今回の旅の目的である「キラウエア火山」を見にいきました。建替えのために休業しているKīlauea Visitor Centerに車を停めて、Crater Rim Trailを西に歩いてクレータへ近付いていきましたが、とにかくクレータの規模が大きくて、なかなか近付いている気がしません。
木があるトレイルで風が吹けば涼しいのですが、奥へ進んでいくと木がなくなっていくので、なかなかの暑さです。バスや車でも終点へ行けるのですが、実際にクレータの周りを歩いてみると、規模感を感じやすいですし、不思議な植物も多くて楽しく歩くことができました。

タイミング的にはそろそろ噴火するのではないかという予報でしたが、籔が訪れた時は煙が見えるのみで、溶岩が噴き出している姿を見ることはできませんでした。それでも、その大きさを感じられただけで、来た甲斐は有ったと思いますし、また訪れる時の下見は十分にできました。戻ってこなければ。

キラウエア火山までは、宿泊しているKailua-Konaから島の南側を通る11号線をレンタカーで走って向かいました。あまり人の住んでいない、他に何もない地域を抜けていくのですが、狭くクネクネした部分も多いので、運転はなかなか大変でした。ただ、周りの風景が徐々に火山らしいものに変わっていき、期待感が高まってきます。また、このルートが帰りだと、火山の周りを歩き回った身体にはかなり過酷だったかと思います。回り方としては正解でしょう。

Punaluu Black Sand Beachに立ち寄りましたが、島の東側は急に風が強くなり、とても海に入って遊ぶという状況ではありませんでした。籔ではウインドサーフィンの道具を運ぶことすら困難だと思われるような強風で、太平洋にポツンと浮いている島の過酷さを感じました。

このビーチは海亀を見ることのできる場所として有名ですが、この日も10頭以上の海亀を見ることができました。すぐ近くに人間がいるビーチに上がってくるのは不思議な気もしますが、火山の影響で海水温が高いなど、何か理由があるのでしょうか?

帰りは島の真ん中を貫くSaddle Roadを通って帰りましたが、こちらは道がまっすぐで走りやすく、体感的には半分程度の時間しかかからないのではないかと思います。ここから見た夕日もとても綺麗で、思わず車を停めて写真を撮りました。ただ、この後で街へ降りて行く190号線に入るところで雨が降り始め、急に鹿が飛び出して事故をしそうになるという怖い体験をしました。まさかハワイ島で鹿が飛び出してくるとは思わず、なんとか避けられて幸運でした。
