下瀬美術館で開催中の「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」という展覧会を見に行きました。下瀬美術館がベルサイユ賞で「世界で最も美しい美術館」に選ばれたことを記念して開催されている企画展とのことで、齋藤恵汰をキュレーターに、建物のコンセプトをもとに展覧会が作られていました。
小さな仕切られた展示室がたくさんある特性を活かして、それぞれの部屋に1人の作家さんの作品が展示してあり、現代美術の展示にはとてもいい美術館だと感じました。鄭天依「My Shadow on Your Dust」は、共通的な認識と個人のノスタルジーがゴミを通してつながるという、面白い感覚でした。普段から感じていることを、しっかり作品にするという、その行動が大切ですね。
