「スカイラインクーペ(DBA-CKV36)」のヘッドライトを磨き、ウレタンクリアで再塗装しました。作業時のODOメータは162,000km。これまでは磨ける範囲だけを簡単に磨き、簡易的なコーティング剤でコーティングしていましたが、作業途中のままガレージへ放置できるようになったことで、根本的な対策を実施することが可能となりました。半年に一度のペースで磨き作業をしていましたが、この作業で2年間程度は綺麗な状態を保てればと期待しています。
日中は暑いですし、集中力も続かないので、早朝に1時間程度ずつ作業をしていきました。6日で7時間程度の作業。そして、コーナーセンサの修正作業と散らかしていた場所の片付けで、1日と1時間かかり、合計で7日で8時間の作業となってしまいました。色々と確認しながらなので1日に1ステップしか進みませんし、作業できない日も多かったので走行できない期間は2週間になってしまいました。
まずはフロントバンパを外すところから。バンパの脱着自体は難しくありませんでしたが、センサのカプラが外れずに多くの時間を消費しました。また、フロントバンパの上部を固定しているプラスチックパーツは、ナットを受ける部分が破損しており、ボルトを外すのに苦労しました。ここは左右とも破損していたので、新しいパーツに交換です。部品はバンパサポートで「62058JL00A」と「62059JL00A」でした。プラスチックで作られているものは、どんどん壊れていきます。また、バンパの上についているゴムパーツも破れていたので、こちらも交換しました。
フロントバンパを外せたら、次はヘッドライト本体を外していきます。4ヶ所のボルトで留まっているだけなので、動くようにするのは簡単ですが、こちらも裏にあるカプラまで手が届かず、色々と工夫しながらなんとか外しました。どうしてここまで整備性が悪いのか不思議なほどです。
ここからが本番、まずは取り外したヘッドライトを耐水ペーパで磨いていきます。かなり黄ばんでいたので、320、400、600、800、1,000、1,500番と、かなり低い番手から磨いていきました。同じ作業を2回しないといけないので、とにかく大変。黄ばみはなくなりますが、この時点では曇っているので、どうも綺麗になっているような気がしません。
脱脂をして乾燥させると、ついに塗装作業です。今回はヘッドライトだけなので、缶のクリアを使用。間隔を10分くらい開けて4度塗りし、ある程度は綺麗な肌になったかと思います。40点くらいかなという印象でしたが、作業前よりは圧倒的に綺麗ですし、十分に合格です。ソフト99「ウレタンクリアー」は初めてでも使いやすくて簡単に作業することができました。
せっかくなので、最後はコンパウンドで磨き、ガラスコーティングを施工して車体へ戻しました。コンパウンドでの磨き作業は必要なかったかと思いますが、これで数年は作業しなくていいと考えると、ついでに施工しておこうかという気になります。
全ての配線を仮につなぎ、バッテリィを戻して全てのライトが付くかチェックしてから、バンパを元通りに戻しました。バンパ下部を止めているボルトの受けが外れていたり、どういう順序で重なっているのか分からなかったりして、バンパを正しい位置に戻すのは苦労しました。1人で作業しているため、バンパを支えて正しい位置に持っていくのも一苦労でした。いまだにどう戻すのが正解か分かりませんが、下から順番に戻していった感じです。
ヘッドライトを外したので、ついでにウインカバルブも交換しました。他のバルブはすでに交換していたのですが、ウインカバルブは簡単に手が届かずに、交換できていませんでした。バルブのオレンジ色が見えないよう、ステルスバルブを選択しましたが、見た目がスッキリしたので正解だったかと思います。バルブはT20、ヘッドライトを取り外した状態なら取り付けは簡単でした。この車のバルブ関係を交換する時は、諦めてバンパを外した方が、早く確実に交換できるかもしれません。
走行チェックをすると、フロント側にあるコーナーセンサが停車時に過剰に反応し、常にアラームが鳴るようになっていました。バンパを外す際にカプラを外したり、センサの角度を少し動かしたからかと思います。どう対策すれば良いかわかりませんでしたが、センサ自体を外し、清掃をして、角度に気をつけて取り付けてみたことで直った気がします。
これで、どうしても実施したかった、実施に日数が必要な整備の1つ目が終了。籔にしては大掛かりな作業を超えたことで、バンパを外したりという作業には慣れ、次回から躊躇なく実施できそうな気がします。ヘッドライトが綺麗になると、次はボディに手を出したくなりますが、これはもう少し後にしようと思っています。次は異音の出ている足周りか、ダクトが破れそうなエアクリーナか、まずは情報収集です。