171回目のフルートレッスンを受けてきました。バタバタとしており練習があまりできませんでしたし、外に出ている時間が長くて唇の状態も悪く、なんとか頑張って演奏するという感じでした。物としての振動体を使わない楽器なので、唇の状態にはかなり影響されてしまいます。特に今回は全て新たに取り組む曲だったので、楽器を持たずに譜読みしている時間も多くありました。
E.Köhler「op.33-2 12 Medium Difficult Exercises」の9曲は、まだ譜読みの段階。16分音符ばかりで黒い譜面なのですが、なぜか1ページに収まるような無理な譜割がされており、譜読みしていると目が疲れてしまいます。音自体はそれほど難しくないので、2ページに分けてもらえると、かなり譜読みが楽だったのではないかと感じます。
J.S.Bach「無伴奏フルートのためのパルティータ a moll BWV1013」の3曲目もまだ譜読みの状態。独特なテヌートやフレージングを意識していると、途中の細かく動く部分でテンポ感が分からなくなり、後半部分が間延びした感じに聞こえてしまいました。独特なリズムを意識しながらも、一定のテンポ感は持っておかなければなりません。
F.Kuhlau「3 CAPRICCI op.10」の3曲目は最後まで譜読みが進まず、なんとかできる範囲を見ていただくという感じになりました。分散和音で動く部分の効率的な運指を、すぐに動かすことができず、音を出すまでに少しラグが生まれてしまいます。また、装飾音符が付けられている部分は強調したい音なので、思っているよりもアクセント気味に演奏しなければなりませんでした。なかなかこの加減を一人で意識していくことができません。