51回目の作曲レッスンを受けました。ほぼ休みなく週に1度のレッスンをしていただいているので、これでちょうど1年間が経過してことになります。この1年間で「和声 – 理論と実習」の1巻全てと、2巻のほぼ半分に当たる第4章まで終えることができました。作曲科の受験生だと1年程度で2巻全てを終えるようなので全く追いつけませんが、受験という締切はないので、変わらず地道に取り組んでいこうと思います。
今回のレッスンはドリアの4度とナポリの2度の続き。内声の連結をスムーズにするため、どこから配置に工夫をしていくかなど、考えることがたくさんありました。また、第5章 K2におけるS諸和音の総括に入りましたが、たくさんある選択肢から魅力的なメロディが作れるものを選んでいく作業に時間がかかります。それでも、これまでより格段にお洒落な響きがする課題を作ることができ、解いていくのが楽しいです。
和声法だけでなく、作曲自体のレッスンも7ヶ月前からしていただいています。毎週、8小節程度の1楽節の曲を書いたり、聴音課題メロディに伴奏をつけたり、何か作る作業も続けています。また、前回からは楽器の扱い方を学ぶために、編曲の練習も始まりました。今回はブルクミュラー「25の練習曲 op.100」の2曲目Arabesqueを素材に、木管4重奏へ編曲しました。オーボエなど楽器の特性に合わない音域に音を書いていたり、もっと楽器のことを知らなければと感じることが多くありました。ゴードン・ヤコブ「管弦楽技法」をお勧めしていただいたので、読みながら課題を進めていこうと思います。
楽曲分析のグループレッスン10回目も受けました。ハイドン「ピアノソナタ第35番 1楽章」の続き、古典派の特徴である多感様式やギャラント様式について教えていただき、転調の多い展開部がどのような作りになっているかや、再現部の第2主題が主調で始まっていることを確認しました。形式の形を1つずつ見ていくと、自分で作る時の参考になります。まだまだたくさんの曲を見ていかなければ。