広島県立美術館で開催されている「大広重展 ― 東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界」を見に行きました。今年の美術展もこれで最後、今年は16個の美術展を見に行きましたが、最後に大量の作品が展示されている重量級の展示を見る事ができました。昨年は美術展もストップしていましたが、今年は国内にある作品での展示が再開されて、多彩な作品を見る事ができたような気がします。
内容は「東海道五拾三次」と約20年後に描かれた「五十三次名所図会」をセットで55カ所分全て展示しているというものがメインでした。東京から京都へ至るまでの、全ての宿場町が順番に展示されているので、自分も旅をしているかのような気持ちになることができました。あまり旅行できない時代には嬉しい展示。また、20年後の絵との比較もできるので、晩年の落ち着いた色彩など興味深く見る事ができました。
ただ、メインの展示だけでも100枚を超し、それ以外にも版の違いによる作品の変化や肉筆画などがあり、とにかく点数が多いので一通り見て回るだけで足も頭もヘトヘトになりました。