しました。この時点の標高が4,200mで、これからゴールまでは4,700m程度まで2回登るコース。この時点ではすこぶる元気だったので、クッキーやグミ等を補給して、日焼け止めをしっかりと塗り直して出発。標高が高くて乾燥しているので、日焼けは酷いです。帽子も首を覆うものにしていて正解でした。

CP5(25km地点) 〜 GOAL(46km地点)

 後半は標高4,690mと標高4,660mの2つ峠を越え、「仙乃日(チェンレースイ)」の周りを一周します。この山はチベット仏教の聖地となっており、一周するとご利益があるとか?標高4,000m以上の高地で20km以上あり一周するのはなかなか大変ですが、途中には「牛奶海(Milk Lake)」という湖などもあり、飽きずに進む事ができます。

 初めの峠へ向かう途中から少し高山病らしき頭痛が出始め、あとはユックリと進むのみ。何とか制限時間には間に合いそうだったので、本当に少しずつ進みました。ちょっとしたエイドが設営されている「牛奶海(Milk Lake)」までは観光客も多いので、観光客や馬を避けながらのハイクアップ。観光地というのもあるでしょうが、チベット仏教の聖地なので「タルチョ」が頻繁に飾られています。標高が高いので、緩い傾斜も少し苦しいです。

 ほぼ平坦のようなところも走れずに歩くのみ。高地ですがよく整備されており、ここまでは条件が良ければ普段着で来れそう。しっかり高度を稼ぐところと、ほとんど登らない所が交互に出てくるような印象です。

 光がとても強いからか「牛奶海(Milk Lake)」は青くて綺麗、聖地なので泳いだりすると怒られるようです。標高4,500mまで上がっていますが、こんな高地にもエイドを用意してくれています。ササッと水だけ補給して先へ。

 CP6(33km地点)になっている4,690mの峠が近づくと向かい風がとても強く、タルチョがもの凄い速さで揺れ、ヘリコプタのような音を立てていました。標高が高い上に、向かい風も強くて体が前に進みません。後ろから来た馬に追突されたりしながら、何とか前へ。寒くなって来たのでダウンを着ようかなとも思いましたが、着ると暑そうな微妙な気温。とりあえず我慢できている内はウインドブレーカだけで様子を見ることに。

 CP7(38km地点)までは標高差400mをひたすら下るのですが、雪の上やかなり泥濘んでいるところを通るので、下りなのになかなか進みませんでした。そして、とにかく風が強い。これまで体験したことのない風の強さで、籔の体も流されそうなほど。この時点で16時頃でしたので、これから日が沈むと危ないなとちょっと焦ります。「牛奶海(Milk Lake)」以降は観光客が来れるような感じではなく、一気に人も減り、全く人に会わない時間も多くなります。聖地一周も後半が修行のメインですね。

 エイドに置いてあるものはどこもほぼ同じなのですが、後半へ行くほど英語が通じなくなりました。CP7(38km地点)もこれだけ人がいるのに一切通じず。何時頃まで明るいか聞いておきたかったのですが、そこまでのコミュニケーションは出来ませんでした。

 CP7(38km地点)まで来ると、あとは1つ山を越えるだけ。下りは得意ですし、ササっと登って日が沈むまでにゴールできると考えていたのですが、そう甘くはありませんでした。山を巻いて少しずつ登っていくと、前方に壁のようになっている稜線が。方角的にはあの壁の向こうがゴールなのですが、遠くから見ても簡単に登れそうなところはありませんし、どうするのかなと思いながら先へ。登りに入りって更にペースが落ち、寒くなったのでここでダウンを着込みました。

 いざ近づいてみると最後の登りは壁。すでに酸欠で頭が痛いですし、何層にも重なる壁に完全に心が折れていましたが、ちょうど後ろから来たA氏に励まされ、何とか4,660mの峠まで。今回のコースは馬で運ぶ仕事をしている人がコースの所々におり、お金さえ出せば登りも下りも運んでもらえます。ちょうどゾンビの様になって登っているところで、馬に乗ったランナーに抜かれたのでイラッと。そのイラっとしたお陰で少し頑張れたような気もしますし、怒りの感情も大切ですね。最後の峠はタルチョがたくさん飾られていて綺麗だったのですが、制限時間を1時間早く間違えて急いでいたので写真なし。

 最後のエイドCP8(41km地点)に到着したのは19時半近く。ここからは5km下るだけですし、山の上の方にはまだ日が残っていたので、何とかライトを使わずにゴールできるかなと、残りの距離を聞いただけで出発。夜暗くなっても標高の高いところでエイド業務を続けてくれるとは感謝です。

 最後下りなので標高が低くなっていきますし、頭が痛いのも気にせず飛ばしました。それ程テクニカルではなく、気持ちよく走っていける下り。この日唯一しっかり走れた区間です。5kmですし、このペースなら真っ暗になる前にゴールへ到着できると思っていたのですが、途中で馬に乗った選手が道を塞ぐという自体に遭遇。細いトレイルなので抜けませんし、英語は通じませんしで、仕方なくペースを落として後ろを付いていくことに。馬もそれなりの速度で下っていくのですが、日没に追いかけられている籔の方が速いみたいです。

 最後の10分程度は真っ暗になってしまったので、仕方なくハンドライトを出してライトを点灯してゴールへ。最後は幅の広い階段状の下りですが、制限時間が近づいてマーキングが一部無くなっていたようで、コースが分かりずらかったです。何とかコースを教えてもらいながらゴールへたどり着きました。制限時間ギリギリな人達は体調が悪いと思われているのか、ゴールすると気分は悪くないか、寒くないかと甲斐甲斐しく世話を焼いてくださいます。酸素吸入なども用意してありますし、高地のレース対策はしっかりとされている印象でした。

 これまでのレースと違い、コース全てが高地・高高地に属し、気候などもよく分からない中でのレースはとても不安が大きかったです。途中から吹いて来た風や、高山病による頭痛など、どう対応していいか不安を促進させるものもチョコチョコ。そのような中でも、コースの景色は素晴らしいですし、登りごたえも十分。ここまで走りに来て良かったと思えるだけのレースとなりました。
 後は、前半部分に変化がなくて少し間延びする気がしたのと、登りだけでなく、下りも走りごたえのある区間を作ってもらえると最高。それでも、このコースは海外トレイルランレースに何度か出場した人には、ぜひ走ってもらいたいコースです。

Trail run, 2017 Yading Skyrun

 初めてのバーティカルトレイルランレースが、世界で最も標高の高い場所で行われる「YADING VK」になりました。7kmで標高差約1,000mを登るレースで、標高5,000mまで登ったのも初めて。何とか最後まで登り切る事ができました。コースは標高3,992mの「Chonggu Temple」をスタートし、標高5,000m地点までひたすら登るというもの。走れたのはスタート直後と他は少しだけなので、約8割は歩き通し、トレイルウォーキングと言えるようなレースでした。

