JMSアステールプラザで開催された「稲川淳二の怪談ナイト」を見てきました。怪談というもののイメージすらない状態で見にいきましたが、約2時間のステージを休憩も挟まず、喋りだけで進めていくのは長年続けられているだけありました。ただ、そもそも「怖さ」という言葉に持っているイメージが籔とは違うようで、ずっと状況説明を聞いているような気分でした。怪談の楽しみ方が分かっていないのでしょうね。
照明や音響などが「少し暗くなっているかも、気のせいかな?」という程度のゆっくりとした変化をさせているものが多く、その変化が良い導入になっているように感じました。また、細かな設定を積み上げて現実味を出していくのも、短い時間で物語に入り込ませるのに必要な要素だったのかと思います。やはり準備が必要ということでしょうか。
客層は高齢寄りなのかと思っていましたが、意外なほど幅広く、これが一番の驚きだったかもしれません。まだまだ知らない世界はたくさんあります。
