山内 マリコ「あのこは貴族」を読みました。日本ではあまり感じることのない、格差や階級を元に、幸せについて書かれているのかと思いました。
ちょうど地方選挙に関わっている期間に読んだこともあり、こういった住む世界の違いというのは活力を生むためにも必要なのだろうなと、漠然と感じながら読み進めていました。籔自身も色々な集団に属していますが、この本で描かれている格差を日本ではほとんど感じないというのが現実です。明確に階級が残る社会を見たことのある人かどうかで、随分と印象が変わる物語なのではないかと感じます。
あのこは貴族 (集英社文庫)