大会概要

  • 大会・・Yading Skyrun(YADING VK)
  • 場所・・稲城亜丁(中国)
  • 日時・・2017/05/01
  • 距離・・7km(獲得標高 1,072m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:13℃(スタート時)
  • 結果・・2時間25分50秒 34位(完走56人中)

使用機材

 とにかく高くまで登るので、装備は軽く。5,000mまで登った時の体感温度を想定できなかったのでウィンドブレーカーだけ持ち、後はポールでしっかりと体を押して登りました。3時間以内にゴールする予定だったので、補給食も無しです。
 シューズも出来るだけ軽いものを選びましたが、これは正解。7kmと短いでもっと軽いものでも良かったかなと思います。登って行くと酸素が薄くなって、体を動かしにくくなる事を実感したので、少しでも身軽にしておいた方が楽です。ザックもバーティカルにはちょうど良いサイズでした。

  • シューズ・・Inov-8「TRAILTALON 250 MS(26cm)」
  • シューレース・・Nathan「LOCK LACES」
  • バックパック・・MOUNTAIN HARDWEAR「Fluid Race Vest」
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ポール・・Black Diamond「Ultra Distance(110cm)」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • ホイッスル・・不明
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」
  • ミッドレイヤー・・Haglöfs「SHIELD JACKET(XS)」

レース展開

 スタート地点は標高3,992mのChonggu Temple。目の前に6,000m峰がそびえ立っており、とにかく景色がいい場所にゲートが設置されています。綺麗なトイレが沢山設置されていますし、スタート前の水分なども補給できるようになっていて至れり尽くせり。この日は太陽が出ていて暑いくらいだったのですが、影があまりないので日焼け対策は必須。標高が高くて光が強いですし、乾燥しているのでよく焼けます。

 スタートして700m程度は舗装路。みんな勢いよく走り出しますが、スタート時点ですでに酸素濃度は平地の60%程度まで下がっているので、息が上がらないようユックリ走り始めました。ここで走らなくて正解だったかなと。
 700m走った後はシングルトラックへ。あまり斜度のきつく無い登りから始めるのですが、列ができているので同じペースで進んでいきます。日本の低山と同じような感じで4,000m以上にいる気はしませんが、木の間からは見たことのない景色が見え、ここが高地だという事を思い出します。

 途中は山を巻いているところも多く、それほど傾斜がきつい感じはありません。低山なら走って登っていますが、苦しくてとても走れるような状態ではなく、ひたすら歩いて登ります。

 本当に傾斜がキツいのは4.5kmからの300mと、最後の1km。この2つは空に昇って行く感じで、心が折れそうでした。地面は乾燥した土か石。滑りはしませんが、砂埃が立ちますし、石は浮いているものも多いので少しだけ注意が必要です。

 最後の登りは酸素も平地の半分程度ですし、少し頭痛も出始めていました。少し前に選手がいたので、その人だけは抜こうと、なんとか気力を持ち続けた感じです。誰もいなければ確実に座り込んでいました。

 ゴールの5,000m地点では完走メダルをもらい、中国特有の写真撮影タイム。沢山写真を撮っていると寒くなったので、ウインドブレーカを着て下山開始。レースは登りだけなので、下りはどうするのかと思っていたのですが、当然のように同じコースを歩いて下山でした。

 トップ選手とすれ違いで話せますし、後から来る人も応援できるので、これはこれで面白いなと思いますが、少し頭痛が出ていましたし、次の日もレースがあるので、とても抑えて下山。往復で14kmとちょうどいい距離で、楽しいと思ううちに終わりました。

 前日におそらく高山病の症状で嘔吐をしていたので、出場できるかどうか・5,000mまでたどり着けるか心配だったのですが、何とか最後まで楽しむ事ができて本当に良かった。初めてのバーティカルレースでしたが、はまりそうです。
 そして、このレースで最も衝撃的だったのは、標高4,700mの6km地点にエイドが用意されていた事。おそらくエイドは無いだろうと考えていたのですが、飲み物やちょっとした食べ物まで用意してありました。最後のきつい登り前に、とても良い気分転換となりました。

Trail run, 2017 Ultra-Trail d'Angkor(Bayon Trail Angkor)

 2017年は籔の中で勝手に「アジアシリーズ」、その第一戦として「Ultra-Trail d’Angkor(Bayon Trail Angkor)」に出場してきました。レース中ほとんどの時間で気温が30℃を超え、最高気温は32℃。それでも湿度が低いからか、暑さは想像していたよりも楽に感じました。辛かったのは日差し、直射日光が続く区間は倒れそうな程でした。
 山は「Phnom Bok」という標高221mと低い山が1つしかなく、更に地上の標高が40m程度あるので、実質的には180m程度しか登りません。他はほぼ平坦ですが、62kmで制限時間が12時間のレースなので、最低でも5.17km/hの平均速度で走らなければなりません。平坦ですし、ロードや林道の多いレースかと思っていたのですが、実際には草が体に触れるほどのシングルトラックも多いですし、飛び道具的な渡渉などもあり、山を登るだけがトレイルランでは無いと思い出させてくれたレースになりました。
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大会概要

  • 大会・・Ultra-Trail d’Angkor(Bayon Trail Angkor)
  • 場所・・Terrace of the Elephants, Angkor Thom(カンボジア)
  • 日時・・2017/01/21
  • 距離・・62km(獲得標高 330m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:29℃(スタート時)
  • 結果・・11時間41分56秒 71位(86人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間
Start 〜 8.5km地点8.5km1:06:031:06:03
8.5km地点 〜 17.5km地点9km1:12:502:18:54
17.5km 〜 Phnom Bok(30km)12.5km2:40:374:59:31
Phnom Bok(30km) 〜 Banteay Samre(37km)7km1:23:106:22:41
Banteay Samre(37km) 〜 Eastern Mebon(43km)6km1:19:177:41:58
Eastern Mebon(43km) 〜 Prasat Kravan(51km)8km1:43:399:25:37
Prasat Kravan(51km) 〜 French Bridge(57km)6km1:22:5310:48:30
French Bridge(57km) 〜Goal(62km)5km0:53:2611:41:56
合計62km11:41:56

使用機材

 平均気温が30℃を超えるようなレースは初めてでしたので、何を持っておけば良いのかよく分からず。日差しが強いので、できるだけ体を隠すような装備で臨みましたが、これは棘や虫に対しても有効だったかなと。グローブで守られていない指先に2回棘が刺さりましたが、虫さされは無し。走っているときは蚊も含めて、ほとんど虫を見ませんでした。

