全人口の上位2%のIQ(知能指数)を持っていれば入会できる「Mensa」という高IQ団体の入会テストに合格しました。全てのタイミングが良くて受験できたことや、テストの感想などを書いてみようと思います。
受験のきっかけ
そもそもIQに興味を持ったのは、知り合いに簡易的なIQ検査を受けさせられ、測定の上限だったことから始まります。偶然の結果だろうと他の検査を受けても、ほぼ間違えないので、どうやらIQが高いらしいと気付きました。ただ、これまで自分のIQについて考えたことがなく、なにか得をしたことも思い当たりません。IQが高いことでお得なことはないかと探したところ、「Mensa」という、IQが高くないと入れない会があると知りました。
他にもたくさんの高IQ団体を見つけましたが、1946年に設立された最古の団体で、全世界100ヶ国以上で15万人以上の会員がいるという規模の大きさと、日本での活動も活発そうだということから、入会テストを受けてみたいと思いました。受験料は11,000円といいお値段でしたが、簡易的な検査の結果が間違いでなければ、落ちることはないだろうと考えていました。
また、出張先と受験日がたまたま重なっていたことも幸運で、この日程なら受験できるなと、すぐに申し込みました。この時点ではなにも知りませんでしたが、希望者が多く、この入会検査に申し込むことが難しいということを後々知りました。全く苦労せず申し込みできてしまったのは、地方都市であるということと、とにかくタイミングが良かったのだと思います。
受験当日
テスト自体はあまり難しくないので、間違えていないか確認しながら進めても、十分に時間がありました。平均より高いIQを持つ人達が受験することを考えると、合格率は高いのではないかと思います。会場のセッティングやテスト方法の説明、進行など、これまでで最も効率的なテストでした。説明を聞いていて生まれた疑問点は次の瞬間に解決されますし、不正を起こさないための方法も効果的な方法が採られていました。この効率的な方法を採るということが、今回の受験体験で最も印象的なことですし、受かった場合は入会してみたいと感じた瞬間でした。
受験後
おそらく合格したと思ったので、どのような団体なのか初めて調べ始めました。色々な書かれ方をしている団体ですが、受験当日の体験からも、既存の方法に縛られない会に所属してみるのも面白そうかなと感じています。地方の会員は少なそうなので、どんな活動ができるのか分かりませんが、とりあえずは色々と遊んでみようと思います。しばらく活動してみて、また感想を書いてみたいです。
幼児教育の成果?
IQが比較的高くなった理由を考えてみたのですが、遺伝と乳幼児期の教育、環境かなと想像します。両親は教育というより「教材」が好きで、小さな頃から色々な教材に触れていたことを覚えています。本人は嫌々でしたが、頭を使っていた時間は多かったのではないでしょうか。また、家業として小売業をしていたために、小さな頃から店頭で過ごしていることが多く、お客さんやスタッフなど多くの大人に接していたことも影響しているのではないかと思います。他の会員と交流があれば、なにか傾向が見えてくるでしょうか。
生き辛さ
IQが高いと生き辛いといった記述も見られますが、籔はそういった辛さを感じたことがありません。そもそも、自分のIQが高いということすら知らなかったので、当然かもしれませんが。自分で気付く欠点は記憶力が悪いことと、コミュニュケーションが苦手という2つです。この辺りに対して周りが色々と配慮してくれていたので、快適に生きてこられた気もしています。人に恵まれたということでしょう。
また、IQに差があると会話が成立しないという記述もありますが、そのようなことは全くなく、IQではなくお互いのコミュニュケーション力に問題があるだけかなという気がします。コミュニュケーションが苦手と自認している籔が困っていないので、多くの場合でIQの差のみが理由になることは少ないのではないでしょうか。
みんなも遊びましょう
そもそもMensaの入会基準が上位2%なので、50人に1人は入会基準を満たしていることになり、そこまで入りにくい団体ではないかなと思います。これまで生きてきて、自分よりも頭が良いなと思う人はたくさんいましたし、どんどん入会する人が増えてくると良いなと思います。色々な国の支部が練習問題を出しているのを見つけました。これらの問題でIQ131以上の結果が出れば、特に何も対策しなくても受かるのではないかと思います。ぜひ挑戦してみてください。