第28回仏の里くにさき・とみくじマラソン レースレポート

第28回仏の里くにさき・とみくじマラソン レースレポート

 初めて挑戦するフルマラソン。寒いのは嫌なので出来るだけ寒くない早い時期に開催され、エントリィも楽に行える日本陸上競技連盟公認コースという選択でこのマラソンに出場しましたが、大きな登りが3ヶ所、獲得標高が500mを超えるマラソンとしてはなかなか過酷なコースでした。

 1ヶ月半前に左足首を痛め、2日前に右足を痛めと満足に練習が出来ず、当日も走り始めるまで足の痛みもわからずに不安な状態でした。それでもとりあえず作戦を立てておこうと、24kmまでの登りは控えめに、35kmまでの下りはペースを上げ、残り7kmは何とか耐えるという作戦でレースに。37km地点までは作戦通り進んでいたのですが、終盤はエイドに補給する物もなくて完全にエネルギィが尽きてしまいました。全身が攣りそうになりながら、何とかゴールまでたどり着くことが出来ましたが、とても辛いラスト5kmでした。

大会概要

  • 大会・・第28回仏の里くにさき・とみくじマラソン
  • 場所・・国東陸上競技場(国東市)
  • 日時・・2017/11/19
  • 距離・・42.195km(獲得標高 512m)
  • 天候・・天気:曇り 気温:6℃(スタート時)
  • 結果・・3時間58分21秒 244位(936人中)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間合計時間ペース
Start 〜 平坦区間(10km地点)10km0:52:1352:135:14/km
10km地点 〜 登り終了(24km地点)14km1:20:032:12:165:43/km
24km地点 〜 下り終了(35km地点)11km0:56:173:08:335 :07/km
35km地点 〜 ゴール7km0:49:483:58:216:55/km
合計42.195km3:58:215:39/km

使用機材

 フルマラソンの大会は初めてですし、6~10℃程度と寒い予報でしたので、ウェアはタイツに長袖と暖か目にしました。直前までアームカバーなど体温調節が出来るものと迷ったのですが、怪我をしていてペースも遅くなる予定でしたし、とにかく暖かい服装に。途中で少し暑く感じましたが、全体的にはちょうどいいかなという感じ。風も8m/sと強かったですし、体温を奪われないように対策しておいて助かりました。
 また、シューズは少し重いですが安定感のあるSALOMON「SONIC PRO 2(26cm)」を選択しました。これは正解、足が痛い状態の下りでも抜群の安定感でした。

 失敗したのは補給。エイドに食べる物があるだろうと思っていたのですが、アメくらいしか食べるものがなくて完全に栄養が足りませんでした。ジェルを3つ持っていけば随分と違ったかなと思うので、次回は持って走ります。

  • シューズ・・SALOMON「SONIC PRO 2(26cm)」
  • シューレース・・ツインズ「キャタピラン(75cm)」
  • GPSロガー・Garmin「ForeAthlete 35J」
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・モンベル「トレールランニングショーツ Men’s(M)」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・Quechua「Ultra-trail Angkor参加賞」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「Active Visor」
  • アイウェア・・Endura「Mullet」

レース展開

START 〜 平坦区間(10km地点)

平坦・暴風区間

 寒かったのでギリギリまで車の中で待機し、車を出たのはスタート20分前。10分前にトイレを済まし、5分前にスタートの列に並びました。参加者も1,000人程度ですし、陸連登録者は前の方からスタート出来るので、5分前でもスタートゲートのすぐ近くから走り始めることが出来ました。賑やかなカウントダウンも無く、いきなりスタートしたので驚きつつ走り始めました。トレイルランやトライアスロンとは違い、やはりマラソンは硬派なスポーツなのでしょうか。

 前半は海沿いを往復して内陸に入っていく風の強い区間。24kmまでは控えめに走ると決めていたので、心拍数が170bpmを超えないように気をつけ、出来るだけ風を受けないよう体の大きな人の後ろを走らせてもらっていました。平坦とはいえそれなりにアップダウンがありますし、5km程度走ったところから痛めている右足に痛みが出始めました。7km地点でスタートの近くを通るので、止めるならここですが、何とか最後まで我慢できそうなので走る事に。

 みんな話もせず黙々と走っているのですが、ペースを抑えていることもあって段々と退屈になり並走していた人に話しかけてみると、何度もこの大会を走ったことのある人で、コース情報を教えてもらいました。ちょこちょこ話しをしているといつの間にか平坦区間は終了。そこまで風の影響を受けず、快適に走れました。

