
大会概要
- 大会・・HK168(Half 168)
- 場所・・Shing Mun Reservoir Main Dam
- 日時・・2015/11/28
- 距離・・53.5km(獲得標高 5,150m)
- 天候・・天気:晴れ 気温:22℃(スタート時)
- 結果・・13時間59分06秒 DNF Wo Hop Shek(53.5km地点)
区間タイム(時:分:秒)
区間 | 区間距離 | 区間時間 |
Start(Shing Mun Main Dam) ~ Lin Au | 10.5km | 1:49:10 |
Lin Au ~ Hok Tau Reservoir | 10km | 1:52:26 |
Refreshments(Hok Tau Reservoir) | 20.5km地点 | 0:05:34 |
Hok Tau Reservoir ~ Bride’s Pool | 10km | 3:27:43 |
Refreshments(Bride’s Pool) | 30.5km地点 | 0:10:12 |
Bride’s Pool ~ Nam Chung Road | 12km | 2:31:49 |
Refreshments(Nam Chung Road) | 42.5km地点 | 0:15:34 |
Nam Chung Road ~ Wo Hop Shek | 11km | 3:46:38 |
TOTAL | 53.5km | 13:59:06 |
使用機材
今回のレースはドロップバッグが無かったので、全ての荷物を持ってスタート。エナジージェルを30個持っていたので、かなり重くなっていました。ただ、コース的にHalfだとポールは持たなくて良さそうでしたし、ライトはヘッドライトとハンドライトの組み合わせに変更。予備の電池なども考えると、かなりの軽量化です。水は2L持ったのですが、身体を冷やすのにも使っているとギリギリでした。- シューズ・・montrail「Men’s Bajada(GM2138 26.5cm)」
- シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
- バックパック・・SALOMON「S-LAB ADV SKIN HYDRO 12 SET」
- ハイドレーション・・SALOMON「SOFT RESERVOIR 1.5L」、「SOFT FLASK 500ml/16oz」
- GPSロガー・・Garmin「Fenix2」 40秒間隔
- タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
- ハーフパンツ・・MIZUNO「A67RM-330」
- アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
- シャツ・・SALOMON「AGILE SS TEE M(S)」
- ミッドレイヤー・・finetrack「ヴェロキラップ(M)」
- ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
- キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
- グローブ・・SALOMON「XT WINGS GLOVE WP(L)」
- アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
- ライト・・Petzl「MYO RXP」、GENTOS「SG-325」
- ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
- 補給・・Power Bar「Power Gel」 18個
- 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
- サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
- ホイッスル・・ザック付属
- 携帯電話・・Freetel「Priori3」
スタート地点へ(Shing Mun Main Dam)
スタート地点は街中から少し北へ行ったところに有る「Shing Mun Main Dam」という場所でした。行き方がよく分からなかったので、誰かに連れて行って貰うか、ダメならタクシーの運転手に地図を見せてみようと決めて就寝。翌朝ホテルのロビーに降りるとタイミング良く「HK168」のゼッケンを付けた3人組がいたので声を掛けると、一緒に連れて行ってもらえました。中国本土からの3人組だったのですが、英語が話せる人・広東語が話せる人がそれぞれ1人ずついたのでスムーズ。スタート地点まで楽々と移動出来ました。Start(Shing Mun Main Dam) ~ Lin Au
参加人数があまり多くないので、スタート地点も混雑しておらず快適。1月の「HK100」でお会いしたY氏と再会することも出来、コース状況など教えて頂けました。写真を撮ったりしているといつの間にかスタート時間です。ロードを少し走って、よく走れるシングルトラックへ。あまり渋滞はせずに快適に走れました。Y氏と話しながら走っていたのですが、やはり香港のトレイルを走り慣れている人は階段状になっている下りがスムーズ。少し開けたところから空を見ても、そこまで大気汚染も酷くなくて助かりました。
