秋吉台国際芸術村で行われた木管五重奏+ピアノという編成のアンサンブル「東京六人組」のコンサートを聞きに行きました。ここの施設自体が閉鎖されそうな動きもありますし、ここで聴くコンサートも最後かなと思いながら会場入り。「御器伏(ごきぶせ)」を背にした、とても良い施設なのですが。
フルートはソロでも聞いたことのある上野由恵さん。曲目の差もあるのでしょうが、ソロで聴いた時より音色も表現も随分と抑えられている印象。木管アンサンブルの中でのフルートの立ち位置や音の聞こえ方など、とても参考になったコンサートでした。木管楽器ばかりだと、音色の違いから音が浮いて聞こえるので、そこまで音量を意識しなくても良いのかなと。それよりも良い音を出すことが重要ですね。
木管五重奏は随分上手になったら、ぜひ挑戦してみたいジャンル。田舎ではオーボエやファゴットといったダブルリードの人材確保が難しいのですが、なんとかしなければ。これまでよりも、より木管五重奏に挑戦したくなったコンサートでした。