久しぶりに受験生へ現代文を教えることになったので、復習を兼ねて問題集を解いたり、普段読まない文学作品を読んだりしています。ここ1週間くらい続けているので、段々と読み方も上手になって来たような。これまでは寝る前に布団に入って本を読んでいたのですが、この方法だとすぐに寝てしまうと分かったので、反省して座った読むことにしました。
あまり読む本のジャンルに拘らない様にしているのですが、ここ最近は折角なので音楽に関わる本を読んでいます。昨日読んだのは平野啓一郎「マチネの終わりに」。ちょっと無理矢理な流れのところも多いですが、物語全体を通しての流れが良くて、本自体も音楽的だなと感じました。昼間に開かれる演奏会の事をフランス語で「マチネ」というらしいのですが、わざわざ単語が存在する所に日本との文化の差を感じます。