65回目の作曲レッスンを受けました。遠隔調への転調を進めていますが、どこで転調するだろうか、どう接続できるだろうかばかり考えていて、ゼクエンツになっている部分や、響きの重さなどに気付くことができていませんでした。全体的な構造を見ないといけないとは、折に触れて思い出すのですが、ついつい前後の和音の連結という小さなところばかり見てしまいます。
また、ソプラノ課題では、頻繁に跳躍するバスを書くことが心理的に難しいです。形に慣れていかなければいけないのでしょうが、どうしてもバスを順次進行に近い音に動かしてしまいます。
作曲は前回作ったフルートとピアノの8小節を素材に、第1変奏を作っていきました。何をどこまで変えて良いのか分からず、なるべく元の形を保ったままで曲として成立するように作ってみました。音数が増えたことで、少し和声進行を変えないといけないところもあり、色々な制約をクリアする方法を学んでいるという感じがしています。次回は第2変奏を作っていきます。
楽曲分析のグループレッスン23回目はG.Caccini「Amarilli」を題材に歌曲の分析をしました。バロック初期の作品として、ポリフォニーとホモフォニーの違いや、ようやく取り入れられてきた3和音以外の和音などを見ていきましたし、転調している部分が多く、どう捉えていけば良いのか勉強になりました。