国立新美術館で開催されている「日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」という展覧会へ行きました。本当は東京都美術館で開催されている「クリムト展 ウィーンと日本 1900」を見ようと、開館時間に訪れたのですが、入場待ちの長い行列を見てすぐに諦めました。あれだけ人がいると絵を見るというより、人の中を漂うという感じかなと。とても人気がありそうだったので、事前に他の美術展も調べておいて助かりました。
「日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」は、ウィーンにおける芸術運動の流れが分かる、とても良いものでした。特にエゴン・シーレの作品はインパクトが強くて、惹きつけられました。
音楽をしている者からすると、モーツァルト、シューベルト、ヨハン・シュトラウス、マーラー、シェーンベルクの肖像画や演奏風景が描かれた絵が見れ、ハンス・マカルトの「真夏の夜の夢」、グスタフ・クリムト「ゴルゴンたち(ベートヴェン・フリーズのための習作)」といった、音楽と関わりの深い絵など、音楽関係の作品が沢山あって楽しめました。流石は音楽の都ウィーンがテーマになっているだけあります。