難なく1つ目のエイドに到着したのですが、この時点で暑くて水を被り始めていました。タイム計測は何となく&手書き、小さなレースならではです。そして、リアルタイムに更新される予定だったレース結果は、これだとなかなか更新出来ないだろうなとあきらめました。
Lin Au ~ Hok Tau Reservoir
エイドから先は大埔(Tai Po)まで一度降りて、九龍抗山(Cloudy Hill)へ登っていきます。この辺りの登りからは影が全く無く、先までスッキリと見えるトレイルが続きます。この時の目的地は山頂に建っている塔。お昼に近付いて気温も上がってきましたし、日差しも強かったので身体に熱が籠もってきます。この登りから熱に負けて急にペースダウン。身体に水を掛けながら、2つ目のエイド「Hok Tau Reservoir」に到着。ここでスポーツドリンク等を補給し、水を2Lかぶって体温を下げました。スポーツドリンクは缶で、水はペットボトルでの提供だったのですが、これは受け取るのが早くて良かったです。ゴミとのトレードオフなのでしょうが。
Hok Tau Reservoir ~ Bride’s Pool
ここから更に登り、おそらく前半で最も景色の良い区間。「八仙嶺(Pat Sin Leng)」という8つのピークを登ったり降りたりして行きます。とりあえずピークに上がれば後はなだらかなアップダウンが続くので走れるのですが、身体が全く動かずにひたすら歩きました。あまりにキツイので、下りでも座り込んで休んでしまいましたし、せっかくの景色をあまり楽しめませんでした。顔も少し辛そうになっていますが、座って休んでも心拍数が150bpm以下に下がらない状態がずっと続き、とにかくキツい。これまで周りの選手とコミュニケーションを取りながら進んでいたので、この区間でかなり助けて貰いました。食品添加物だらけだと思われる干し肉の様な物を貰ったのですが、不思議とそれを食べると少しの間走る事が出来ました。「噛む」という行為が良かったのか、何らかの物質が良かったのか分かりませんが、効果があったことは確か。それが何か聞き忘れてしまったのが残念です。
Bride’s Pool ~ Nam Chung Road
ここからは里山トレイルのような場所を抜けて海沿いへ。途中でシングルトラックの脇道から牛が6頭くらいこちらに走ってきました。籔と目が合ったら引き返して走って行ったのですが、同じ道を走っていたら避ける方法が無かったなと、かなり怖かったです。イノシシよりも圧倒的に強そう。エイドまで一緒に行って貰い、ここで籔は完全にダウン。道路に寝転がって休憩するので、先に行って貰いました。このエイドでライトも点灯、18時には真っ暗になるので、かなり長い時間ライトが必要です。
Nam Chung Road ~ Wo Hop Shek
ここからは完全に夜。小さな山を越えて、丘を2つ越えれば次のエイドだと気楽に考え出発しました。幸いにも気温が下がったことで身体が動き始め、登りでも止まらずに登れる様になりましたし、下りもユックリですが走る事が出来ました。この調子だとここからはペースを上げることが出来て、完走も出来るかもと思っていたのですが、どうやら甘かったようです。1つ目の山を下る途中で、犬の遠吠えが聞こえ初め、里に下りると野良犬らしき犬(きっと飼い犬を放し飼い?)が沢山。寄ってこないでくれと思いながら、目を合わさないように何とか先へ。カメラを向ける勇気はありませんでした。
野犬ポイントも何とか超えて丘を登っている途中で、これまで40分間隔で摂取していたエナジージェルPower Bar「Power Gel」を口に含んだ途端、吐き気がして吐き出してしまいました。初めての経験でしたので、何か変な物でも混ざっていたかと再度試してみたのですが、結果は同じ。仕方ないので電解質だけでもとミドリ安全「塩熱サプリ」を口に含んだのですが、これも吐き出すことに。それなら水分だけでもと、スポーツドリンクを飲もうとしても結果は同じ。どうやら胃が受け付けなくなっていたようです。
エネルギーが無くてもエイドにさえ着けば暖かい物を摂取して回復するだろうと考えていたのですが、エイドまでがなかなか辿り着きません。11kmと書いてあったのですが、結局は13km位走ってエイドへ。この時点で1時間は何も摂取していなかったのでフラフラし、ロードの下りを走る元気も無くなってきました。
エイドで30分休んでも回復しなかったらリタイアしようと決めて寝転がっていたのですが、30分経ったところでスポーツドリンクを飲んでみても同じ結果でしたのでリタイアしました。ここでリタイアしたらタクシー代が高いとか、もう少し進んでいたら回復するかもしれない等考えたのですが、やはり何も摂取出来ないのは危ないのでリタイアを選択。翌朝になっても完全には回復していなかったので、正しい選択だったと思います。
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