 ザックは3Lの小さいもので行こうと思っていたのですが、前日に暑さを体感し、1L以上水分が必要だと判断して、11.5LのUltimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」に変更。いざという時に背中にペットボトルを入れられるようにしておいたのですが、水を購入できるところが多いので必要ありませんでした。フロントのボトルポケットにはエイドで支給されるVittelの500mlペットボトルを入れ、エイドではそれを新しいものに交換するだけ。7箇所あったエイドですが、滞在時間は合計で2分くらいかなと。500mlペットボトルで飲み物が支給される大会では、こういったペットボトルが使えるザックが便利です。

 シューズはasics「TARTHERZEAL TS 3-wide(26cm)」というロード用の物で走りました。滑るようなコースではないので、軽さの利点が生きて良かったです。ただ、耐久性には問題あり。40km程度走ったところでソールとアッパーの間が剥がれてしまい、砂が入り放題に。やはりトレイルシューズは耐久性も向上されているのかなと思いました。水に足が浸かる場所も何箇所かありますし、次に出るなら出来るだけ軽いトレイルシューズで走ると思います。

  • シューズ・・asics「TARTHERZEAL TS 3-wide(26cm)」
  • シューレース・・ツインズ「キャタピラン 75cm」
  • バックパック・・Ultimate Direction「AK MOUNTAIN VEST 3.0」
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・SALOMON「XA+CAP」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
  • ライト・・Black Diamond「Ion LED Headlamp」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・wiggle nutrition「energy gel」12個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」18粒
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • テーピング・・New-HALE「AKT 5m×7.5cm(1m分)」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 7」
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レース展開

Terrace of the Elephants(スタート) 〜 17.5km地点

 前日に観光しながら体感気温を気にしていたのですが、太陽が出る7時からは既に暑く、9時には走れない状態になるだろう。逆に、日差しが弱くなる16時からは再び走れるだろうと予想。スタートからの2時間で行けるところまで距離を伸ばしておこうと、スタートから少し無理をして進みました。
 スタート前には地図の前に選手を集めてのブリーフィングがあったのですが、みんな背が高いので地図が見えません。ちょっとお腹が痛い気がしたので、トイレへ行ってからスタート。トイレまで往復500mあったので、スタートに遅れそうでした。スタート前にトイレダッシュをしたので、心拍数180bpmとかなり高めのスタートとなりました。
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 スタート後は少しだけロードを走りますが、すぐにシングルトラックへ。前半はオーバーペースなのは分かっていますが、少しでも進んでおきたいので180bpmに届かない程度で前について行きます。今回はBlack Diamond「Ion LED Headlamp」という小さくて軽いヘッドライト1つで行ったのですが、1時間程度しか使わないので十分でした。ただ、一人になるとマーキングを見落としそうなところも多かったですし、ジャングルに入って行くような場所も少しだけあったので、それもあってのオーバーペース。
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 約11kmにあるシェムリアップ川を渡るところで日の出に。スタートから1時間半の6時半、ちょうど日の出時間でした。周囲に山がないのですぐに明るくなります。ここでライトを片付け、サングラスに変更。ザックを下ろしたのはこの1回だけでした。日が昇るとすぐに眩しくなります。
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 ここからは日本でいう林道のような感じでしょうか、まっすぐな道が続きます。硬い地面だったり、砂浜のようにフカフカした感じだったり、色々な路面状態があるので、なかなか走りにくい。こういう所は苦手ですし、何より暑くなってきたので、少しペースを落として進みます。暑くなってきて疲れてきたところで2つ目のエイドへ。どこも水とバナナだけかと思っていましたが、ドライフルーツ(レーズン?)が追加されていました。
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17.5km地点 〜 Eastern Mebon(43km)

 全体的に砂浜のようなトレイルを抜けて先へ。足が取られて重いのと、9時頃になり気温が上がってきたのもあり、かなり歩きを交えて進むことに。嬉しくないことに、走れなくなる時間もだいたい予想通りでした。マーキングは全コースを通してしっかりと付けられており、ボーッとしていなければほぼ迷うことは無さそう。このコースにこれだけのマーキングをして行くのは大変だろうなという感じでした。
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 道も分岐が悪いトレイルを進んでいると川を渡るポイントに。周囲の状況からしてもこの大会のために作った橋では無さそうなので、普段から使われているのでしょうか?渡り始めるとよくしなるのですが、途中で折れそう。カンボジアの危険動物について一応は調べていたのですが、実際のところはよく分からないので、ワニとかいないよねと心配に。後ろから来た選手に写真を撮るから止まってと言われ、怖い時間が倍増しました。
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 トレイルを抜けると街へ。曲がらないといけないところでコースマークを見失ってまっすぐ行ってしまったのですが、横にあった小学校らしき所から、子供達が大声で道を教えてくれました。一クラスほぼ全員が窓から身を乗り出して教えてくれたのですが、授業は良かったのでしょうか?この辺りから赤土の場所が増え始め、車などが通ると砂埃を巻き上げて行きます。
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 村を抜けるとこの日唯一の山「Phnom Bok」が目の前に。標高200m程度なので丘という雰囲気ですが、この日初めて見る背の高いものなので新鮮。田園地帯を抜け、回り込むように近づいて行きます。
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 山登りは階段での直登、約180m登ります。時間的にも10時前でかなりフラフラ、少しずつ階段を登って行きました。籔と同じように季節が冬の国から来た人達はゆっくり、年中夏な国から来た人達は元気と、完全に分かれている感じでした。登りの様に負荷がかかるところでは、暑さ耐性の差が顕著に出て来ます。
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 山頂では観光地価格のUSD1で冷たい飲み物を売っていました。もうヘロヘロで、このレース中で唯一座って休んだポイントです。見渡す限り何もなく、地平線が見えます。
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 山からの下りはなだらかなトレイル、下り切ったところにエイドがありますが、水だけ貰って先へ。ここから次のエイド(Banteay Samre 37km地点)までの7km区間はほぼ写真のような林道が続きます。とても走りやすいのですが、暑くてよたよた走ったり歩いたりの繰り返し。生活道路らしくて、たまに自転車やバイクに乗った人とすれ違うくらいでした。
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 ようやくエイドを見つけたと思ったら、先に遺跡(Banteay Samre)をぐるっと回ってこいとの事で再スタート。遺跡だらけなので、ちょっと寄り道して遺跡を一周というコースが多かったように思います。ちょうどフランスからの観光客団体がいて、写真を撮っていると囲まれてしまいました。どのくらい走るのかとか、どんな大会なのかとか、ちょこちょこ走っていく人がいるので気になっていたようです。
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 遺跡を一周してたどり着いたエイドには、Vittelとバナナの他にスイカが。苦手なので、もちろん水だけ貰ってスタート。「次のエイドまで6kmだから余裕余裕」と言われて出発したのですが、次の区間が最もキツかったです。
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 ここからは一気に田園風景。少しロードを走ると、ヤシの木の間を通るコースへ。ヤシの木は涼しそうなイメージがあったのですが、影が出来なくてとても暑いです。周囲に気も無くなって、完全な日向に。
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 次の田園地帯では用水路のようなところにコースマークが、なかなか挑戦的なコースです。本当にここを通るのかと思いましたが、前後に誰もいないので確かめようが無く、覚悟を決めてバシャバシャと。
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 後は林道をつないでいくとEastern Mebon(43km)のエイドへ。大型観光地なので人がたくさんいて賑やかでした。残りは21kmですが、4時間ちょっとしか残っていなかったので、ここからはかなり焦り気味。常に時計を見ながら動くことになります。
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Eastern Mebon(43km) 〜 Goal(62km)

