今回の目的はアラスカのHyderという町にある「Fish Creek Wildlife Observation Site」を訪れてブラウンベアを見ることでしたが、Hyderにはほとんど宿泊施設がありませんし、スーパーマーケットやレストラン等があり、街として機能しているのは隣のカナダにあるStewartという町でしたので、そちらに3泊しました。何度もブラウンベアを見に「Fish Creek Wildlife Observation Site」へ通うので、必然的にアメリカとカナダの国境を通ることになります。数えてみると滞在中に8回往復しており、カナダの国境検問にも8回お世話になりました。
国境
Stewart – Hyder間の国境はアメリカ(アラスカ)側の検問はなく、カナダへ戻る時だけ検問がありました。検問とはいっても、パスポートを見せて簡単な質問に答えるだけという簡易的なものです。何をしにHyderへ行ったのか、いつカナダへ来ていつ帰るのか、何か危険なものは持っていないかという定型的な質問に8回答えました。大麻を持っていないかという質問と、クマスプレーを持っていないかという質問は初めて聞いた気がします。特にクマスプレーは没収されてしまうので、ハイダー側へ持ち込むことはやめておいた方が良いようです。トレイルに入らない限り必要なさそうでした。
事前に色々な方へこの国境の状況は訪ねており、アメリカ側の検問がないことは把握していました。検問がないのでアメリカのESTAも必要ないかと思いましたが、何かあって目的地のHyderへ入れないと嫌なので、念のために取得していることを確認しました。結果的にはESTAを確認されるような状況にはならなかったので、取得しなくても問題はない感じでしょうか。
時差
アラスカにあるHyderはアラスカ標準時を使用しており、カナダにあるStewartは太平洋標準時を使用しているので、本来であれば1時間の時差があります。ただ、Hyderでは便宜的にStewartの太平洋標準時を用いているらしく、「Fish Creek Wildlife Observation Site」の営業時間なども太平洋標準時で表示されていました。初めは「時間が太平洋標準時だから気を付けて」と言われて何のことか分からなかったのですが、「Fish Creek Wildlife Observation Site」での1時間はブラウンベアの出現率に大きく影響するので大切です。
ホテル
Stewartでは「Ripley Creek Inn」というホテルに3泊しました。地域の相場よりも少し高いですし、HPの予約フォームからしか予約することができませんが、おしゃれで清潔でとても良いホテルだったと思います。この見た目なので一般的なホテルとは違うかと思っていましたが、毎日清掃に入りますし、タオルも変えてくれて快適でした。宿泊したのはメインロッジの303号室、写真の左側の窓の部屋です。窓からメイン通りが見えるのに一本入っているので静かですし、キッチンとバスタブが付いていて快適でした。
今回の滞在は寒いだろうと予想していたので、バスタブはできるだけ希望していました。この部屋は日本と同じような深さのバスタブがあり温まれたのですが、なんせ気温が連日30℃近くまで上がるので寒さ対策としては機能しませんでした。代わりにエアコンはないので暑かったくらいです。キッチンは食費対策で希望しましたが、余裕で元を取った気がします。次回訪れることがあっても、またこのホテルを予約する気がします。
車は空いているところに好きに停めるようになっており、ここで駐車中に車をぶつけられました。
観光
これまでに記事を書いている「Fish Creek Wildlife Observation Site」、「Salmon Glacier」、「Clements Lake」以外にも、街中を散歩していくつか巡りました。また、お土産屋さんも1つあるにはあり、スーパーマーケット内でも色々と売っていました。
Stewart Museum
この街の林業、採掘、映画の歴史に関するものが集められているのですが、CAD20はなかなか寄付をしている気分でした。週末はイベントをしていることもあるようなので、先に情報を得て、合わせて訪れたほうがいいかもしれません。また、映画の撮影風景も残っていました。籔はこの地域で撮影された映画を4本しか見つけられなかったのですが、実際には9本撮影されていたようで、何本か追加で見てみたいと思いました。ただ、ほぼ全て雪の中の撮影だと思うので、この場所と判別できるかは微妙です。
- Bear Island(1979)
- Kavik the Wolf Dog(1980)
- The Thing(1982)
- Ice Man(1984)
- Leaving Normal(1992)
- Insomnia(2001)
- Eight Below(2005)
- White Out(2009)
- The Thing- Prequel(2011)
Estuary Boardwalk
ホテルのすぐ横に木道の遊歩道が作られており、散歩できるようになっています。景色が開けていい散歩道なのですが、なんせ滞在中は暑くて日差しが痛く、早々に退散しました。また、この時期のBCはFireweedという花から綿毛が凄い量飛んでおり、服に付いたりくしゃみも出るしで、群生しているところには近付けません。そこかしこに群生しているのが厄介なところで、コンタクトレンズ民には恐怖です。
買物
Stewartにはスーパーマーケットが2つあり、大体のものは揃っていました。また、ガソリンスタンドもあるので、ガソリンも心配なさそう。ただ、物価は大きな町と比べると25%増しでしょうか。籔は空港のあるTerraceで食料や水を買い込んでいましたし、ガソリンも1/4タンクだけこちらで補給するよう調整していました。事前の情報ではクレジットカードが使いないということも聞いていたので、ある程度の現金を持っていたのですが、今回の旅行では全ての場所でクレジットカードが使えたので、CAD1も使いませんでした。両替したものが全て残っています。もうCADの現金は一生分心配なさそう。
野生動物
Stewartの街中にも当然のようにブラウンベアは出没するようで、「昨日もホテル前の道路を横切っていたよ」と言われていました。ただ、人を襲うことはないそうで、皆さん普通に散歩したりしています。また、リスはたくさんおり、よく道を横切りますし、ホテルの部屋からも何度も見ました。尻尾が大きいので気付きやすいですね。
ピザ屋さんやカフェも美味しいですし、こんな小さな町なのに様々な人種がいて、アジア人の籔も全く差別らしいものを受けませんでした。夏の姿だけを見ていると、ここで住むのは楽しそうですし、なんとか生活できる気もしますが、ちょっと町の規模が小さ過ぎる気もします。それよりも、怖いのは冬の寒さですね。あと、渓谷の街なのでインターネット環境はとても悪かったです。大きな山が近いからかスターリンクすら入りにくい時もあり、強制的にデジタルデトックスができました。電子機器を触らない生活も良いですね。






