山口県立美術館で開催中の「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展」を見に行きました。政治的な混乱期に日本から流出したおかげで生き延びている作品も多いのだと思いますが、ちょうどこの時期に見ると、急に情勢が変わった国での美術品は無事に保護されているのか心配になります。
看板が示す通りに刺激的な作品も多く、これまであまり見たことの無いような作品も多く見ることが出来た良い展覧会でした。特に気に入ったのは柴田是真「漆絵画帖」に描かれていた虎の絵、小さな作品ですが雪に半分程度隠れた虎の姿が際立っていました。