エリザベト音楽大学で行われた「鈴木俊哉リコーダーコンサート~リコーダー700年の旅~」というコンサートを聴きに行きました。リコーダーはフルートと同じ発音機構を持っているので似たような音が出るのですが、メカもほとんど付いていないシンプルな楽器で、こんなに幅広いことができるのだなと驚きました。音色も変化をつけ難いと思うのですが、上手に使い分けていてとても勉強になるコンサート。
プログラムもチェンバロやオルガン伴奏のバロック曲と、リコーダーソロの現代曲が上手い具合に対比されていて、とても興味深く聞くことが出来ました。今年は色々とコンサートへ行っていますが、最も印象に残ったコンサートです。
会場のセシリアホールは開館40周年とのことで、確かにホールも古さを感じます。それでもこのホール独特の雰囲気があり、長く残って欲しい場所です。大学内も色々と変わっていますが、ロビーだけは全く変わっていなくてホッとします。
- 作者不詳:トリスタンの哀歌
- ボールドウィン:ウト、レ、ミ、ファに基づいて
- G.F.テレマン:ソナタ
- A.ヴィヴァルディ:協奏曲「海の嵐」
- 金子 仁美:「歌をうたい…Ⅱ」(リコーダーソロ)
- D.ツィポーリ:組曲 ト短調 (チェンバロソロ)