10km地点 〜 登り終了(24km地点)

まずは緩い登り

 10km地点から6kmで115m+登る1つ目の登りへ。ここも話しながら登っていたので、あまり登っているという感じを受けずに走ることが出来ました。コースの両側には大量の案山子が設置されており、応援の人より多いくらい。大会本部の盛り上がりを見ても、地元の人に愛されている大会なのかなと感じました。

 下りはちょっとペースを上げたので、ここで色々教えていただいた方とは離れ、一人旅に。往復することの多いコースなので、他の選手とのすれ違いが多くて、あそこまで追い付こうと目標を立てることが出来ました。

2つ目は壁

 2つ目の登りは初めから壁。1.5kmで120m登るので、目の前にかなりの傾斜が見えて、登る前から気持ちが折れそうになります。1つ目の登りが大した事なかったので、余計にそう感じてしまう気も。前の人についていく事だけを考えて、淡々と登りました。傾斜はキツイですが、距離が短いのが救いでしょうか。

 3つ目の登りはいつの間にか終了。この登りを折り返したら下りを頑張らないといけないので、どれくらいのペースで走ろうかと考えていたらいつの間にか折り返しのコーンが見えていました。走っている間中、次のペースなど何かを考えていたのは初めてかも、マラソンってシンプルな分大変ですね。

24km地点 〜 下り終了(35km地点)

ひたすら下り

 24km地点で大きな登りは終了し、ここからは11kmで170m下る緩やかな下り。今のコンディションで頑張れるのはこの区間しかないと思っていたので、ここは出来るだけペースを上げてみました。とはいえ、下りは痛めている右足が激痛。この辺りになると前後の選手と50m程度間隔が開くことも多く、ちょっと泣きそうになりながらも前の人に追いつく事だけ考えて先へ。これまで抑えていたのでどんどん抜かせて楽しいのですが、辛いの半分楽しいの半分で、とにかく耐えた区間。

 途中のエイドで小さなおむすびを食べたら米粒が鼻に入ってむせ返ったり、せっかく取った飴玉の包紙を開けたら落としたり、普段全くエイドの物を食べないので失敗だらけ。紙コップの給水だけはトライアスロンで慣れているので走りながら出来ました。もう少し補給する物があるだろうと何も持たずに走っていたのですが、基本は飴玉しかなくて、ちょっと危ないかもと思い始めたのもこの区間です。
 驚いたのは紙コップなどのゴミをキチンとゴミ箱に入れている事。同じように走るスポーツですが、トライアスロンだとその辺りに投げ散らかして行くのが普通なので、文化の違いに驚きました。どちらが良い悪いでは無いと思いますが、海外の大会ではどうなっているのか気になるところです。

35km地点 〜 ゴール

 平坦区間に入ると明らかに脚が動かなくなり、37km地点でお腹ペコペコ、少し頭もクラクラ。前に同じような感覚を味わっているので、これはエネルギィが足りていないなとすぐ分かりました。それでも残り5kmですし、何とか最後まで走れるだろうと出来るだけ走ることに。海沿いに戻ると風が強く、前後に風除けになりそうな人もいなくて大変でした。

 ただ、最後の1kmは上り坂になり、全く走れなくなってしまいました。顔も攣りそうで痺れていますし、かなり危ないなと思いながら歩いています。もうタイムとかも気になりませんし、とにかくゴールまでたどり着くこと優先。

 最後は下りなので、ヨチヨチ走ってなんとかゴール。明らかに栄養不足で、すぐにも全身攣りそう。ゴールの感慨も無く一目散に救護所へ向かって移動です。今止まると動けなくなることが分かったので、ここは頑張りました。

まとめ

 フルマラソンを走ってみて思うのは、思っていたよりも短く感じたという事。直前に故障をし、常にペースや自分の体の事を考えながら走っていたので景色もあまり見ていませんが、4時間があっという間でした。また、カメラや携帯電話など何も持って走らなかったので、余計に走ることだけに集中できました。
 失敗だったのはエイドの状況を把握していなかったこと。もう少し食べ物があると思っていたのですが、何もなくて焦りました。これは大会の規模が小さかったからでしょうか?やはりどんなレースでも最低限の栄養は持って走らなければなりません、今回だとジェルを3本持っていれば最後のエネルギィ切れは防げたかなと思います。おかげで初マラソンで救護所まで体験させていただき、大満足のマラソンとなりました。

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