広島県立美術館で開催されている「没後70年 南薫造」を見に行きました。会期のほとんどが緊急事態宣言中に当たってしまい、この展覧会は見れなかったなと思っていたのですが、緊急事態宣言明けの3日間だけ特別に開かれることになったので見てきました。3日間と短い期間ですが、日本人画家ですし、それほど告知もしていなかったので人は少ないだろうという予想で行くと、その通り混んでいおらずゆっくり見ることが出来ました。この美術館は建物内に駐車場も完備されており、外を歩かずに行けるのも嬉しいところです。
作品は水彩画から油彩画、そして木版画まで全て独特な柔らかさで描かれており、作風も新しい影響をどんどん受けて変化していっているのが分かりました。芸術家というより画家という言葉がよく当てはまるなと感じました。個人的には光の強い作品が瑞々しくて好きでした。キュレーションも時代毎にまとめられたオーソドックスなもので、見やすいものでした。これだけの作品を集めて、緊急事態宣言の為にほとんど開会されないというのももったいないので、かなり無理はあったのだと思いますが3日間でも開いていただけて良かったです。