高橋 昌一郎「ゲーデルの哲学 – 不完全性定理と神の存在論」を読みました。不完全性定理がどのようなものか、考えるための道具をもらいつつ読み進めていけるのですが、途中からは理解させることを諦めているようにも感じました。必要となる知識が足りていないのでしょうが、少し論理学を学ぶと全く違う世界が開けるのでしょうか。
それでも、答えの出しにくい内容を論理的にどう考えていくのか、たくさん例を見せてもらえる本でした。この本をきっかけに、もう少し詳しく学んでみたいと思えるような一冊です。


ゲーデルの哲学 (講談社現代新書 1466)