58回目の作曲レッスンを受けました。転調の最後の問題が2つ残っていたので、その2つを解き、ソプラノ課題の小問へ進みました。課題の小節数も増え、小さな3部形式の曲のようになっていました。これまでただの練習問題だったものが、徐々に普通の曲に近付いてきて、形式を意識した解き方をするものも出てきました。
作曲は聴音課題を金管5重奏に編曲していきました。金管楽器が最も縁遠く、音域やできないことなどほぼ何も知らなかったので、ゴードン・ヤコブ「管弦楽技法」を参考に音を確かめながら書いていきました。まだそれぞれの楽器をどう使うという事までは考えられず、まずは無理のないように音を当てはめていくという段階。トランペットやホルンなど、実音を移調しながら読まないといけないものが増えると、瞬時に和音や音程の上下関係を把握できなくなってきます。これも慣れですね。
楽曲分析のグループレッスン17回目も受けました。モーツァルト「ピアノソナタ 第15番 ハ長調 K.545 第2楽章」を題材に複合3部形式についてや、倚和音について和声分析をしながら学んでいきました。事前に和声分析をしていったのですが、移調していると判断して処理するのか、そのままの調だと考えるのかなど、迷うポイントが多くありました。明確なカデンツがあれば移調とみなすという基準に当てはめて分析していきます。次回は第3楽章、色々な曲を分析していくことで、曲の見方も少し変わってきたような気がします。