広島文化学園HBGホールで行われた広島交響楽団の「第421回定期演奏会」を聴きに行きました。珍しくマリンバの協奏曲がプログラミングされていましたし、ソリストも好きな 小森邦彦 氏でしたので、どうしても聴きたいコンサートでした。マリンバコンチェルトだからそれほど人は多くないかなと思っていましたが、いざ30分程度前に到着すると駐車場はギリギリ入れたという感じ。ブルックナーお好きな方多いのですね。段々と日が長くなり、コンサート開始時もまだ明るくなってきました。
ホールに入った時から「オーケストラ大きいな」と感じていた通り、協奏曲なのに3管編成と大きな編成でしたのでマリンバには大変そうでした。2,000人規模のホールで、あのサイズのオーケストラが後ろに付いていると思うと、籔では音量面でどうにもならないなと恐ろしくなるのが第一印象。
演奏が始まると、そういった面もカバーしながら、あんなに曲調が変わる曲を全て暗譜でしっかり表現されていたのは流石でした。こういう演奏を聴くとマリンバを演奏したくなります、なんとか練習できる環境を構築せねば。
ブルックナーは初めて聴きましたが、熱狂的に好きな人が多い理由の分かるような演奏でした。聴きやすいメロディなのに構造は込み入っていて、展開も様々、迫力もあると気に入られそうな要素がそろっているのでしょうか。金管群の大音響に久しぶりに揉まれました。
- 指揮:下野竜也
- マリンバ:小森邦彦
- トミ・ライサネン:マリンバ協奏曲「ポータル」(改訂版世界初演)
- ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)