サンビームやないで開催された「スタインウェイを弾く会」という催しへ2年振りに出演させていただき、メンデルスゾーン「無言歌集 狩の歌」を弾きました。3週間前に発表会で演奏させていただいた曲ですが、この短期間で新しい曲を用意できる能力はありませんでした。全く同じ曲を同じスタインウェイのフルコンで、ホールだけ違う状態で弾かせていただき、これまで気づかなかったことに色々と気づけたのは良かったのかもしれません。
この日は午前中に光市でフルートの本番があり、終わり次第、急いで移動してきてピアノを弾くという過酷な日程でした。2つの本番が続けてあったことで、まだピアノの方がフルートよりも上手ですし、緊張しないという事がよく分かりました。また、光市民ホールからサンビームやないへ移動してきたことで、いつも以上に反響を強く感じて、まさにお風呂の中にいるかのような感じを受けました。この様な中でもうまく対応できるのが上手な人なのでしょうが、籔はすごく音が残るなと思うのみです。
同じ曲を2回人前で演奏したのは初めてでしたし、会場の差などが分かりとても面白い機会でした。欲を言えば、バタバタせずもう少し落ち着いた状態で弾きたかったですが、なんとか時間が被らずに両方とも演奏できただけでも幸運でした。