ホームコンサートへ向けて、Debussy「En Bateau(小舟にて)」のピアノ合わせをしました。ピアノ伴奏がある曲を演奏するのは今回で4回目ですが、今回は初めてのことも多く音を出すまで緊張していました。理由はこれまでの3回は相手がプロだったということ。レッスンで先生の指示通り演奏していればピアノが合わせてくれるという状況でしたが、今回は自分で積極的に音楽を作っていかなければなりません。
合図を出しながら演奏し、音を評価して、指示も出すというのは厳しいかと思っていましたが、全てのレベルが下がりつつも、なんとか全ての役割をする事ができたかなと感じました。それでも集中して聞いていると演奏が疎かになりますし、選曲が演奏できるギリギリのレベルだったかなと思います。少しずつアンサンブル力も付いてきましたが、まだまだ余裕がありません。これより難しい曲にしなくて良かったです。
今回の合わせで使用させていただいたグランドピアノは製作されて1年程度と新しいもの、最近の傾向なのか、個体の特性なのか分かりませんが、明るく澄んだ音色で好きな方向の音でした。よく考えてみると製造から数年という新しいグランドピアノを弾いたのは初めてだったかもしれません。少し弾かせていただき、フルート以外でも貴重な体験をさせていただきました。