清水克行「喧嘩両成敗の誕生」を読みました。このザックリとした、そもそも判断をしないような法律がどうして成立したのか、歴史的な経緯や日本人の思考の変遷を元に説明されており、身近な言葉だった「喧嘩両成敗」にも成立にいたる歴史があったのだと感じることができ、面白かったです。歴史には疎いので、直感的に把握できない部分も多いのですが、これまで知らなかった歴史的な部分も確認しながら読み進んでいきました。
すでに500年前の内容が中心になっていますが、現代まで受け継がれている考え方もあれば、同じ日本人とは思えないほど大きく変わっているものもあり、ちょうど「千崎千恵夫 眼差しの奥にむかって」を見たタイミングとも重なり、表面上は変わらないけれど常に変わっているものに民族も含まれるなと思いました。中世と現代ほどの大きな変化はないかもしれませんが、生きている間にも面白い変化が見られると良いのですが。
