広島県立美術館で開催中の「生誕120周年 サルバドール・ダリ -天才の秘密-」という展覧会を見に行きました。シュルレアリスムのマグリットが好きなので、そことの関連でよく絵は見ていましたが、改めて多くの作品を一度に見ると、日本の漫画にも多くの影響を与えているのではないかなと思う作品も多くあり、ブルトンが指摘した通り、商業的でイラストレータだったのかと感じました。

商業的な印象からか、タイトルに掲げられている「天才」という言葉とは異なる印象を持ちましたが、それでもダリらしさというものは保っており、制作していた期間が長いので、色々な時代があったのだと感じます。自己のブランディングをしっかりしていったという意味では、現代的なアーティストらしさもあり、アーティストの先駆けですね。
