JMSアステールプラザ大ホールで行われた広島交響楽団の「ディスカバリー・シリーズ 4 ~日本人の交響曲と交響曲の父」を聴きに行きました。ちょうど山陽自動車道で広島へ向かっている途中で車両火災による渋滞に巻き込まれ、トンネルの中で20〜30分程度全く動かない時間がありました。救急車や消防車も現場へ向かっていましたが、トンネル内は狭くてなかなか先へ進めないようでした。
このまま動かずにコンサートへ行けないかもしれないと考えていましたが、それほど大きな火災ではなかったようで助かりました。
今回の目的は一柳慧『交響曲「ベルリン連詩」』、「連詩」というコンセプトを歌詞だけでなく、音楽にもどう取り入れられているのか楽しみながら聴くことができました。どのような要素が関連付けられて音楽が進んでいっているのか、考えても分からない部分も多いのですが、たまに理解できると嬉しく感じます。
また、こういった曲だからか前半のハイドンとの対比が際立ち、後から振り返った時にハイドンがより魅力的に感じました。意欲的なプログラミング、面白いです。
今の体制では最後のディスカバリー・シリーズとのことで、とても暖かい雰囲気で演奏会が進んでいました。最後の定期演奏会も聴きに来る予定なので、次回も楽しみです。
- 指揮:下野竜也
- ソプラノ:天羽明惠
- バリトン:黒田祐貴
- F.J.ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104「ロンドン」
- 一柳慧(生誕90年・追悼):交響曲「ベルリン連詩」