眠らない街ハノイ

 ハノイでの宿泊や移動についてのまとめ。ちょうど雨季も終わり、過ごしやすい時期らしいですが、連日30℃を超える気温で湿度も高く、日本の夏よりもきつい感じでした。東南アジアに典型的なお店の床に寝ている店員さん多数、上半身裸のおじさん多数。それでも蚊には1度も襲われず、虫関係では快適に過ごせました。

 ホテルは開業して間もない「La Sinfonía del Rey Hotel & Spa」という所に泊まりました。街中の便利な所に泊まりたかったので街中に位置しているホテルの中で、オープンしたてのベトナム資本というところが決め手でした。以前、ダナンへ行った時に泊まったホテルが、同じ様にオープンしたてのベトナム資本でとても良かったので、同じ様な選択です。

 予想していた通り、部屋や接客はとても良いものでした。スタッフみんな英語が話せますし、自分たちのサービスに問題がないか気にしており、オープンしたてだからか改善しようという気持ちが伝わって来る感じ。ご飯も美味しく、お風呂も大きくて、ホテルの中には何も問題なし。

 問題はホテル周りの環境。アジアの街中なのでクラクションの音がうるさい事は覚悟していましたが、この場所はそんなものではありませんでした。週末は部屋から見える極近い場所にスピーカーもりもりのステージが組まれ、夜は2時までどんちゃん騒ぎ、朝は5時からどんちゃん騒ぎと、ほぼ丸一日中大騒ぎなすごい所でした。ものすごく暑くなる真昼間は静かになるのですが、それ以外は煩くて、ベトナム人どれほど元気なのかなと思ったほどです。
 ホテル自体はとても良かったのですが、次にハノイに来たら旧市街を外して、静かな所に泊まろうと思います。このホテルが郊外にあれば最高なのですが。

 移動には「Grab」という、「Uber」の様な配車アプリが最高でした。ベトナムのタクシーはほぼベトナム語しか通じないので、事前に行先と料金が決まっていたり、運転手の評価が見えるのは安心。運転手も良い評価が欲しいからか、とても親切です。車種は特別に指定しなければ、ほぼ全てヒュンダイ「i10」のMTでした。やはり車体の価格が安いのでしょうか?約30分程度かけて9km先の郊外へ出ても300円程度でしたし、キャンペーン中なのか市内2km程度の移動なら4円でした。9回乗車して合計1,300円以下。安くて、バスなどの公共交通を利用しようとすら思いません。
 生産が始まったベトナムの国産車「VinFast」は広告をたくさん見ましたが、実車は2台くらいしか見かけませんでした。まだ供給されていないのでしょうか?外見はとてもカッコ良くて良い感じでした。価格も安く設定されており、輸入車の高いベトナムではこれから一気に増えるのかなと感じます。 

 交通状況はこれまで見た中でも上位に食い込むカオス具合でした。信号無視・逆走は当然ですし、車に向かってバイクも突撃して来ます。運転手はスマホを触りながら余裕で運転していますし、それでも事故は起こりそうにないのが不思議。日本に戻ると、歩いてる人や対向車は止まるものだといった思い込みで運転しているということを強く感じました。ハノイとは比べ物にならないほどボーッと運転しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アバター画像

本州の端っこ在住。 長閑な非都市部でフルート、ピアノ、作曲を勉強中。競技でパワーリフティングにも取り組んでいます。色々としているおかげで、常に新しい課題だらけ。飽きる暇もなく、楽しめています。