バレル・コレクション

 英語教育に関するセミナーを受講するために博多へ。とてもタイミングよく野球の優勝セールが開催されており、会場の天神付近はすごい人出でした。買物をするような時間は無かったのですが、移動は人を避けて行かなければならず、もう1日ずれていればありがたかったなと。
 セミナーは英語を学びながら、自分の考えを表明する方法も学べるというもの。意見を聞いてもマスメディアと同じような内容だったり、そもそも考えを纏められなかったりする人が多い印象ですが、受験や資格試験などでは考えを表明する必要性が高まっています。日本語は構造的に人の顔色を伺いながら話をしやすいので、どうしても中途半端な印象の意見が多くなりやすいとは思いますが、意見は意見でハッキリと発せられる様になれば、もっとスッキリした世の中になるのかなと。

 空き時間を利用して、福岡県立美術館へ「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」という展覧会を見てきました。「The Burrell Collection」はスコットランドから出ることがなかったようですが、美術館の改築に伴い作品が貸し出されているようです。最近は改築関係の展覧会が多い気がしますが、世界的にそういう時期なのでしょうか。

 ルノワールやペプローなどフランスの質の良い絵画が中心で、人柄がよく表されている展覧会なのかなという印象。見終わったあとも爽やかな気分になりました。気に入ったのはジョセフ・クローホール(Joseph Crawhall)の水彩画、これを切っ掛けに他の水彩画も見てみたいと思える魅力のある作品でした。

 良い風景画をたくさん見た後は、同じ景色でも色彩が鮮やかに見えるので不思議。セミナーも美術展も、とても刺激の多い1日となりました。

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本州の端っこ在住。 長閑な非都市部でフルート、ピアノ、作曲を勉強中。競技でパワーリフティングにも取り組んでいます。色々としているおかげで、常に新しい課題だらけ。飽きる暇もなく、楽しめています。