 道路は基本的に舗装されていないのですが、ここは大きな観光地なので舗装されていました。トゥクトゥクもたくさん通るのですが、涼しそうで良いな・楽そうで良いなと思いながら、出来るだけ早歩きで前へ。
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 細いトレイルや田んぼの中を走ったり、林道になったり、川を飛び越えたりと、かなりバラエティーに富んだコースに。トレイルも草をかき分けながら進むところもありますし、なかなかペースが上がりません。そういえばカンボジアにはコブラが生息していたよなとか思い出しながら、いつもより足元注意です。
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 そうこうしていると目の前に川が出現。後から地図を見てみると「Prasat Bat Chum」という遺跡のお堀だったようです。川に出たのでコースを間違えたかと思って見回すと、対岸にマーキングを見つけてがっかり。諦めてザブザブ行きましたが、腰まで水深がありました。
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 川さえ超えてしまえばもう凄いところは無く、集落を抜けてPrasat Kravan(51km)のエイドへ。このあたりの家は高床式になっているところが多く、新築されているところも同じ作りでした。一家揃って家の下にいるところが多いので、沿道では応援を受け放題です。
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 Prasat Kravan(51km地点)のエイドで残り距離を聞くと次のエイドまで6km、そこからゴールまで6kmという事で、残り時間2時間半だとギリギリいけそうな感じ。もう少ししたら気温が下がって走れるようになると思い、無理しない程度に前へ。まだ発掘されていない遺跡の横を通るトレイルや、遺跡自体をぐるっと回ったりと、意外と時間がかかるルートで焦りました。また、途中で足を攣って転けてしまったのですが、近くにいたトゥクトゥクの運転手さんが「タイガーバーム」を塗ってくれようとしました。籔が接した範囲では基本的にみんな親切で、しっかり対応してくれるなという印象。後ろから来たランナーが足を伸ばしてくれ、なんとかリスタートです。
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 最後のエイド「French Bridge(57km)」に着いたのは制限時間の1時間前。ここから6kmを1時間で走るのは難しいだろうと思ったのですが、行けるだけ行ってみようとすぐにスタート。周りのランナーは諦めている人・行く人が半々という感じでしょうか。エイドの椅子がちゃんとしたもので座ってみたかったのですが、最後まで座れませんでした。
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 最後のエイドからはとにかくペースアップ。脚はもちろん、腹筋や背筋など全身が攣りそうだったのですが、とにかくペースを上げるしかないので、なんとか走るという状態。赤土のまっすぐな道を、手元の時計を見ながら少しでもペースが上がるようにプッシュして行きました。ちょうど時間的にも16時になっていましたし、最後の区間が全て影になっていたのも助かりました。
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 ゴールであるアンコール・トムの敷地に入るところにある門を抜けると残り2km。どうやら最後が6kmという情報は嘘で、コース変更によって5kmになっていたようでした。45分で2km進めばいいので余裕。観光していた人と少し会話をすると、この門は「死者の門」だと教えてくれました。確かに、籔は今にも倒れそうな感じでしたが、なんだか縁起が悪い。すぐ近くに「勝利の門」もあるらしいので、どうせならそちらから帰って来たかったなと。
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 せっかくなので最後まで頑張ろうと、最後の区間も出来るだけ走ってゴール。ゴール前は今にも全身攣りそうだったのですが、ちょこちょこ一緒に走っていたタイ人K氏が体を支えてくれ、なんとか歩かずゴールできました。
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 通常のトレイルレースのように山が無い代わりに、ゆっくりとしていられないレースなので違う大変さがありました。また、暑さも大変で、数日いたからといって慣れるようなものでは無いでしょう。そんな過酷なレースでしたし、平坦なところが多いのでウルトラマラソン的な要素もあるのですが、運営もしっかりとしていますし、コースも変化に富んでいて、確実に楽しいトレイルレースでした。
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その他の写真はこちら UltraTrail d’Angkor(Bayon Trail Angkor) 写真

Trail run, 2016 第1回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田

 今年唯一の国内で出場するトレイルランレースでした。いつもは知っている人がほぼいない中を走っているので、エイドスタッフや誘導も知人、選手も知っている人が多数という状況はなんだか面白かったです。ちょっと疲れてきた時に知っている人に出会うと元気を貰えますね、随分と助けて頂きました。
 大会自体は天候の悪化から途中で中止に。「TDS(UTMB)」へ向けての練習と位置付けていたので、籔としては「TDS(UTMB)」での想定ペース通り進めて、上手くいった大会でした。
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大会概要

  • 大会・・第1回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田(エキスパートコース)
  • 場所・・恐羅漢山周辺
  • 日時・・2016/5/29
  • 距離・・45km(獲得標高 3,153m)
  • 天候・・天気:雨 気温:14℃(スタート時)
  • 結果・・10時間34分09秒 大会中止 那須エイド(45km地点)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間
Start(恐羅漢スノーパーク) 〜 A1 聖湖16km2:33:04
休憩 A1 聖湖16km地点0:02:36
A1 聖湖 〜 A2 恐羅漢スノーパーク11km2:18:41
休憩 A2 恐羅漢スノーパーク27km地点0:07:03
A2 恐羅漢スノーパーク 〜 Water Station 横川口8.5km2:19:28
休憩 Water Station 横川口35.5km地点0:01:10
Water Station 横川口 〜 A3 那須9.5km3:12:08
TOTAL45km10:34:09

使用機材

 今回は「TDS(UTMB)」のシミュレーションを兼ねていたので、新しい装備を沢山導入し、飲まない水など必要の無い荷物も重りとして沢山持って走りました。ザックの重量は5.5kgとずっしり。
 メインでテストをしたのはザックとポールとGPSロガーだったのですが、どれも最高の働きをしてくれました。特にポールはBlack Diamond「Ultra Distance(110cm)」に変えたのですが、折りたたみの機構がSINANOよりも単純で、扱いやすかったです。また、ザックはULTIMATE DIRECTION「AK MOUNTAIN VEST 3.0(MD)」にしたのですが、こちらは前面に楽にポールを装着することが出来、頻繁のポールを使ったり使わなかったり出来ました。

