広島市現代美術館で開催中の「Before/After」という展覧会を見に行きました。改修工事のために2年以上休館していた美術館がようやく開館したとのことで、久しぶりに比治山を訪れることができました。雨が降り出しそうな曇り空ではありましたが、満開になっている桜の木もあったからか花見らしき人もちらほら。上まで車で上がらず、比治山スカイウォークを利用して正解でした。
大規模な改修工事明けということで、美術館自体が改修工事によってどう変わったのかということも含めて、物事の前後に着目した企画展。収蔵作品を中心とした展示なので、見たことのある作品が多かったのですが、テーマによって見方が変わるのだなということを強く感じる展示でした。また、現代美術館らしく、この展覧会のための新作も委嘱されているのが良いですね。色々な素材が組み合わされ、興味深い発想から作られる作品を見ていると、自分の活動に関しても新しいアイディアが浮かんできました。これこそAfterでしょうか、早速動いていこうと思います。
1点微妙だったのは、美術館の利用に関してのデザインが悪い部分。今回は事前にオンラインショップで前売券を購入していたのですが、いざ受付で表示しようとすると携帯電話の電波が入らなくて表示できず、美術館のWi-Fiに繋ぎ表示しないといけませんでした。カフェやショップも人の動線がほぼ考えられていない様に感じましたし、この辺りも上手くデザインされていると良かったのになと感じてしまいました。また、次の展示会では人の少なそうな時を選び、ゆっくり訪れてみたいと思います。