広島文化学園HBGホールで行われた広島交響楽団の「第422回定期演奏会」を聴きに行きました。今回の目的はシュトラウスのオーボエコンチェルト、木管楽器のコンチェルトがある時は可能な限り聴きに行く様にしています。今シーズンは木管楽器のコンチェルトも多く、ここ数年よりも聴きに行く頻度が高い気がします。
オーボエは息の必要量や音色などフルートとは真逆とも言えるので、コンチェルトを聴いてもアプローチが全く違っていて面白いです。とても綺麗な音色でサラッと過ぎていくのですが、なんだかあまり仕掛けが無い感じを受け、音色も相まって眠気が。
前半とは打って変わり、後半の交響曲はあちこちで仕掛けが炸裂。元々、綿密に書かれているのだろうなという曲を、しっかり整理して聴かせてくれました。初めて聴く作曲家の曲でしたが、あの音にはどんな意味があったのかなと考えるきっかけが多く、魅力的な音使いをしていて好きになりました。
- 指揮:チャールズ・オリヴィエリ=モンロー
- オーボエ:フィリップ・トーンドゥル
- R.シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調AV.144
- スク:交響曲第2番ハ短調作品27「アスラエル」