  • シューズ・・Inov-8「TERRACLAW 220 MS(IVT2551M1/BLB 26cm)」
  • シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
  • バックパック・・ULTIMATE DIRECTION「AK MOUNTAIN VEST 3.0(MD)」
  • ハイドレーション・・ULTIMATE DIRECTION「BODY BOTTLE PLUS」2個
  • GPSロガー・・EPSON「MZ-500B」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「 トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • レインウェア・・モンベル「トレントフライヤー ジャケット(S)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • グローブ・・SALOMON「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
  • ポール・・Black Diamond「Ultra Distance(110cm)」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・Power Bar「Power Gel」 18個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 熊鈴
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Start(恐羅漢スノーパーク) 〜 A1 聖湖

 スキー場のゲレンデを駆け下り、ロードを登ってトレイルへ。籔は真ん中辺りにいたのですが渋滞することも無く、先ずは楽しい九十九折りの下りを楽しみました。この後は5km程度の林道になるのですが、前の下りが楽しかったのでその余韻で何とか走って行けました。
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 林道から約200m登り、聖山から高岳へ続くロードへ。ここも列は出来ていましたが、立ち止まる程では無く快適に走れました。小さなアップダウンが続き、楽しいトレイル。その分、キツクもあります。
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 聖湖の第1エイドまではあまり疲れずに到着。ササッと水分を補給して出発しました。日本のエイドは色々とご当地物を準備して下さるのですが、レース中に固形物はほぼ食べないのでいつもスルーです。
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A1 聖湖 〜 A2 恐羅漢スノーパーク

 エイドからは林道とロードを通り、牛小屋谷のトレイルへ。下りはトレイルだったのですが、ユックリと負荷をかけないように下りました。どうしても飛ばしたくなって、心を抑えるのが大変。登りはほぼ歩き、この辺りはトボトボ歩きでした。
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 田代川に出た後のトレイルは最高。まずは羊歯が綺麗に生えた場所を抜けて川沿いへ出て行きます。走るのが楽しくて写真を撮れなかったのですが、羊歯が棚田状に生えているような場所も有りましたし、初めて見るような景色が多かったです。
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 牛小屋谷は川沿いを進める気持ちの良いトレイル。新しい橋を何本もかけて頂いており、濡れずに進めます。緩い登りなのですが、川の景色を見ながら楽しく走ることが出来ました。
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 水が冷たくて気持ち良さそうだったので、この日初ドボン。コースディレクターM氏に撮って頂きました。深くなっていて泳げそうな場所も有りましたし、また走りに来たいポイントです。遊びながら走っていると「A2 恐羅漢スノーパーク」に到着、スタート地点に戻ってきました。すんなりとエイドに入れるかと思っていたら、スキー場を登ったりと、かなり遠回りをしました。これは心理的にダメージが大きいです。エイドの写真も撮り忘れました。
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A2 恐羅漢スノーパーク 〜 Water Station 横川口

 ここからはブナの原生林になっている台所原(だいどころばら)を経由して広島県の最高峰である恐羅漢山へ登っていきます。この辺りから虫に襲われ始め、虫を追い払いながらひたすら登っていきました。何度か登ったことのあるルートなのですが、ずっと登りが続くのでキツいです。景色が良いことが救いでしょうか。
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 山頂では皆さん休憩。籔は虫が嫌だったのと、早く下りに行きたくて写真だけ撮って貰って先を急ぎました。いつもはスカッと綺麗な景色が見える場所なのですが、流石に雨で何も見えません。
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 恐羅漢山から旧羅漢山までは歩行区間、ストックも使わせて貰えませんでした。いつも泥濘んでいるポイントなので、どうせあまりスピードは出ませんし、早歩きで通過しました。ここの下りからかなり滑り始め、下りも慎重に下るようになってきました。それでもまだWater Stationに出るまでの下りは楽しく走れましたが、慣れていない人は疲れて座り込んだりもしていました。
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Water Station 横川口 〜 A3 那須

 横川口のエイドからは広島県の標高第3位の十方山へ直登。そこまで傾斜もキツクありませんし、距離も長くないので気が楽です。この辺りからは完全に一人旅、途中でいつもの水浴びもしっかりとし、ルンルン気分で登っていました。水に浸かると身体が冷えるからか、少しだけパフォーマンスが回復する気がします。山の中、一人で水に浮かぶのもなかなか気分良いです。
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 十方山山頂は何も木が生えておらず、晴れていたら最高の場所なのですが、この日は強い風も吹き付ける最悪の天気。そんな中、小さなブルーシートテントを張っただけで誘導をしているボランティアの方がいました。まさかこの山頂に人がいるとは思っていなかったので、この日一番驚いた瞬間でした。日本のトレイルレースは山の中にもサポートの方が沢山入っていますし、とても恵まれていると思います。
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 十方山からは那須の集落まで長い下りで楽しそうだと思っていたのですが、ほとんど人が入らないルートなのか雨で路面がドロドロに。籔の実力では普通に歩くことは出来ず、滑り落ちたり木や草に掴まりながら何とか下りていくという感じになりました。写真はちょっと靴が汚れているだけですが、この後顔の辺りまで泥だらけになり、写真を撮ることも出来ませんでした。途中で制限時間に間に合わないことを悟り、約5kmを2時間かけてユックリと下りました。
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 トレイルからロードに出たところで、運営側から大会が中止されることを聞き、後はノンビリと那須のエイドへと向かいました。途中で川に降りれる場所が有ったので、しっかりと泳いで体中の泥を落とし、スッキリしてエイドへ。ここの川の水がこの日一番冷たく、疲れた身体が冷えて気持ち良かったです。
 エイドでも少し待っただけでメイン会場へ帰る車が来て、スムーズに帰ってくることが出来ました。
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 大会が中止されるまでに完走したのは15%程だという事で、今回はほとんどの人が天候に阻まれてしまったようです。路面の状態が良ければ那須への下りもかなりスピードが出て楽しそうでしたし、来年もぜひ出場したいと思います。
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Trail run, 2015 HK168(Half168)

 香港での3回目のレースは2年前にルートをロストしてしまった「HK168(Half168)」にリベンジ。今回は道を間違えずに進めたのですが、途中で熱中症になってしまい、食べものも受け付けなくなってしまってリタイアしました。どうも香港のレースは完走出来ません、暑さに対する耐性を上げないといけないのでしょうね。途中の景色やトレイルは最高でした。

大会概要

  • 大会・・HK168(Half 168)
  • 場所・・Shing Mun Reservoir Main Dam
  • 日時・・2015/11/28
  • 距離・・53.5km(獲得標高 5,150m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:22℃(スタート時)
  • 結果・・13時間59分06秒 DNF Wo Hop Shek(53.5km地点)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間
Start(Shing Mun Main Dam) ~ Lin Au10.5km1:49:10
Lin Au ~ Hok Tau Reservoir10km1:52:26
Refreshments(Hok Tau Reservoir)20.5km地点0:05:34
Hok Tau Reservoir ~ Bride’s Pool10km3:27:43
Refreshments(Bride’s Pool)30.5km地点0:10:12
Bride’s Pool ~ Nam Chung Road12km2:31:49
Refreshments(Nam Chung Road)42.5km地点0:15:34
Nam Chung Road ~ Wo Hop Shek11km3:46:38
TOTAL53.5km13:59:06

