今年の夏はこれまで行ったことのないカナダとアラスカへ足を踏み入れようと準備を始めました。今回の目的はグリズリーを見るという、その一点。大きな街には全く滞在せず、飛行機待ちの為に宿泊する町でも人口1万人ちょっと、主に宿泊するのは人口500人程度の小さな町です。移動中や街の中心部から離れると携帯電話の電波も届かないような環境で、ここまでの辺境へ行くのは初めてかもしれません。
きっかけ
昨年、ハワイへ行った時に、ハワイからアラスカへ行く人がおり、ハワイからそんなに温度差のある路線が存在するのだなと知り驚いていました。ちょうど色々な場所のライブカメラを見ることにもはまっており、Brooks Fallsで鮭を食べるグリズリーの映像を見て、来年は川で鮭を獲るグリズリーを見に行きたいと計画を始めました。ただ、アメリカが関わる世界情勢の悪化もあり、なかなか決められずにいましたが、何か問題が起こったらカナダの中にいれば良いかと思い切り、航空券を購入しました。
ただ、Brooks Falls へ行くには時間も予算も全く足りず、どこか他の場所でグリズリーを見れそうなところはないか探し、カナダとアラスカの国境にある Stewart という町を見つけました。Brooks Falls 程ではありませんが、Stewart にも川で鮭を獲るグリズリーを見られる場所があり、なによりバンクーバーから2時間くらいの飛行機に乗り、そこからレンタカーで4時間程度走れば到着するという、比較的アクセスが容易だということが決め手となりました。Brooks Fallsのライブカメラはこちら、8月頃にはかなりの数のグリズリーが集まってきます。
国境越えの準備
今回は初めてのことが多くあり、中でも最も大きく感じているのは陸路で国境を越えるということです。宿泊する Stewart はカナダなのですが、熊を見るためには隣の Hyder というアラスカの町へ行かなければなりません。あまり厳格ではない検問もあるそうなので、緊張しますし、カナダとアメリカ両方の渡航認証を受けなければなりません。また、レンタカーでの移動になるので国際運転免許証の手続きにも行かなければなりません。とりあえず、航空券とホテル、レンタカーの予約は済ませ、カナダの電子渡航認証(eTA)を取得しました。アメリカの電子渡航認証(ESTA)は昨年取得しており、有効期限が2年間あるので、今回は取得せずに済みました。とても小さな街なので、ホテルの予約も直接連絡するところが多く、メールを送って予約をする必要がありました。
この国境にはカナダの検問所は存在するのですが、アメリカの検問所は無いと聞きました。アラスカへ入っても、先にあるのは鉱山と氷河だけでどこへも行けないことが理由らしいですが、もし本当に検問がないならESTAも必要ないのかもしれません。
クマポイント
Hyderの「Fish Creek Wildlife Observation Site」には朝や夕方を中心にグリズリーが集まってくるようなのですが、他にもいくつかグリズリーを見られる可能性の高い場所を調べました。付近は多くの場所でレビューへ「クマに注意」という内容が見えますし、夜にハイウェイを走ると大体見えるとも言われているので、見る機会は多そうです。逆に、こういう場所での正しい振る舞いを知ろうと Stephen Herrero「Bear Attacks: Their Causes and Avoidance」という本を読み始めました。あまり時間はありませんが、2日に1章程度のペースで最後まで読みたいと思います。
