ひろしま美術館で開催されている「印象派、記憶への旅」という展覧会へ行きました。夏休みの子供向け展示中は凄い人でしたが、それが終わると静かなものです。ポーラ美術館とひろしま美術館の共同企画で、所蔵作品を展示しているとの事で、作品の半分はひろしま美術館で常設展示されており、何度も見ているものでした。これに通常の入館料を払うのは高い様な気がしますが、箱根まで見にいく事を考えたらこんなものでしょうか。
作品をあまり移動させなくて良い様にか、通常は常設展示場になっている建物がメインの展示場になっていました。この為にちょっと狭く感じる展示になってしまっているのが残念。収穫はウジェーヌ・ブーダンの「トリスタン島の眺望、朝」、爽やかな光で綺麗な景色が描かれており、実際にこの場所に行きたくなる様な油彩画でした。秋雨前線のせいで天気の悪い日が続いていたので、特にそう感じたのかもしれません。ポーラ美術館、一企業の経営者が一代でこれだけのコレクションを収集したというのは凄いです。