広島文化学園HBGホールで行われた広島交響楽団の第396回定期演奏会を聴きに行きました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターをされているVolkhard Steude(フォルクハルト・シュトイデ)氏が弾き振りをされるとの事で楽しみにしていたのですが、オケ全体を管理する事は出来ていない様に感じて少し残念でした。
もちろん、コンサートマスターのポジションにいるフォルクハルト・シュトイデ氏は凄いエネルギィで演奏しており、合図の出し方はとても参考になりますし、音も多彩で楽しく聴くことができました。弦楽器はビブラートの掛け方も視覚的に見えるので見ていて分かりやすいですし、ビブラート勉強中の籔にはコンサートを聴くのにちょうど良い楽器かもしれません。
残念だったのはやはり指揮がいない部分。立体的な作りをしている部分もあまり立体感なく聴こえますし、間延びした感じになっていて、全体的にボーッとした印象を持ちました。指揮者がいればもっと締まって聴こえるのかなと思うことがしばしば。素人でも指揮者によって随分と感じが変わるので、プロだと尚更でしょうね。