さくらぴあで行われた兵庫芸術文化センター管弦楽団の「オーケストラ・キャラバン~オーケストラと心に響くひとときを~」を聴きに行きました。ジョン・アクセルロッド、神尾 真由子、兵庫芸術文化センター管弦楽団の全てが初めて聞く人達でしたし、曲目もチャイコフスキー2曲という外しようのないものでした。6番は覚えているだけで5回目、ほとんど3楽章での拍手付きなので、今回も会場の雰囲気から怪しい気がしていました。
神尾 真由子の演奏は綺麗な弱音で聴衆を惹きつけていましたし、オーケストラを引っ張っていくエネルギィが凄まじかったです。対してジョン・アクセルロッドの音楽作りはわざとらしさが耳について、どうも音楽に集中できませんでした。自分なりの主張をしていくなら、もう少し丁寧に作り込んでいかないと違和感だけが残るのかなと勉強になりました。オケは奏者間の能力差が凄くあるような印象、フルートとオーボエは音が気持ち良くて好きでしたが、思わず応援したくなるようなパートもあったりと不思議な感じでした。
出演
- 指揮/ジョン・アクセルロッド
- ヴァイオリン/神尾 真由子
曲目
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
- チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 op.74「悲愴」