周南市美術博物館で開催中の「猪熊弦一郎展 いのくまさん」を見に行きました。三越の包装紙をデザインしたとして有名な画家ですが、絵画も時代によって作風が大きく変わり、まず感じたのは器用だなということ。
個人的には1940-50年代頃の中期の作品でしょうか、幾何学的で色遣いの刺激的な時代の絵が好きでした。多くの影響を受けながらも、自分らしさを求めていったのかなと感じる作品が多く、見ていてやる気が出てくるような展覧会でした。
とてもいい展覧会でしたが、見ている人は全くおらず、凄くのびのびと見て回ることができました。まだ展示が始まったばかりの休日にこの状態というのは寂しいですが、絵を見るにはとてもいい環境です。