ふくやま美術館で開催中の「クールベと海 - フランス近代自然へのまなざし」を見に行きました。水の好きな籔としては、写実主義のクールベが描く海がどのようなものなのか見てみたかったのですが、ロマン主義との対比、他の作家との比較など、色々な方面から工夫して展示されており、とても楽しむことができました。
国内にたくさん存在している海に関する絵画が集められており、こういった企画も海外から作品を集め難い今の時期だからこそ実現したのかと思います。
見た絵を美術として表現することは出来ないので、音楽を演奏する時に使えないかなという視点はいつも持っているのですが、今回の展示は視点の集め方や、細かく演奏する箇所とざっくりまとめる箇所の対比など、とても参考になりました。とりあえず海に関する作品を演奏する機会はなさそうですが、近々聴く機会はありそうなので、何を思い出すか楽しみです。