安芸区民文化センターで行われた「佐古季暢子マンドリン独奏リサイタル-seamless-」を聴きに行きました。全曲を伴奏無しのマンドリン1本で演奏され、ほとんどが初演曲という大変そうなプログラムでしたが、最後までマンドリンの多彩な音色が生きていたとても良いコンサートでした。
現代曲の間にBachを挟むという、東京オペラシティの「B→C」シリーズの様な構成でしたが、マンドリンの独特な音色からか、タイトルになっているシームレスさを余計に感じました。個人的にはJosé Manuel López López「Appretissages de l’exil(脱出からの学び)」がマンドリンの限界に挑戦している感じがして好み。打楽器と同じように音を持続することができない楽器なので、同じ様な奏法も多くて、興味深く聴くことができました。