使用機材

 今回のレースはドロップバッグが無かったので、全ての荷物を持ってスタート。エナジージェルを30個持っていたので、かなり重くなっていました。ただ、コース的にHalfだとポールは持たなくて良さそうでしたし、ライトはヘッドライトとハンドライトの組み合わせに変更。予備の電池なども考えると、かなりの軽量化です。水は2L持ったのですが、身体を冷やすのにも使っているとギリギリでした。
  • シューズ・・montrail「Men’s Bajada(GM2138 26.5cm)」
  • シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
  • バックパック・・SALOMON「S-LAB ADV SKIN HYDRO 12 SET」
  • ハイドレーション・・SALOMON「SOFT RESERVOIR 1.5L」、「SOFT FLASK 500ml/16oz」
  • GPSロガー・・Garmin「Fenix2」 40秒間隔
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・MIZUNO「A67RM-330」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
  • ミッドレイヤー・・finetrack「ヴェロキラップ(M)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • グローブ・・SALOMON「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」、GENTOS「SG-325」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • 補給・・Power Bar「Power Gel」 18個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Freetel「Priori3」

スタート地点へ(Shing Mun Main Dam)

 スタート地点は街中から少し北へ行ったところに有る「Shing Mun Main Dam」という場所でした。行き方がよく分からなかったので、誰かに連れて行って貰うか、ダメならタクシーの運転手に地図を見せてみようと決めて就寝。翌朝ホテルのロビーに降りるとタイミング良く「HK168」のゼッケンを付けた3人組がいたので声を掛けると、一緒に連れて行ってもらえました。中国本土からの3人組だったのですが、英語が話せる人・広東語が話せる人がそれぞれ1人ずついたのでスムーズ。スタート地点まで楽々と移動出来ました。

Start(Shing Mun Main Dam) ~ Lin Au

 参加人数があまり多くないので、スタート地点も混雑しておらず快適。1月の「HK100」でお会いしたY氏と再会することも出来、コース状況など教えて頂けました。写真を撮ったりしているといつの間にかスタート時間です。

 ロードを少し走って、よく走れるシングルトラックへ。あまり渋滞はせずに快適に走れました。Y氏と話しながら走っていたのですが、やはり香港のトレイルを走り慣れている人は階段状になっている下りがスムーズ。少し開けたところから空を見ても、そこまで大気汚染も酷くなくて助かりました。

 難なく1つ目のエイドに到着したのですが、この時点で暑くて水を被り始めていました。タイム計測は何となく&手書き、小さなレースならではです。そして、リアルタイムに更新される予定だったレース結果は、これだとなかなか更新出来ないだろうなとあきらめました。

Lin Au ~ Hok Tau Reservoir

 エイドから先は大埔(Tai Po)まで一度降りて、九龍抗山(Cloudy Hill)へ登っていきます。この辺りの登りからは影が全く無く、先までスッキリと見えるトレイルが続きます。この時の目的地は山頂に建っている塔。お昼に近付いて気温も上がってきましたし、日差しも強かったので身体に熱が籠もってきます。この登りから熱に負けて急にペースダウン。

 身体に水を掛けながら、2つ目のエイド「Hok Tau Reservoir」に到着。ここでスポーツドリンク等を補給し、水を2Lかぶって体温を下げました。スポーツドリンクは缶で、水はペットボトルでの提供だったのですが、これは受け取るのが早くて良かったです。ゴミとのトレードオフなのでしょうが。

Hok Tau Reservoir ~ Bride’s Pool

 ここから更に登り、おそらく前半で最も景色の良い区間。「八仙嶺(Pat Sin Leng)」という8つのピークを登ったり降りたりして行きます。とりあえずピークに上がれば後はなだらかなアップダウンが続くので走れるのですが、身体が全く動かずにひたすら歩きました。あまりにキツイので、下りでも座り込んで休んでしまいましたし、せっかくの景色をあまり楽しめませんでした。

 顔も少し辛そうになっていますが、座って休んでも心拍数が150bpm以下に下がらない状態がずっと続き、とにかくキツい。これまで周りの選手とコミュニケーションを取りながら進んでいたので、この区間でかなり助けて貰いました。食品添加物だらけだと思われる干し肉の様な物を貰ったのですが、不思議とそれを食べると少しの間走る事が出来ました。「噛む」という行為が良かったのか、何らかの物質が良かったのか分かりませんが、効果があったことは確か。それが何か聞き忘れてしまったのが残念です。
 最後は快適トレイルでエイドへ。命からがらという感じで、ここのエイドでもとにかく水を大量に掛けて貰いました。近くに川があると教えてもらったのですが、流石に海外の川は何がいるか予想出来ませんし、入れませんでした。容赦なく水をかけて貰い、ここでも少し回復。時間も15時を過ぎ、少しだけ気温も下がってきたのが救いです。

Bride’s Pool ~ Nam Chung Road

 ここからは里山トレイルのような場所を抜けて海沿いへ。途中でシングルトラックの脇道から牛が6頭くらいこちらに走ってきました。籔と目が合ったら引き返して走って行ったのですが、同じ道を走っていたら避ける方法が無かったなと、かなり怖かったです。イノシシよりも圧倒的に強そう。
 牛から不思議な刺激を貰い、気分が変わって少し走りながら海へ。影が無くてコンクリートで舗装された階段状の、いわゆる香港トレイルだけではなく、日本と同じ様なシングルトラックもちょこちょこ有ります。こういう所も植生が違うので雰囲気が違って面白い、何より蚊などの虫が殆どいないので快適です。
 海沿いはデートコースになっているようで、散歩している人が沢山いる中をフラフラと走って行きました。なかなか邪魔になっています。25km地点辺りからほぼ一人旅になり、ルートが合っているのかと不安だったりしたのですが、この海沿いで後ろから追い付いてきた人が一緒に進んでくれました。前に人がいるとルートを探しながら走らなくて良いですし、会話をしていると辛さに集中されないので少し楽に感じました。

 エイドまで一緒に行って貰い、ここで籔は完全にダウン。道路に寝転がって休憩するので、先に行って貰いました。このエイドでライトも点灯、18時には真っ暗になるので、かなり長い時間ライトが必要です。

