山口県立美術館で開催中の「雪舟600年 vol.2(雲谷派の山水図)」という所蔵作品の企画展を見に行きました。この企画は雲谷派の山水図を展示するだけではなく「体感による新たな美術体験」の実証実験になっているようで、学芸員が説明している動画をタブレットで見ながら作品を見たり、ヘッドマウントディスプレイを装着して雪舟「四季山水図(山水長巻)」の解説を聞いたり、VRで絵の世界に入り込んだような体験ができる企画となっていました。
絵は雲谷派の水墨画が10点程度展示されているだけだったので、メインはやはりVRを使用しての体験だったと思います。初めてのVR体験でしたが、思っていたよりも遠近感などを感じ、没入感がありました。大きな作品や動かせない物なども、このシステムが発展していくと手軽に見る事ができる様になり、その様な未来が早く来ればいいなと感じました。