リーデンローズで開催された「オーケストラ福山定期 Vol.7 京都市交響楽団」を聴きにいきました。広島市には無い本格的な音楽ホールの「リーデンローズ」は初めて訪れましたし、「京都市交響楽団」も初めて聴くので、とても楽しみにしていました。
ジョン・アクセルロッドが指揮する「悲愴」は、以前にも他の団体で聞いたことがあったのですが、以前聴いた時と同じような、大きな方向性を作っていく方針なのだろうと感じる演奏でした。確かにスケールは大きいのですが、同じように聞こえる部分が多く、またこういう響きかと感じることも多くありました。初演時はこんな雰囲気の演奏だったのかなと想像するような演奏でしょうか。良い演奏だったので、完全に好みの問題ですね。
リーデンローズの大ホールは一般的な四角形ではない作りをされており、後ろの方の席からもステージが近いように感じました。音も整理されて綺麗に響いていましたし、大きいサイズのホールなのに小さな音からしっかりと聞こえて、いいホールです。こういうホールで演奏会を聴けるのは幸せですね。福山市や東広島市にはある程度良い音響のホールがあるのに、近くの広島市には無いというのは、残念です。文化をあまり大切にしない姿勢なのかなと思ってしまいます。

- チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」Op.67a
- R.シュトラウス:4つの最後の歌
- チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
- ジョン・アクセルロッド(指揮)
- 森麻季(ソプラノ)
- 京都市交響楽団(管弦楽)