Nam Chung Road ~ Wo Hop Shek

 ここからは完全に夜。小さな山を越えて、丘を2つ越えれば次のエイドだと気楽に考え出発しました。幸いにも気温が下がったことで身体が動き始め、登りでも止まらずに登れる様になりましたし、下りもユックリですが走る事が出来ました。
 この調子だとここからはペースを上げることが出来て、完走も出来るかもと思っていたのですが、どうやら甘かったようです。1つ目の山を下る途中で、犬の遠吠えが聞こえ初め、里に下りると野良犬らしき犬(きっと飼い犬を放し飼い?)が沢山。寄ってこないでくれと思いながら、目を合わさないように何とか先へ。カメラを向ける勇気はありませんでした。

 野犬ポイントも何とか超えて丘を登っている途中で、これまで40分間隔で摂取していたエナジージェルPower Bar「Power Gel」を口に含んだ途端、吐き気がして吐き出してしまいました。初めての経験でしたので、何か変な物でも混ざっていたかと再度試してみたのですが、結果は同じ。仕方ないので電解質だけでもとミドリ安全「塩熱サプリ」を口に含んだのですが、これも吐き出すことに。それなら水分だけでもと、スポーツドリンクを飲もうとしても結果は同じ。どうやら胃が受け付けなくなっていたようです。
 エネルギーが無くてもエイドにさえ着けば暖かい物を摂取して回復するだろうと考えていたのですが、エイドまでがなかなか辿り着きません。11kmと書いてあったのですが、結局は13km位走ってエイドへ。この時点で1時間は何も摂取していなかったのでフラフラし、ロードの下りを走る元気も無くなってきました。
 エイドで30分休んでも回復しなかったらリタイアしようと決めて寝転がっていたのですが、30分経ったところでスポーツドリンクを飲んでみても同じ結果でしたのでリタイアしました。ここでリタイアしたらタクシー代が高いとか、もう少し進んでいたら回復するかもしれない等考えたのですが、やはり何も摂取出来ないのは危ないのでリタイアを選択。翌朝になっても完全には回復していなかったので、正しい選択だったと思います。
 ちなみにエイドは全体的にとても簡素。殆どのエイドには水とスポーツドリンクとバナナが有るだけで、あとはほんの少し何か有るかもといった程度です。第1回目に出てきたカップラーメンとかは有りませんでした。
 146人の参加で完走者は56人、完走率は38%でした。天気も良かったですし、もう少し完走率は高いだろうと思っていましたが、なかなか過酷なレースだったようです。ここ数レースは全て熱で調子を落としているので、何とか熱に負けない身体を作ってリベンジしに来なければなりません。固い固いと言われる香港のトレイルですが、やはり僕は好きです。

Trail run, 2015 ULTRA PIRINEU

 ヨーロッパでは2回目のトレイルランレースはスカイランニングワールドシリーズの最終戦、スペインのピレネー山脈で行われた「Ultra Pirineu 2015」に出場してきました。半分少し走ったところで、制限時間ギリギリだったからか止められてしまったのですが、とても綺麗な景色の中を走る事が出来ました。

大会概要

  • 大会・・ULTRA PIRINEU 2015
  • 場所・・Bagà(Spain) スタート
  • 日時・・2015/09/19
  • 距離・・110km(獲得標高 6,800m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:6℃(スタート時)
  • 結果・・15時間47分18秒 DNF U6(60.9km地点)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間
Start(Bagà) ~ Rebost7.7km1:43:55
Rebost ~ Niu6.1km1:50:23
Refreshments(U2 Niu)13.8km地点0:07:56
Niu ~ Serrat14.4km3:07:58
Serrat ~ Bellver11.6km2:03:33
Refreshments(U4 Bellver)13.8km地点0:25:09
Bellver ~ Cortals9.7km2:21:47
Refreshments(U5 Cortals)51.5km地点0:34:02
Cortals ~ Aguiló11.3km3:30:14
TOTAL60.9km15:47:18

使用機材

 40km地点のBellverにドロップバッグを置いておく事が出来ましたし、天候が良かったので必須装備が前日に変更となり、随分と少ない荷物で進む事が出来ました。当日は晴天で最高の天気だったのですが、スタート時は6℃程度、標高2,500mまで上がると0℃付近まで下がり、昼間は20℃を超えて暑いと、気温の変化で消耗してしまうレースでした。
  • シューズ・・montrailMen’s Bajada(GM2138 26.5cm)
  • シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
  • バックパック・・SALOMON「S-LAB ADV SKIN HYDRO 12 SET」
  • ハイドレーション・・SALOMON「SOFT FLASK 500ml/16oz」3個
  • GPSロガー・・Garmin「Fenix2」 45秒間隔
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・MIZUNO「A67RM-330」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・Haglöfs「ACTIVES COOL TEE」
  • ミッドレイヤー・・finetrack「ヴェロキラップ(M)」
  • 保温ウェア・・mont-bell「ウイックロン ZEO ロングスリーブT(M)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「MTR 71 Visor」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」2個
  • ポール・・SINANO「トレランポール13.6(105cm)」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • レインウェア・・mont-bell「トレントフライヤー 上のみ(S)」
  • 補給・・Power Bar「Power Gel」 28個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • コップ・・UltrAspire「Race Cup」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 6」

Start(Bagà) ~ U2(Niu)

 日本語圏・英語圏の参加者が殆どおらず、事前に全くコース情報を取得出来なかったので、とりあえずアルプス山脈の山と同じ様なコースをイメージしていたのですが、ほぼイメージしていた通りでした。アルプスよりも少し岩が多く、テクニカルな感じでしょうか?
 スタートは小さな広場に1,000人が押し込められ、もの凄い盛り上がり。スタート会場へ向かうバスが遅れたために、後ろの方からのスタートになってしまいました。スタート直後から細い路地を抜けて、山へ入って行きます。

 少し進むとトレイルに入るのですが、いきなり細くなっているので渋滞。アルプス同様にカウベルを付けた牛が出迎えてくれます。周りの山を見てもルートがよく分からなかったので、どこを走るのか周りの人に尋ねながら進んでいたのですが、とりあえず見える範囲の標高が高いところは全部登るとの事で、ポールが指している先にも行ったはず。

 「U1(Rebost)」に着いた時のタイムで「U2(Niu)」の関門時間は大丈夫だと確信したので、かなりセーブしてユックリと登りました。籔の2歩が欧米人の1歩という感じでしょうか、標高2,000mを越えており、当然のように木は有りませんし、とにかく光が強いのでサングラスをしていても前が見え難い程でした。
 U2(Niu)は標高2,520m、気温0℃近い中で強風により更に体感温度は下がり、手はかじかむ程でした。なんとか水を補給し、写真を撮って貰ってスタート。8分の滞在でした。寒いところは殆どfinetrack「ヴェロキラップ(M)」を着用し、随分と暑くなったりしない限りは脱ぎませんでした。スタートから山頂を通過して下山途中までは着っぱなし、やはり登りは必要無かったかなとも思いましたが、着ていないと寒かったかもしれません。

U2(Niu) ~ U4(Bellver)

