山口県立美術館で開催された「岩合光昭 写真展 PANTANAL」を見に行きました。以前から行ってみたいパンタナルですが、地理的な距離と、湿原という環境は籔に許容できる虫の量を超えているだろうと思われ、おそらく行くことはない場所だろうなと思っています。この行ってみたいし、行けるという象限に入っているのに行かないだろうと思っている場所はあまり多くなく、他にはツンドラ地帯がすぐに思い浮かぶます。やはり虫の量が一番の問題なのでしょう。
野生動物の写真ですし、おそらく800mm程度の望遠レンズで撮影してトリミングされているのかなという写真が多いですが、それでも独特な色や表情が写真に現れており、こういったものを狙ってどれほどの撮影をしたのかと気が遠くなりそうでした。過酷な環境で写真を撮り、その撮影に共通の意味を見出し、作品としてまとめるという作業は自分の行動について考える時間も多そうです。
