12回目のチェロレッスンを受けてきました。前回からの課題が、とにかく豊な音を引き出すことだったので、弓をしっかり使い楽器を鳴らすことだけ考えて練習していました。そのために音の大きさは出たのですが、その曲にふさわしい弓の使い方ができず、雑な演奏になってしまいました。テンポや曲調などによって、その音を弾くのにふさわしい弓の動かし方があり、早くその感覚をつかんでいきたいと思います。
また、特にA線を弾くときに肩が上がりやすく、駒と平行に弓を動かせていないとのことで、弓を引いていく角度を教えていただきました。身体の大きな部分で弓を動かそうと意識しようとしているのですが、なかなか治らない問題です。通して練習するのではなく、1つ1つの音を止まりながら体制を整えて、丁寧に練習していこうと思います。

D線のFやFisでウルフ音という、オクターヴ上の音が出る症状が出ていたので、見附精機工業「ピュア・ブリランテ(ゴムレス・ウルフキラー・チェロ用)」を取り付けました。ウルフ音は色々な出方をするようで、唸るような音ということで良いネーミングかと思います。一方、それを防ぐための道具に「ウルフキラー」という名前が付けられているのは少し品がなく、弦楽器らしからぬ命名なように感じます。海外だとResonatorやEliminatorという単語が多く使われており、それらなら違和感なく受け入れられます。
共振しているものを止めるということで、G線にウルフキラーを装着したのですが、D線で発生していたウルフ音がなくなりました。4本の弦だけでも、共振が発生しているということがよくわかる例です。


チェロ用◆ピュア・ブリランテ(ゴムレス・ウルフキラー)