周東町の「パストラルホール」で開催されたピアノの発表会に出演させていただきました。昨年に続き、今年もピアノとフルートで2回舞台に乗らせていただきました。同じ日に違う楽器でそれぞれ舞台に立って思うのは、まだピアノの方がフルートよりも緊張しないということ。曲の難易度が違うというのも影響しているのでしょうが、フルートの方が息を使いますし、ピアノと違い鍵盤を押したら音が出るピアノとは安心感に差が出るのかと思います。
シベリウス『5つのピアノ小品 より「樅の木」』を弾かせていただきましたが、あまり弾かないジャンルの曲なので、どんな響きが正しいのか最後まで迷いました。メリハリを付けて演奏しようとしていましたが、どうしても強弱の差も小さくなってしまいましたし、流れも大きく動かすことはできませんでした。
この曲は来月にもう一度演奏する機会があるので、現状を維持しつつ、もう少しメリハリのある演奏ができるように意識して弾いておこうと思います。
フルートはG.Fauré「Sicilienne」を先生の伴奏で演奏させていただきました。あまり凝った曲を練習する余裕はなかったので、「フルート名曲31選」の一番初めに載っている曲を選んだのですが、いざ演奏すると低いD4から始めるフレーズが多くて、低音部を正しい音で演奏することが大変でした。
また、6/8のリズムを意識していると、メロディが細切れになってしまい、大きな流れを作れなかったなと反省。なかなかこういう曲を演奏する機会は無いのですが、フレーズへの意識を付ける良い機会となりました。