IRONMAN 70.3 Colombo 2018 レースレポート

 スリランカのコロンボで行われた「IRONMAN 70.3 Colombo」に出場しました。約20ヶ月振りのトライアスロンで完走できるか不安でしたが、暑い中をなんとか最後まで走ることが出来ました。地理的にアメリカを除くと世界の真ん中辺りに位置するからか、800人程度の参加者で63カ国から参加者があったらしく、実感としても他の大会よりも様々な国籍の人がいるなという感じ。全て英語で運営されており、アナウンスされている内容が分かりますし、意思疎通が楽でした。

 事前の天気予報では雷雨になっていたのですが、当日は晴れ。気温も33℃まで上がり、9時頃からはかなり熱くてフラフラとしてきました。コース的に風も強くてバイクパートは風との闘い、ランパートは暑さとの戦いとなり、かなり厳しいレースでした。

大会概要

  • 大会・・IRONMAN 70.3 Colombo
  • 場所・・コロンボ, スリランカ
  • 日時・・2018/02/25
  • 距離・・113.1km、Ironman70.3(S1900m/B90.1km/R21.1km)
  • 天候・・天気:晴 気温:26℃(スタート時)
  • 結果・・7時間11分34秒 469位(617人中)

区間タイム(時:分:秒)

SWIM0:43:552.6km/h376位
Transit 1 SWIM to BIKE0:10:05
BIKE3:06:2728.27km/h342位
Transit 2 BIKE to RUN0:07:37
RUN3:03:316.9km/h510位
TOTAL7:11:3415.72km/h469位

使用機材

  • 共通
    • シャツ・・Compressport「Triathlon Shirt(S)」
    • ショーツ・・2XU「Perform Tri Short 9″(S)」
    • カーフガード・・Compressport「R2 Calf Guard(T2)」
    • アームカバー・・2XU「COMPRESSION ARM SLEEVES JACQUARD X(M)」
    • GPSロガー・・GARMIN「630J」
    • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • SWIM
    • ゴーグル・・Aqua Sphere「Kayenne Regular Fit(Tinted Lens)」
    • スイムキャップ・・大会支給
  • BIKE
    • フレーム・・Planet X「Exocet 2(S)」
    • ホイール・・Planet X「82/101 Wheelset 700c」
    • タイヤ・・Vittoria「Corsa SC Tubular Road Tyre」
    • クランク・・SHIMANO「ULTEGRA FC-6800 172.5mm(52-36T)」
    • カセット・・SHIMANO「ULTEGRA CS-6800(11−28)」
    • バイクシューズ・・SHIMANO「SH-TR32(41)」
    • ヘルメット・・SPECIALIZED「S-Works Evade(S/M)」
    • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ(スモーク)」
    • サイクルメータ・・CATEYE「STRADA」
    • ハイドレーション・・Profile Design「HC mount」
  • RUN
    • ランシューズ・・asics「SORTIEMAGIC RP 2(26.5cm)」
    • シューレース・・Xtenex「Sports 300」
    • キャップ・・SALOMON「XA+」
    • ハイドレーション・・Nathan「Speed 2 Hydration Belt」

レポート

SWIM

 かなり波の強い海だったのですが、その中でも波の影響が少ない範囲を選んでコースが設定してあり、思っていたより流されずに泳ぐことが出来ました。沖に出る時はちょうど良いペースで泳いでいる人がいたので、ひたすら後ろをついて泳ぎ、ビーチに戻る時はビルを目指してひたすら泳ぐ。気温も高くウェットスーツ禁止でしたが、良いペースで泳ぐことが出来ました。

 海自体は横で開発をしていますし、濁っていて透明度はあまりありませんでした。前を泳ぐ人の足がなんとか見える程度でしょうか。スモークレンズのゴーグルにしましたが、日差しもあまり眩しくならないコース設定なので、クリアレンズにすれば良かったなと思います。また、GPSウォッチが海に入った瞬間に消えた事も誤算。浸水してしまったのか電源が入らなくなり、その後は距離も時間も全く分からなくなってしまいました。

Transit 1 SWIM to BIKE

 スイムからバイクへのトランジットは10分。水がチョロっとしか出ないシャワーしかなかったので、ペットボトルの水を置いておいて助かりました。とりあえず海水を流し、GPSの電源が入らないかと色々試し、諦めて日焼け止めを塗りたくり、アームカバー等を装着して出発。

Bike

 バイクは完全にフラットな往復コースを3周。周回の前半は港の防波堤をずっと走る風の強い区間、後半は海沿いの街中なのですが、なぜかとても長く感じるコースでした。港以外は沿道にずっと人がおり、なかなか手を抜けない良いコースです。初開催の大会でしたし、地元の人は自転車が沢山走るのが珍しかったのではないかなと。パンク修理などで止まっているバイクが地元の人に取り囲まれて、修理しにくそうでした。

 70kmまでは淡々と良い感じに進んでいたのですが、その頃から暑くなり熱でも出た様に身体も熱くなってきました。ペースも一気に落ち、最後はなんとか辿り着いたという感じ。パワーが落ちてからの向い風は本当に厳しかったです。
 エイドでのボトル渡し等は初開催と思えないほど頑張ってくれ、30km/h越えでも安心してボトルを受け取ることが出来ました。エイドも楽しそうに活動していたのが印象的です。

Transit 2 Bike to Run

 バイクからランへのトランジットは7分37秒。バイク終盤でかなりフラフラになっていたので、トランジット内でバイクを一度倒してしまいました。落ち着いてシューズを履き変え、水をたくさん飲んでスタート。

Run

 ランはバイクの前半部分で走った港の防波堤を2往復。ランに入る前から暑さで身体に熱が篭り熱中症の様になっており、走ったり歩いたりを繰り返す事になります。気温は33℃まで上がり、日差しの痛さはそれほど無いのですが、モワッとした蒸し暑さが堪えます。

 とにかく暑いので、いつもの様にお腹と背中、帽子の中にも氷を入れて、冷やしながら走る事に。何度か頭を冷やし過ぎて痛くなったりもしましたが、この氷が無いと走れませんでした。他の大会だと終盤は氷が無くなるところも多いのですが、この大会は豊富に氷を用意してあり、要求すると容赦無くシャツの中に入れてくれます。

 最後はゴールが見えたので少しペースを上げて走ると、思ったよりもゴールゲートまでの距離が長く、脚が攣りそうになるのを抑えてなんとか最後まで。完全に往復コースなのですれ違うランナーとコミュニケーションを取る事が出来るのですが、フラフラなので前に進むだけで精一杯です。

 あまり周りを見る余裕無くゴールしたのですが、写真を見返して見るとゴール周辺の造り込みもしっかりしてあり、確かにテンションの上がるゴールでした。最後のランはとにかく暑かったので、これで暑さから解放されるというのが嬉しかった事を覚えています。

まとめ

 久しぶりにIRONMAN 70.3へ出場し、ただ前に進む事だけを考えたレースでした。暑さに勝てずタイムは全く出ませんでしたが、とにかく最初から最後まで応援してもらい楽しく走れたレース。初開催の大会で、こんなにストレスを感じず走れるとは思っていませんでした。いいイメージをもって次の大会に向けて練習していけそう。復帰戦がこの大会で本当に良かったなと思います。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アバター画像

本州の端っこ在住。 長閑な非都市部でフルート、ピアノ、作曲を勉強中。競技でパワーリフティングにも取り組んでいます。色々としているおかげで、常に新しい課題だらけ。飽きる暇もなく、楽しめています。