 Niuから先は下りが多くなるのですが、かなりテクニカルな岩の下りなので、あまりスピードは上がりません。飛び降りていくような所も多く、かなり神経を使いました。ユックリ登った後でユックリ下らないといけないのは、U4(Bellver)の関門が気になってきます。

 途中でロープを持って下りる様な下りもあったりと、CCCのコースよりかはテクニカルで、面白いですが時間はかかります。いわゆる日本で良くあるようなトレイルもあり、こういう所や滑るような場所は欧米人よりも日本人の方が速く走れる感じ。

 途中、馬や牛に道を塞がれたりしながらU3(Serrat)へ。こちらは馬も牛もカウベルを付けているので、谷全体にベルの音が響き渡っています。更に、馬も牛も走っていると少し怖いです。U4(Bellver)の関門が気になるので、U3(Serrat)は通過。今回は全ての栄養をジェルで摂取しようと決めていたので、エイドでは水分以外何も取りませんでした。
 U3(Serrat)からU4(Bellver)まではひたすら林道。とにかく林道が嫌いなので、この区間は本当にキツかったです。英語が話せないスペイン人とほぼ同じペースでしたので、ずっと話ながら走っていた気がするのですが、今考えるとどうやって話していたのか不思議。エイドで家族から不思議な飲物を振る舞われる程度には仲良くなっていたので、何とか話していたのでしょうね。もう意気消沈でU4(Bellver)到着です。
 U4(Bellver)では日本から一緒に行ったI氏に遭遇。水を補給し、ドロップバッグを受け取り、トイレに行って出発。15時間走ってトイレに行ったのはこの一回だけ。かなり汗もかいていましたし、いきたくならないのですよね。関門も迫っていたので早く出ようと思っていたのですが、意外とユックリしてしまって25分の休憩でした。

U4(Bellver) ~ U6(Aguiló)

 Bellverを出発しても同じ様な林道が続き、なかなか走る気がしません。積極的に歩きながら何とか先へ。この後は緩やかな登りのトレイルを通ってU5(Cortals)へ行くのですが、トレイルに入っても足が進まずにユックリです。この区間は写真も撮らずに、とにかく次の関門時間を気にして進んでいました。
 U5(Cortals)では先に到着していたI氏が内臓系トラブルでリタイアするとの事、運営からこの先は寒くてトレイルも危ないから、進むかどうか慎重に判断しろと、かなり脅されました。ここを出てしまったらU6(Aguiló)ではリタイア出来ず、U7(Gósol)まで行かないと下山出来ないという情報も有ったり、この時の足の状況では進んで良いかどうか迷ってしまいました。結局はこのコースを走った事の有る方を見付けるのに少し時間がかかり、その人から「そこまでテクニカルでは無い」と聞き、運営にもよくよく確認してみると「U6(Aguiló)でも大変だけど下山出来る」という話を聞き、先に進む事に。この確認作業に34分費やしていました。
 今考えると、それなりに装備も持って来ていましたし、とりあえず先に進んでおくべきだったかなと思います。次回は気を付けます。  もうすぐに暗くなりそうだったので、ライトを装備してU5(Cortals)を出発。牧場の中を通りながら、登っていき、下りは崖のような場所のトレイルを下りていくというコース。出発して少し行くと開けた場所に出て、そこにタイム計測機器が有りました。どうやらここまで来ないと電気が来ていないようです。

 U5(Cortals)でユックリしていたからか、足も随分と回復し、これまでよりは登りも登れる様になりました。順調に走って行き、20時23分にライトを点灯。こちらはサマータイムがあり、日本よりも1時間早くなっていますし、遅い時間まで明るいです。

 順調に進んでおり、次の関門にも間に合うなと思っていたのですが、半分少し進んだところで、何故か大会関係者に止められて一緒に次のエイドまで行く事になってしまいました。3人位の団体だったのですが、誰も英語が話せませんし、籔もスペイン語は全く分からないので、どうしようもありません。「次の関門間に合うよ」と言っても伝わっていない感じでしたし、仕方なくここでレース終了です。ユックリと次の関門へ一緒に進んだのですが、とにかくペースが遅くて寒い。下りも殆ど歩きますし、このレース中で最も精神的に良くない時間でした。
 1,000人参加で、最終的な順位は766位でU6(Aguiló)でのDNFとなりました。全体的には林道をもう少し走れる様にならないと厳しいというのと、テクニカルな下りの練習もしたいなと思いました。とにかくスピードを付けないと完走は難しそう、またリベンジしに来なければ。
 装備はほぼ問題有りませんでしたし、ジェルだけで進んで行くのもいつも通り。今回は摂取タイミングを忘れる事も無く、定期的に摂取出来ていたのでエネルギィ切れにはなりませんでした。

Trail run

 昨日は「第32回八幡川リバーマラソン大会」の3kmの部とリバーリレーの部に出場してきました。会場は皆賀にある「ミスズガーデン」でしたが、近くに駐車場が無かったので「タイムズ井口台」に駐車し、約2km走って会場入り。この駐車場は空き具合がHPで分かりますし、アクセスもし易いので良かったです。
 地元密着型イベントなので、まずは小学生の部から。時間も合って暇だったので、写真を撮ったりしながらコースの情報収集をしていました。毎年出場している運営側の人が「今年は水が少ないから岩が露出していて、痛い。いつもは地下足袋だけどシューズを履く」と言われていて、地下足袋を走る予定でしたが、ビブラムに変更。実際走ってみると、スタートから50m程度は岩でとても痛かったです。
 それにしてもこれだけ本気で走る人が多い大会で、ここまで盛り上がる大会は初めてでした。32回も続いている理由が分かる、とても良い大会でした。
 3kmの部は同時スタートする1.5kmの部のコースを2周。同じコースを2周するなら、キツいですし1.5kmの部でも良かったかなと思いますが、まあ川の中を走る事もなかなか無いので。途中に1ヶ所エイドステーションが有り、とにかく喉が渇いたので助かりました。川の中を3kmで20:29、どっと疲れました。
 リレーの部は200mのコースを6人で周回。なんとか頑張って走り切れる距離なので、心拍数が凄いことに。最後に1人抜けそうだったのでプッシュしていくと、ゴールした後は過呼吸状態になり息が出来ませんでした。もう長距離モードになっていて追い込むことも少ないので、久し振りに限界まで追い込めて、苦しいながらも楽しかったです。
 下の写真は撮影に来られていた「3110yの写真日記」というブログから拝借、もし見付けたら写真を撮って下さいと言っていたのですが、あれだけ人数がいると分からなかったようです。

「3110yの写真日記」より  今回のイベントで怒濤の如く続いていた主催イベント・レースが一旦終了。イベントをするおかげで4月から毎月100kmは走る事が出来ています。この後は約1ヶ月後の「Ultra Pirineu」へ向けて調整期間に入ります、今年は大した怪我も無く来れていますので、この調子を維持したいと思います。