サンビームやないで開催された「スタインウェイを弾く会」という催しに出させていただき、ドビュッシー「アラベスク第1番」を弾いてきました。ピアノを一曲弾くだけだし特に緊張もしないだろうと思っていたのですが、前夜は頭の中を楽譜がグルグル駆け巡り、あそこは何の和音だっけ?このフレーズは収める?と、気になる事が次から次へと出てきて3時頃まで眠れませんでした。
普段は目を閉じるとすぐに意識がなくなりますし、アンサンブルコンテストの時もすぐ眠れていたのですが、まだフルートよりもピアノの方が親しみがあるからか、緊張したみたいです。逆にいうと、フルートはまだ楽譜が巡るほど上手になれていないという事でしょう。
今日の主役はスタインウェイのフルコンサートグランドピアノ。籔程度だときちんと音も引き出せませんが、柔らかいいい音でした。1200人規模のホールで客席がほぼ空の状態だと、やはり響き過ぎて籠もった感じになります。ペダル使いを考える余裕もなく、もうなすがまま。ヤマハのフルコンもあるホールなので、次回は引き比べとか出来たら面白いなと思ったり。
演奏はルート音を間違えたところで焦ってしまいましたが、なんとか最後まで止まらずに。音楽だけは前に進める癖がついていて良かったなという感じでした。ほとんど知り合いもいないだろうなと思っていたのですが、会場へ行くと知り合いだらけですし、やはり柳井の音楽業界は狭いです。今回は初めての試みで13人と参加人数が少なかったのですが、少しずつ増えてワイワイできれば良いのになと思いました。